今日(8月30日)に東京電力から4号機原子炉建屋の点検結果が発表されました(1)。そこにコンクリートの強度の検査結果の図が乗っていました。
※東京電力のデータ(1)データを(=^・^=)が編集
※前回検査は2012年5・6月、今回検査は同8月
図―1 福島第一原子力発電所4号機原子炉建屋コンクルート強度
東京電力は記者会見で(2)では、前回と今回に差がないと言っているようですが、(=^・^=)には強度が下がっているように見えます。数値は記載されていないので、グラフから数値を読んで、(=^・^=)なりに偶然に起こる確率を計算してみました。
表―1 偶然に起こる確率(危険率)の計算表
※危険率(偶然に起こる確率)の計算方法は(3)による。

(=^・^=)の計算では、偶然にこのような強度低下が誤って測定される確率(危険率)は1%以下です。(=^・^=)には偶然とは思えません。
以下に、前回の検査からどれだけ強度が低下したか図にしてみました。

図―2 4号機原子炉建屋の強度の増減
なんか二階(2F)部分の強度の劣化がひどいような気がします。基準値は22.1N/mm
2だそうです(1)。このペースで行ったら半年もしたら、基準値を割り込んだりして・・・。(=^・^=)は心配です。なお、22.1N/mm
2は、1cm角(1cm
2)で、約230kgに耐えられる強度です。
<余談>
今日、冷却用の注水に大変なトラブルがありました(4)。これについては他のトラブルとまとめ別に記事にしたいと思います。
-参考にしたサイト様-
(1)
福島第一原子力発電所4号機原子炉建屋の健全性確認のための定期点検結果(第2回目)について(PDF 1.02MB)(2)
映像|写真・映像ライブラリー|東京電力(3)
t検定 - Wikipedia(4)
福島第一原子力発電所1~3号機における原子炉注水量の低下について|プレスリリース|東京電力
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- 2012/08/30(木) 21:09:05|
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