福島県の昨年12月中の人口動態が発表になったので(1)、各年1年間の葬式数を集計してみました。すると、福島産を許容する方が約67%の福島県郡山市・三春町の葬式(死者)数は
2010年1月(事故前)3,140人
2022年1月(昨年) 3,960人
で26%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら約ほぼ0(2×10
-22)でした。一方で福島産を許容する方は約7%の福島県相馬・南相馬市の葬式(死者)数は
年間の葬式(死者)数は
2010年1月から11月(事故前)1,300人
2022年1月から11月(昨年) 1,414人
で、あまり変わりません。(=^・^=)は
「福島産、食べて応援、あの世行(2022年)」
と思ってしまいました。
福島は事故によって汚染されました。

※1 (2)(3)にて作成
※2 避難地域は(4)による。
図―1 福島県郡山市・三春町、相馬・南相馬市、いわき市
図に示す様にICRPが公衆の被ばく限度とする年1ミリシーベルト(5)を超えた地域が広がっています。原発事故から11年半てすが福島は汚染されています。食べてよいか心配です。
これについて、自公政権は、福島(産)は「安全」であり、避ける行為を「風評被害」と呼んでいます(6)。でも、信じて良いか不安です。福島原発事故がおきるまでは自公政権は原発は安全と主張していました(7)。福島県も同様です(8)。でも大爆発です。そこで(=^・^=)なりに調べてみることにしました。福島産を許容する地域とそうでない地域を比較し、差が無ければ福島産は「安全」、差があれば「安全」とは言えないです。
福島県にあるひらた中央病院は、福島産米や野菜について避けるか否かのアンケート結果を発表しています。以下に示します。
表―1 福島産を許容すかのアンケート結果
※(9)を集計

福島県は福島を7つの生活圏に区分しています。県中地域に属する郡山市・三春町、相双地域に属する相馬・南相馬市(10)をひとまとめにして比較してみることにしました。表から計算すると、郡山市・三春町では福島産米や野菜を共に許容する方は67%です。一方で相馬・南相馬市では7%です。同じ福島県内でも地域によって福島産に対して温度差があります。
以下に各年の郡山市・三春町の合計の葬式数を示します。

※1(1)を通年でで集計
※2 震災犠牲者は(11)により、行方不明を含み、関連死を含まず
図―2 郡山市・三春町の葬式の推移
図に示す通り事故後に葬式が増えています。福島産米と野菜を共に許容する方が67%の福島県郡山市・三春町の葬式(死者)数は
2010年1月(事故前)3,140人
2022年1月(昨年) 3,960人
で26%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら約ほぼ0(2×10
-22)でした。
表―2 偶然に起こる確率の計算結果
※計算方法は(=^・^=)の過去の記事(12)による。

以下に各年の相馬・南相馬市の合計の葬式数を示します。

※1(1)を通年でで集計
※2 震災犠牲者は(11)により、行方不明を含み、関連死を含まず
図―3 相馬・南相馬市の葬式の推移
福島産米と野菜を共に許容する方が7%の相馬・南相馬市の葬式(死者)数は
2010年(事故前)1,300人
2022年(昨年) 1,414人
で、あまり変わりません
以下に各年のいわき市の葬式数を示します。

※1(1)を通年でで集計
※2 震災犠牲者は(11)により、行方不明を含み、関連死を含まず
図―4 いわき市の葬式の推移
福島産米と野菜を共に許容する方が37%のいわき市の葬式(死者)数は
2010年(事故前)3,975人
2022年(昨年) 4,711人
で19%増えています。郡山市と相馬市・南相馬市の中間でしょうか?
以下に表―1および図―2~4から作成した、葬式(死者)数の増加率と福島産米や野菜を共に許容する方の割合をまとめました。

※(1)(8)を集計
図―5 葬式(死者)数の増加率と福島産の許容割合
図に示す様に福島産を許容する程に葬式(死者数)が増えています。以下に相関図を示します。

※(1)(8)を集計
図―6 葬式(死者)数の増加率と福島産の許容割合との相関
図に示す様に1直線です。
(=^・^=)は
福島産、食べて応援、あの世行き(2022年)
と思ってしまいました。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
このような記事を書くと、御用学者はフクシマ産は検査で安全が確認されると言いそうです。以下に海産魚の検査結果を示します。

※1(13)(14)を集計
※2 NDは検出限界未満(見つからない事)を示す。
※3 日付けは捕獲日または購入日
図-7 海産魚の検査結果
図に示すように他ではセシウムが見つかっているのに、福島県が検査した福島産か海産魚は4,212件連続で検出限界未満(ND)です。海はつながっているのに、汚染源がある福島産海産魚からだけ見つからないのはおかしな話です。海産魚などの福島産農水産物の出荷前検査は厚生労働省の発表(13)を見ると概ね福島県農林水産部に属する福島県農業総合センター(15)が実施しています。中立性に疑問があります。検査で安全が確認されるとするなら、福島県の検査は正しいとことが必要ですが、そのような根拠がありません。
こんなデータが出て来ると(=^・^=)は不安なので
「買わない」「食べない」「出かけない」の「フクシマ3原則」
を決めています。でも、これって(=^・^=)だけでないようです。
福島を代表する冬のくだものにイチゴがあります(16)。今、福島県須賀川市ではイチゴ狩りが楽しめます(17)。同市はイチゴの季節です。福島県須賀川市あたりのイチゴはとても甘く、食感が特徴です(18)。福島県は福島産は「安全」だとしています(19)。でも、福島県須賀川市のスーパーのチラシに福島産イチゴがありません。

※(18)を引用
図-8 福島産イチゴが無い福島県須賀川市のスーパーのチラシ
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
>福島県の推計人口(令和5年1月1日現在) - 福島県ホームページ(2)
航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会⇒
福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(令和3年8月31日~10月25日測定) 令和4年03月04日(3)
第13回原子力規制委員会 | 原子力規制委員会⇒
資料1 帰還困難区域の放射線防護対策について(特定復興再生拠点区域外における土地活用関連)【PDF:440KB(4)
避難区域見直し等について - 福島県ホームページ(5)
ICRP勧告(1990年)による個人の線量限度の考え (09-04-01-08) - ATOMICA -(6)
処理水放出「先送りできず」 福島第1原発を初視察―岸田首相:時事ドットコム(7)
原子力安全・保安院関係(8)
福島第一原子力発電所3号機におけるプルサーマル実施に係る安全確認 - 福島県ホームページ(9)
研究報告|ひらた中央病院 | 医療法人 誠励会 | 福島県 医療 介護 リハビリ(10)
福島県の位置・人口・面積 - 福島県ホームページ(11)
平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報(四半期に1回更新) - 福島県ホームページ(12)
めげ猫「タマ」の日記 福島Q&A Q18.統計的な差ってなんですか?(13)
報道発表資料 |厚生労働省(14)
農林水産物の緊急時環境放射線モニタリング結果【詳細】 - 福島県ホームページ(16)
農林水産部 - 福島県ホームページ(17)
果物 | JA全農福島(18)
いちご狩り | Strawberry Paradise - ストロベリーパラダイス【公式サイト】(19)
>特産品 - すかがわ岩瀬 | JA夢みなみ(20)
福島県の食の安全の動画について - 福島県ホームページ(21)
ザ・ビッグ須賀川店 | 宮城県、福島県のイオングループのスーパーマーケット「ザ・ビッグ」 | マックスバリュ南東北
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- 2023/02/03(金) 19:40:15|
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