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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

住民が戻らない浪江町、夏祭りも効果なし

 避難指示が2017年3月末に解除された福島県浪江町(1)に居住している方は
  住民登録 15,353人中2,106人(13.7%)(2)
で、住民が戻りません。夏祭りが開催されたのですが(3)、住民を呼び戻す効果はありませんでした。
 福島県浪江町は福島県沿岸部北部にあります(1)。南隣の双葉町には福島第一原発があります(4)。先の事故では全域が放射能に汚染され避難地域となりました(1)。 
事故から12年以上過ぎて汚染されている福島 凡例
 ※1(5)(6)にて作成
 ※2 避難区域は(7)による
 図-1 福島県浪江町

 図に示しように、ICRPが公衆の被ばく限度とする年1ミリシーベルト(8)を超えた地域が広がっています。原発事故から12年ですが、汚染は続いています。そでれも自公政権は「安全」だとして(9)同町中心部(東部)の避難指示を2017年3月31日に解除しました(1)(7)。さらに今年3月31日には、より汚染が酷い特定復興拠点の避難指示を解除しました(10)。以下に示します。
避難指示解除も汚染が酷い浪江町 凡例
 ※1(5)(6)にて作成
 ※2 避難区域は(7)による
 図-2 福島県浪江町の避難区域 

そして町の整備を進めて来ました。
  2017年4月
   ・役場の町内への移転
   ・JR浪江駅再開(浪江-小高間運転再開)(以上(11))
  2018年4月 こども園、小中学校再開(12)
  2019年7月14日 イオン・浪江店の開店(2)

  2019年11月24日 浪江町のご当地アイドル「浪江女子発組合」のお披露目(13)。
  2020年3月14日 原発事故等の影響で不通になっていたJR常磐線の浪江(浪江町)-富岡(富岡町)が再開。これに伴い浪江駅の特急「ひたち」停車が復活(14)。
  2020年8月1日 道の駅なみえがオープン(15)。
  2021年10月17日 岸田総理訪問、同町の東日本大震災慰霊碑で献花及び黙礼後、道の駅なみえを視察(17)。
  2022年
   ・4月23・24日 「ももクロ春の一大事2022」(ももクロのコンサート) を広野町、楢葉町共催(16)
   
  2023年
   ・3月31日 「特定復興拠点」の避難指示を解除(10)
   ・4月 1日 福島国際研究教育機構開所(18)
   ・8月19日 夏祭り開催(3)

 以下に浪江町で暮らしている人数の推移を示します。
住民が戻らない浪江町
 ※1 帰還者は(20)による。
 ※2 新規移住者は浪江町在住者(3)(19)―帰還者(20)で計算
 図―3 浪江町在住者

 図に示す様に住民が戻りません。数値を記載すると4月末の居住者は
   住民登録  15,353人中2,106人(13.7%)(2)
 で、住民が戻りません。夏祭りが開催されたのですが(3)、住民を呼び戻す効果はありませんでした。


<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 避難指示を解除してから6年超ですが、住民は戻りません。特に若い女性は戻りません。今は発表をやめたのですが、2022年8月時点で、浪江町の10代から30代女性の現住人口は全ての年代でマイナスです(21)。福島の女性はお隣の宮城や茨城比べても大変に綺麗です。
福島の綺麗な女性
 ※(22)をキャプチャー
 図-4 福島の綺麗な女性

 何処へ行っても歓迎されます。敢えて汚染されている福島にいる必要はありません。
 若い女性がいなくなれば子供が生まれなくなります。以下に避難先を含め浪江町民として生まれた子供の人数を示します。
減少が続く浪江町の出生数
 ※(21)各年度(8月~翌年7月)
 図-5 浪江町の出生数

 図に示すようにどんどん減っています。数値を記載すると
  事故前(2009年8月~10年7月)183人(男の子84人、女の子99人)
  近々1年(2022年8月~23年7月)45人(男の子20人、女の子25人)
で、事故前の4分の1以下です。若い女性が戻らない浪江町はやがて子供がいない町になります。住民が戻らないのには不安もあると思います。事故から12年以上ですが、福島の皆様は放射能への注意を強いられています。
 今年もTOKIOの福島産夏野菜のテレビCMが流れました。そこにはキュウリが出てきます(23)。福島県相馬市あたりのキュウリはほてった体を冷やす効果があり、夏場にぴったりの食材です(24)。福島県は福島産は「安全」と主張しています(25)。でも、福島県相馬市のスーパーのチラシには福島産キュウリはありません。
他県産はあっても福島産キュウリが無い福島県相馬市のスーパーのチラシ
 ※(26)を引用
 図‐6 福島産キュウリが無い福島県相馬市のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県相馬市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。

  

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)浪江町 - Wikipedia
(2)浪江町ホームページ トップページ
(3)>令和5年8月「まちの話題」 - 浪江町ホームページ
(4)福島第一原子力発電所 - Wikipedia
(5)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(令和4年9月1日~10月21日測定) 令和5年03月10日
(6)第13回原子力規制委員会 | 原子力規制委員会資料1 帰還困難区域の放射線防護対策について(特定復興再生拠点区域外における土地活用関連)【PDF:440KB
(7)避難区域の変遷について-解説- - 福島県ホームページ
(8)ICRP勧告(1990年)による個人の線量限度の考え (09-04-01-08) - ATOMICA -
(9)国連報告者、福島事故の帰還で日本を批判  :日本経済新聞
(10)>特定復興再生拠点区域の避難指示解除について - 浪江町ホームページ
(11)浪江町の歴史4(復興創生期) | 浪江町ホームページ
(12)平成30年度上半期の話題 | 浪江町ホームページ
(13)雨でも大盛り上がり「復興なみえ町十日市祭」が開催されました | 浪江町ホームページ
(14)震災から9年、JR常磐線全線再開通に喜びの声 | 浪江町ホームページ
(15)道の駅なみえ - Wikipedia
(16)令和3年10月17日 福島県訪問 | 令和3年 | 総理の一日 | ニュース | 首相官邸ホームページ
(17)ももクロ春の一大事2022 ?笑顔のチカラ つなげるオモイ in 楢葉・広野・浪江 三町合同大会?.
(18)
(19)広報なみえ - 浪江町ホームページ
(20)町民の避難状況 - 浪江町ホームページ
(21)福島県の推計人口(令和5年8月1日現在) - 福島県ホームページ
(22)大熊町の義務教育学校・学び舎ゆめの森 新校舎で2学期スタート 自由な発想で自主性育てる<福島県> (23/08/25 17:40) - YouTube
(23)「TOKIO」が福島県産農林水産物PR新CM 14日から放映 「夏だ!ふくしまウマイぞ!」 | 福島民報
(24)特産品を知る | JAふくしま未来について | JAふくしま未来
(25)福島県の食の安全の動画について - 福島県ホームページ
(26)Webチラシ情報 | フレスコ相馬店
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