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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島の要らない物、7回-「東日本大震災・原子力災害伝承館」

1945年代以降に日本は核の惨劇(1)(2)や公害などを起こしました(3)。このような惨劇の再発を祈念し、資料館が作られています(4)(5)(6)(7)(8)。フクシマは「ヒロシマ、ナガサキ、フクシマ」と語られるとおり(9)核の惨劇です。そして公害です(3)。
「フクシマ」は「ヒロシマ」「ナガサキ」と同様の核の惨劇の場です(1)。そして、水俣病、イタイイタイ病、新潟水俣病と同じく、公害です(2)。核の惨劇も公害も再び起こしてはいけないなずはです。「ヒロシマ」や「ナガサキ」の惨劇を伝える資料館が設置されています(3)(4)。水俣病、新潟水俣病、イタイイタイ病などの資料館が設置され、原因企業であるチッソ、昭和電工、三井金属について言及しています(5)(6)(7)。
一方で、「フクシマ」の惨劇と公害をも扱う「東日本大震災・原子力災害伝承館」では、復興が強調され(10)、公害の原因企業である東京電力への批判が封じられています(11)。このような施設では「フクシマ」の惨劇が美談にされ、再発を誘導しかねません。「東日本大震災・原子力災害伝承館」は要らない物です。
 1945年にアメリカが核兵器を使用し、ヒロシマとナガサキで核の惨劇が起こりました(1)。核の惨劇が二度と起こらないことを祈念しヒロシマとナガサキに資料館が作られました(4)(5)。。
 企業等が活動を通じて有害物質を環境中に流出させ汚染を引き起こす「公害」が発生しました。新日本窒素水俣工場はメチル水銀化合物を水俣湾に排出しの同湾の魚介類を汚染し(12)、1950年代こらからこれを食べたかたが水銀中毒が見つかり、酷い場合は死亡しました(13)。そして水俣市は資料館が設置しました(6)。資料にはチッソの名前がでており「会社の利益を優先してその事実を隠していました。」と、チッソを批判する記述もあります(14)。
 新潟水俣病(だいにみなまたびょう)とは、日本の化学工業会社である昭和電工の廃液による水銀汚染で起きた水銀中毒、1965年(昭和40年)に確認されました(15)。そして新潟県は資料館を作りました(4)。設立の趣旨を「当館では、水俣病のような悲惨な公害を繰り返してはならないという決意のもと、新潟水俣病の経験と教訓を後世に伝えるとともに、水の視点から環境を大切にする意識を育み、公害の根絶と環境保全の重要性をご来館の皆様に認識していただきたいと考えています。」としています(16)。新潟水俣病の再発防止を目的とした施設としています。1966年6月に「昭和電工、工場排水説に反論し『阿賀野川下流流域中毒事件に対する見解(農薬説)』を発表」などの記載がり(17)、原因企業である昭和電工が別の説をでっちあげ、責任逃れをした記述があります。
 岐阜県の三井金属鉱業神岡事業所(神岡鉱山)による鉱山の製錬に伴う未処理廃水に含まれる有害物質(カドミム)神通川に流され下流域の富山県富山市を中心の汚染が発生し、富山県婦負郡婦中町(現・富山市)において、1910年代から1970年代前半にかけて「イタイイタイ病」が多発しました(18)。そして富山県はイタイイタイ病資料館がつくられました(8)。同館について富山県は「イタイイタイ病のような公害が今後二度と繰り返されることのないよう、皆様には、ご来館を機に、環境と健康の大切さを改めて認識していただければ幸いに存じます。」と紹介しています(19)。また「三井金属鉱業側はカドミウムによる人体への影響やその仕組みが解明されないと因果関係があるとはいえないと主張し争いました。」と記載し(20)、加害者である三井金属が責任逃れをした事実が記述されています。
 このように公害の資料館では再発防止を祈念し、加害企業の責任について触れています。
 東京電力は津波対策の手抜きし(21)、核事故の深刻度を示す国際的指標である国際原子力事象評価尺度(INES)の(22)最高レベルのレベル7に相当する核事故を起こしました(10)。これは「ヒロシマ、ナガサキ、フクシマ」と語られるとおり(9)核の惨劇です。また、有害な放射性物質を環境中に放出しているので「公害」です。
 事故で多量の放射能が環境中に流出し、福島を中心に広範な放射能汚染を引き起こしました。
事故から12年以上が過ぎて特異的に汚染されている福島 凡例
 ※1(23)(24)にて作成
 ※2 避難区域は(25)による
 図―1 特異的に汚染されている福島

 図に示す様にICRPが公衆の被ばく限度とする年1ミリシーベルト(26)を超えた地域が広がっています。事故から12年以上が経過しましたが、福島は汚染されたままです。
 公式には原発事故による直接の死者はいない事になっていますが(27)、事故後のフクシマでは、合計特殊出生率の低下、自然死産率の増加、計画的避難区域での出生性比の異常などの出生異常が起きています(28)。子供の甲状腺がんが当初の想定を超えてみつかりました(29)。そして、多くの若い女性が福島を去っていきました(30)。
事故後に増えた福島からの若い女性の脱出
 ※(31)をを各年度(4月から翌年3月の1年間)で集計
 図-2 福島の20代前半の社会的増減の割合

 福島原発事故は世界に2例しかない最悪レベルのレベル7の核の惨劇であり(22)、最も酷い公害です。賠償総額を見ると
  水俣病     1,689億円(31)
  新潟水俣病   1、2次訴訟の総額で約8億円(32)
  イタイイタイ病   約24億円(18)
  福島原発事故    約11兆円(33)
で、福島原発事故の賠償支払い額は他の公害と桁違いです。福島原発事故は最も大規模な公害です。福島でも原発事故を扱う資料館「東日本大震災・原子力災害伝承館」が作られました(35)。でも目的はフクシマの核の惨劇や放射性物質による大規模公害の再発防止を祈念するもではありません。目的は「福島が復興に向き合ってきた『証』を、アーカイブ(資料)として収集、保存、展示すること」です(36)。、復興が強調され(10)、原因企業である東京電力への批判が封じられています(11)。このような施設では「フクシマ」の惨劇が復興で頑張る福島の美談すり替えられ、福島原発事故の再発を誘導しかねません。「東日本大震災・原子力災害伝承館」は要らない物です。


<余談>
 福島には要らない物が他にもやります。よかったら見てください(めげ猫「タマ」の日記 福島の要らない物)(17)。
 「東日本大震災・原子力災害伝承館」がいくら復興を喧伝しても、福島は復興していません。事故から12年以上ですが、福島の皆様は放射能を気にする生活を強いられています。
  福島を代表する野菜にピーマンがあります。7月に入り出荷のピークを迎えました(37)。福島のピーマンはおいしいとの事です(238)。福島県は福島産は「安全」だと言い放っています(39)。でも福島県福島市のスーパーのチラシに福島産ピーマンはありません。
他県産はあっても福島産ピーマンが無い福島県福島市のスーパーのチラシ
 ※(40)を引用
 図―3 福島産ピーマンが無い福島県福島市のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県福島市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。 




―参考にさせて頂いたサイト様および引用した過去の記事―

(1)日本への原子爆弾投下 - Wikipedia
(2)福島第一原子力発電所事故 - Wikipedia
(3)公害 - Wikipedia
(4)広島平和記念資料館
(5)長崎原爆資料館 - Wikipedia
(6)水俣病資料館
(7)新潟県立環境と人間のふれあい館 -新潟水俣病資料館- | 公害資料館のわ
(8)富山県/(5)美しい水と大地を取り戻してきた環境
(9)ヒロシマ、ナガサキ、フクシマ / 田口 ランディ【著】 - 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア
(10)展示 – 東日本大震災・原子力災害伝承館
(11)国や東電の批判NG? 伝承館語り部に要求、原稿添削も:朝日新聞デジタル
(12)水俣病の発生・症候 - 熊本県ホームページ
(13)水俣病 - Wikipedia
(14)3 チッソについて
(15)第二水俣病 - Wikipedia
(16)新潟県立環境と人間のふれあい館~新潟水俣病資料館~
(17)新潟県立環境と人間のふれあい館~新潟水俣病資料館~
(18)イタイイタイ病 - Wikipedia
(19)富山県/ごあいさつ
(20)富山県/住民たちが勝ち取った裁判
(21)めげ猫「タマ」の日記 福島Q&A Q39.福島原発事故が起きた原因は?
(22)環境省_国際原子力事象評価尺度
(23)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(令和4年9月1日~10月21日測定) 令和5年03月10日
(24)第13回原子力規制委員会 | 原子力規制委員会資料1 帰還困難区域の放射線防護対策について(特定復興再生拠点区域外における土地活用関連)【PDF:440KB
(25)避難区域の変遷について-解説- - 福島県ホームページ
(26)ICRP勧告(1990年)による個人の線量限度の考え (09-04-01-08) - ATOMICA -
(27)自由民主党高市政調会長の暴言に抗議し被災者の前で発言の撤回と謝罪を求める決議 浪江町
(28)めげ猫「タマ」の日記 福島Q&A Q42.原発事故後、福島で出生異常は起きていませんか?
(29)めげ猫「タマ」の日記 福島・小児甲状腺がん314人、まだまだ増える
(30)めげ猫「タマ」の日記 若い女性が逃げて行く、2022年度の福島
(31)福島県の推計人口(令和5年6月1日現在) - 福島県ホームページ
(32)特措法に基づく水俣病問題の解決にあたって | 水俣病問題について|チッソ株式会社
(33)第4章 救済を求めた被害者の活動(水俣病訴訟) niigata.lg.jp
(34)賠償金のお支払い状況|東京電力
(35)東日本大震災・原子力災害伝承館
(36)当館について – 東日本大震災・原子力災害伝承館
(37)旬果旬菜 | JA全農福島
(38)福島のおいしいをお届け!=福島県産ピーマン= : The Lynne's MealtimesⅡ
(39)福島県の食の安全の動画について - 福島県ホームページ
(40)イトーヨーカドー 福島店
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  1. 2023/07/27(木) 19:41:00|
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