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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

食品中の放射性セシウム検査のまとめ(10月25日発表)-セシウム汚染食品の市場流出を11日間秘匿する岸田政権-

 食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)(3)。10月25日に14日までの食品中のセシウム検査結果が11日遅れで発表になりました(4)。お買い物の参考に頂ければ幸いです。前回に続き(6)今回も流通品からセシウム汚染が見つかりました。事故から11年半ですがセシウム汚染食品の市場流出が止まりません。牛肉を除く厚労省発表分の検査結果の概要は以下の通りです。
  ①検査数 278件中3件の基準超え
  ②平均は1キログラム当た2ベクレル、最大290ベクレル(岩手県産乾燥コウタケ)。
 厚生労働省や福島県の発表(1)(2)を解析すると
 ・セシウム汚染食品の市場流出を11日間秘匿する岸田政権
 ・東日本太平洋岸道県からセシウム、福島産は3,482件連続ND
 ・福島産シュンギクの汚染が酷い最大産地の検査結果がありません。
 ・上昇する福島県産柿のセシウム
等の特徴があり、福島産は「安全」とは言えません。なお、基準値は(6)に記載の通りです。


1.セシウム汚染食品の市場流出を11日間秘匿する岸田政権
  流通している岩手県産乾燥コウタケから基準値の1キログラムあたり100ベクレル(6)を超える同290ベクレルのセシウムが見つかったと発表がありました。検査は10月14日に終わっていたのですが、発表されたのは11日後の10月25日です(7)。基準を大きく超えたのセシウム汚染食品の市場流出がみつかっても岸田内閣は秘匿し、直ぐに発表されません。

2.東日本太平洋岸道県からセシウム、福島産は3,482件連続ND
 以下に東日本太平洋岸各道県の海産魚の検査結果を示します。
他では見つかっても福島産海産魚からは見つからないセシウム
 ※1(1)(2)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
 ※3 日付けは採取日
 図―1 海産魚の検査結果

 図に示すように福島を除く東日本で太平洋に面する福島以外の全ての道県で見つかっています。一方、福島県が検査した福島産海産魚は厚生労働省や福島県の発表(1)(2)を数えると3,482件連続で検出限界未満(ND)です。海は繋がっているのに汚染源がある福島産からはセシウムが見つから無い等はおかしな話です。
 海産魚等の農水産物の出荷前検査は厚生労働省の発表(1)を見ると概ね福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター(8)実施しています。中立性に疑問があります。
 福島産は他よりも低く出る出荷前検査で安全とされ出荷されます。


3. 福島産シュンギクの汚染が酷い最大産地の検査結果がありません。
 福島を代表する秋野菜にシュンギクがあります(9)。福島県伊達市が最大の産地です(10)。以下に示します。
 事故から11年半を経た今も汚染されている福島県伊達市   凡例 
 ※1(11)(12)にて作成
 ※2 避難区域は(13)による。
 図―2 福島県伊達市
 
 図に示すように旧避難区域に隣接し、ICRPが公衆の被ばく限度とする年1ミリシーベルト(14)を超えた地域が広がっています。さらに避難区域指定後に新たに放射線量が高いことが判明し、避難支援が行われた特定避難勧奨地点もこに地域に設定されいます(15)。福島のシュンギクは、避難指示がでなかった場所としては最も汚染がひどい場所で栽培されています。
 確り検査して欲しいと思います。以下に検査結果を示します。
検査結果が出てこない伊達市産シュンギク
 ※(16)で作成
 図-3 福島県伊達市産「シュンギク」の検査結果

 図に示すように検査結果が出て来ません。それでも、福島県は福島産の安全を検査で安全を確認していると主張しています(17)。
 福島産は検査されていなくても、検査で「安全」とされ出荷されます。

4.上昇する福島県産柿
 福島県産柿から1キログラム当たり58ベクレルのセシウムが見つかったと発表がありました(18)。以下に検査結果を示します。
上昇する福島県産柿のセシウム
 ※1(1)(2)を集計
 ※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
 ※3 日付けはサンプル日
 図―4 福島県産柿の検査結果

 図に示すよう上昇が続いています。福島産はセシウムが上昇することがあります。


<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 ・セシウム汚染食品の流出がみつかってもしばらく秘匿する岸田内閣
 ・他より低く出る出荷前検査で「安全」とされ出荷される福島産
 ・検査していなくとも、検査で「安全」とされる福島産
 ・セシウムが上昇する福島産
 これでは「福島産、食べて応援、あの世行き」です(19)。
 (=^・^=)は心配なので
  「買わない」「食べない」「出かけない」の「フクシマ3原則」
を決めています。でも、これって(=^・^=)だけでは無いようです。
 福島を代表するくだものにリンゴがあります(20)。今、福島県福島市ではリンゴ狩りが楽しめます(21)。同市はリンゴの季節です。福島市は福島最大のリンゴの産地です(22)。同市あたりのリンゴはサクサクした食感と甘みと酸味のバランスが良く、蜜入りもバツグンなのが特徴です(23)。福島県は福島産は「安全」だと主張しています(24)。でも、福島県福島市のスーパーのチラシには福島産リンゴはありません。
他県産はあっても福島産リンゴが無い福島県福島市のスーパーのチラシ
 ※(25)を引用
 図-5 福島産リンゴが無い福島県福島市のスーパーのチラシ



―参考にさせて頂いたサイト様および引用した過去の記事―
(1)報道発表資料 |厚生労働省
(2)農林水産物の緊急時環境放射線モニタリング結果【詳細】 - 福島県ホームページ
(3)加工食品等の放射性物質検査について - 福島県ホームページ
(4)食品中の放射性物質の検査結果について(1312報)
(5)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(10月18日発表)-セシウム汚染食品の市場流出を14日間秘匿する岸田政権-
(6)食品中の放射性物質への対応|厚生労働省
(7)(4)⇒3 国立医薬品食品衛生研究所における検査⇒ 検査結果(Excel:20 KB)⇒No6
(8)農林水産部 - 福島県ホームページ
(9)野菜 | JA全農福島
(10)福島県[伊達市]の農作物 | 夏秋きゅうり さやえんどう 桃 すもも ニラ 柿 | 雑穀類, いも類, 米, 野菜, 果物 | 生産/収穫/作付面積 | 福島県と日本の中の順位 | 市町村 | ジャパンクロップス
(11)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(令和3年8月31日~10月25日測定) 令和4年03月04日
(12)第13回原子力規制委員会 | 原子力規制委員会資料1 帰還困難区域の放射線防護対策について(特定復興再生拠点区域外における土地活用関連)【PDF:440KB
(13)避難区域の変遷について-解説- - 福島県ホームページ
(14)ICRP勧告(1990年)による個人の線量限度の考え (09-04-01-08) - ATOMICA -
(15)>緊急時避難準備区域について -首相官邸ホームページ-
(16)品目から探す | 福島県農林水産物・加工食品モニタリング情報⇒野菜⇒さ行⇒し⇒シュンギク、シュンギク(施設)および伊達市で検索
(17)水・食品等の放射性物質検査 - ふくしま復興ステーション - 福島県ホームページ
(18)(3)⇒●令和4年産の「カキ」を原料とするあんぽ柿及び干し柿等の乾燥果実の加工自粛要請について(令和4年10月4日) [PDFファイル/201KB]⇒No6
(19)めげ猫「タマ」の日記 福島産、食べて応援、あの世行き(2021年7月~22年6月)
(20)くだもの図鑑 – くだもの消費拡大委員会
(21)りんご狩り(10月~) | 福島市観光ノート - 福島市の観光Webメディア
(22)くだものづくりがさかんな福島盆地
(23)特産品を知る | JAふくしま未来について | JAふくしま未来
(24)福島県の食の安全の動画について - 福島県ホームページ
(25)保原店|店舗・チラシ情報|リオン・ドール

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  1. 2022/10/27(木) 19:47:16|
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