避難指示が2017年3月末に解除された福島県浪江町(1)の1月末時点の居住者は
住民登録 15,533人中1,964人(住民登録の12.6%)
です。(2)。でも、住民が戻りません。登頂の伝統芸能「田植え踊り」にとっても可愛い踊りてがデビューしたのですが(3)、求心力とはならず住民を戻る事はありませんでした。
福島県浪江町は福島県沿岸部北部にあります(1)。南隣の双葉町には福島第一原発があります(4)。先の事故では全域が放射能に汚染され避難地域となりました(1)。

※1(5)(6)にて作成
※2 避難区域は(7)による
図-1 福島県浪江町
図に示しように、ICRPが公衆の被ばく限度とする年1ミリシーベルト(8)を超えた地域が広がっています。原発事故から11年半ですが、汚染は続いています。そでれも自公政権は「安全」だとして(9)同町中心部(東部)の避難指示を2017年3月31日に解除しました(1)(7)。そして町の整備を進めて来ました。
2017年4月
・役場の町内への移転
・JR浪江駅再開(浪江-小高間運転再開)(以上(10))
2018年4月 こども園、小中学校再開(11)
2019年7月14日 イオン・浪江店の開店(12)
2019年11月24日 浪江町のご当地アイドル「浪江女子発組合」のお披露目(13)。
2020年3月14日 原発事故等の影響で不通になっていたJR常磐線の浪江(浪江町)-富岡(富岡町)が再開。これに伴い浪江駅の特急「ひたち」停車が復活(14)。
2020年8月1日 道の駅なみえがオープン(15)。
2021年10月17日 岸田総理訪問、同町の東日本大震災慰霊碑で献花及び黙礼後、道の駅なみえを視察(16)。
2022年
・4月23・24日 「ももクロ春の一大事2022」(ももクロのコンサート) を広野町、楢葉町共催(17)
・9月 教育研究施設「福島国際研究教育機構」の設置が決まり、岸田総理が視察に訪れる(18)
2023年
・1月 7日 20歳を祝う会を開催(19)
・2月19日 請戸の田植え踊りを実施、新人がデービュー(3)

※(3)をキャプチャー
図-2 請戸の田植え踊りでの新人がデービューを報じる福島のローカルTV局(TUF)
以下に浪江町で暮らしている人数の推移を示します。

※1 帰還者は(20)による。
※2 新規移住者は浪江町在住者(2)(21)―帰還者(20)で計算
図―3 浪江町在住者
1月末時点の居住者は
住民登録 15,533人中1,964人(住民登録の12.6%)
です。(2)。でも、住民が戻りません。福島の避難地域では伝統芸能の継承に苦労しています(22)。そうした中で、同町請戸の伝統芸能「田植え踊り」に図-2示す様に、とっても可愛い新人がデビューしたのですが、求心力とはならず住民を戻る事はありませんでした。
<余談>
図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
避難指示を解除してから5年半ですが、住民は戻りません。特に若い女性は戻りません。今は発表をやめたのですが、2022年8月時点で、浪江町の10代から30代女性の現住人口は全ての年代でマイナスです(23)。福島の女性はお隣の宮城や茨城比べても大変に綺麗です。

※(24)をキャプチャー
図-3 福島県浪江町請戸の綺麗な漁師さん
何処へ行っても歓迎されます。敢えて汚染されている浪江町に戻る必要はありません。
若い女性がいなくなれば子供が生まれなくなります。以下に避難先を含め浪江町民として生まれた子供の人数を示します。

※(23)を通年1年間で集計
図-5 浪江町の出生数
図に示すようにどんどん減っています。数値を記載すると
事故前(2010年)171人(男の子85人、女の子86人)
昨年(2022年) 50人(男の子24人、女の子26人)
で、事故前の3分の1以下です。若い女性が戻らない浪江町はやがて子供がいない町になります。
浪江町請戸には漁港があり(24)、漁業が盛んです。でも、厳しいようです。
福島県に水揚げされる魚のなかで、年間の水揚げ額が最も高いのがカツオです。福島県のいわき市小名浜港は全国主要43港のなかでも水揚げ額で上位を誇ります(25)。福島県は福島産は安全だと主張しています(26)。でも、福島県いわき市小名浜のスーパーのチラシには福島産カツオはありません。

※(27)を引用
図―6 福島県産カツオが無い福島県いわき市小名浜のスーパーのチラシ
(=^・^=)も福島県いわき市小名浜の皆様を見らない「フクシマ産」は食べません。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
浪江町 - Wikipedia(2)
浪江町ホームページ トップページ(3)
2歳だった女の子、踊り手に 「田植踊」の伝統守る指導者の悲願 浪江町の安波祭 福島 - YouTube(4)
福島第一原子力発電所 - Wikipedia(5)
航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会⇒
福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(令和3年8月31日~10月25日測定) 令和4年03月04日(6)
第13回原子力規制委員会 | 原子力規制委員会⇒
資料1 帰還困難区域の放射線防護対策について(特定復興再生拠点区域外における土地活用関連)【PDF:440KB(7)
避難区域の変遷について-解説- - 福島県ホームページ(8)
ICRP勧告(1990年)による個人の線量限度の考え (09-04-01-08) - ATOMICA -(9)
国連報告者、福島事故の帰還で日本を批判 :日本経済新聞(10)
浪江町の歴史4(復興創生期) | 浪江町ホームページ(11)
平成30年度上半期の話題 | 浪江町ホームページ(12)
7/14、福島県浪江町に「イオン浪江店」オープン|イオン株式会社のプレスリリース(13)
雨でも大盛り上がり「復興なみえ町十日市祭」が開催されました | 浪江町ホームページ(14)
震災から9年、JR常磐線全線再開通に喜びの声 | 浪江町ホームページ(15)
道の駅なみえ - Wikipedia(16)
令和3年10月17日 福島県訪問 | 令和3年 | 総理の一日 | ニュース | 首相官邸ホームページ(17)
ももクロ春の一大事2022 ?笑顔のチカラ つなげるオモイ in 楢葉・広野・浪江 三町合同大会?.(18)
復興へ立地効果期待 浪江に国際研究機構、人でにぎわう地域に:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet(19)
>祝・20歳!浪江町で二十歳を祝う会が開催されました【なみえチャンネル第409回】 - YouTube(20)
町民の避難状況 - 浪江町ホームページ(21)
広報なみえ - 浪江町ホームページ(22)
「つないでいかないと」原発事故で危機の伝統芸能を学生が継承 代表の女子学生の思い | 福島のニュース│TUF (1ページ(23)
>福島県の推計人口(令和5年1月1日現在) - 福島県ホームページ(24)
請戸漁港PRパンフレット 農林水産省(25)
小名浜のカツオ|福島県|全国のプライドフィッシュ|プライドフィッシュ(26)
福島県の食の安全の動画について - 福島県ホームページ(27)
イオンスタイル いわき小名浜のチラシ・特売情報 | トクバイ
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- 2023/02/25(土) 19:52:24|
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