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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

食品中の放射性セシウム検査のまとめ(8月30日発表)―福島産海産魚は3,158件連続ND、他道県はセシウム-

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)(3)。8月30日に12日までの食品中のセシウム検査結果が18日遅れで発表になりました(4)。お買い物の参考に頂ければ幸いです。前回に続き(5)今回もセシウム入り食品が見つかりました。事故から11年以上ですがセシウムに混入食品が見つかり続けています。牛肉を除く厚労省発表分の検査結果の概要は以下の通りです。
  ①検査数 331件
  ②平均は1キログラム当た2ベクレル、最大86ベクレル(宮城県産クマ)。
 厚生労働省や福島県の発表(1)(2)を解析すると
 ・福島産海産魚は3,158件連続ND、他道県はセシウム
 ・福島でリンゴの出荷が始まる。汚染がひどい主産地を検査しない福島県
 ・上昇する福島県産トウガラシのセシウム
等の特徴があり、福島産は「安全」とは言えません。なお、基準値は(6)に記載の通りです。

1.福島産海産魚は3,158件連続ND、他道県はセシウム

 海産魚の検査結果が追加になりました(2)。以下に示します。
他ではみつかっても福島産海産魚からは見つからないセシウム
 ※1(1)(2)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
 ※3 日付けは採取日
 図―1 海産魚の検査結果

 図に示すように福島を除く東日本で太平洋に面する全ての道県で見つかっています。一方、福島県が検査した福島産海産魚は厚生労働省や福島県の発表(1)(2)を数えると3,158件連続で検出限界未満(ND)です。海は繋がっているのに汚染源がある福島産からはセシウムが見つから無い等はおかしな話です。
 海産魚等の農水産物の出荷前検査は厚生労働省の発表(1)を見ると概ね福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター(7)実施しています。中立性に疑問があります。
 福島産は他よりも低く出る出荷前検査で安全とされ出荷されます。


2. 福島でリンゴの出荷が始まる。汚染がひどい主産地を検査しない福島県
 福島を代表する果物にリンゴがあります(8)。今年も出荷が始まりました(9)。福島市、伊達市、須賀川市が主要な産地です(10)。以下に示します。
事故から11年過ぎて汚染されている福島市、伊達市、須賀川市  凡例 
 ※1(11)(12)にて作成
 ※2 避難区域は(13)による。
 図―2 福島市、伊達市、須賀川市

 図に示す様に、旧避難区域に隣接し、ICRPが公衆の被ばく限度とする年1ミリシーベルト(14)を超えた地域が広がっています。さらに避難区域指定後に新たに放射線量が高いことが判明し、避難支援が行われた特定避難勧奨地点もこに地域に設定されいます(15)。福島のリンゴは、避難指示がでなかった場所としては最も汚染がひどい場所で栽培されています。確り検査して欲しいと思います。以下に主要産地(福島市、伊達市、須賀川市)の検査結果を示します。
検査結果が出てこない福島市、伊達市、須賀川市産リンゴ
 ※(16)を引用
 図-3 福島県福島市、伊達市、須賀川市産リンゴの検査結果

 図に示すように検査結果が出て来ません。それでも、福島県は福島産の安全を検査で確認していると主張しています(17)。
 福島産は検査されていなくても、検査で「安全」とされ出荷されます。

3.上昇する福島県産トウガラシのセシウム
 福島産トウガラシからセシウム見つかったと発表がありました(18)。以下に検査結果を示します。
上昇する福島産トウガラシのセシウム
 ※1(1)(2)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
 ※3 日付けはサンプル日
 ※4 基準値は(6)による
 図-4 福島県トウガラシの検査結果

 図に示すようにしばらくは検出限界未満(ND)が続いていましたが、再びのセシウムです。事故から11年以上が経過しましたが、福島産はセシウムが上昇することがあります。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 ・他より低く出る出荷前検査で「安全」とされ出荷される福島産
 ・検査していなくとも、検査で「安全」とされる福島産
 ・セシウムが上昇する福島産
 これでは「福島産、食べて応援、あの世行き」です(23)。
 (=^・^=)は心配なので
  「買わない」「食べない」「出かけない」の「フクシマ3原則」
を決めています。でも、これって(=^・^=)だけでは無いようです。
 福島県鏡石町の田んぼアートが見頃になりました(20)。同町の2019年産米全量・全袋検査数は約13万件です(21)。同町は人口約1.2万人の町なので(22)、町民が食べるには十分な量です。同町辺りのお米はおいしいそうです(23)。福島県は福島産は「安全」だと主張しています(24)。でも、福島県鏡石町スーパーのチラシには福島産米はありません。
他県産はあっても福島産米が無い福島県鏡石町のスーパーチラシ
他県産はあっても福島産米が無い福島県鏡石町のスーパーのチラシ
 ※(25)を引用
 図―5 福島産米が無い福島県鏡石町のスーパーのチラシ

 =^_^=も福島県鏡石町の皆様を見習い「フクシマ産」は食べません。

 
 
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)農林水産物の緊急時環境放射線モニタリング結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)加工食品等の放射性物質検査について - 福島県ホームページ
(4)食品中の放射性物質の検査結果について(1303報)
(5)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(8月16日発表)―千葉県産スズキからはセシウム、福島産は308件連続ND―
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)農林水産部 - 福島県ホームページ
(8)くだもの図鑑 – くだもの消費拡大委員会
(9)トピックス | JAふくしま未来
(10)くだものづくりがさかんな福島盆地
(11)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(令和3年8月31日~10月25日測定) 令和4年03月04日
(12)第13回原子力規制委員会 | 原子力規制委員会資料1 帰還困難区域の放射線防護対策について(特定復興再生拠点区域外における土地活用関連)【PDF:440KB
(13)避難区域の変遷について-解説- - 福島県ホームページ
(14)ICRP勧告(1990年)による個人の線量限度の考え (09-04-01-08) - ATOMICA -
(15)>緊急時避難準備区域について -首相官邸ホームページ-
(16)品目から探す | 福島県農林水産物・加工食品モニタリング情報⇒果物⇒ら行⇒り⇒リンゴ、福島市、伊達市、須賀川市で検索
(17)水・食品等の放射性物質検査 - ふくしま復興ステーション - 福島県ホームページ
(18)(2)⇒令和4年8月25日公表:野菜(R4.8.19-8.22採取分) [PDFファイル/267KB]⇒緊急時モニタリング検査結果について(福島県・野菜)(出荷制限等解除に向けたモニタリング検査について)⇒No3、No4
(19)めげ猫「タマ」の日記 福島産、食べて応援、あの世行き(2021年7月~22年6月)
(20)かがみいし2022田んぼアート | 鏡石町公式ホームページ[福島県]
(21)ふくしまの恵み
(22)鏡石町公式ホームページ[福島県]
(23)特産品 - すかがわ岩瀬 | JA夢みなみ
(24)福島県の食の安全の動画について - 福島県ホームページ
(25)鏡石店 – イオンスーパーセンター公式ウェブサイト
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テーマ:どうでもいい報告 - ジャンル:日記

  1. 2022/08/31(水) 19:47:35|
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