福島県の8月中の人口動態が発表されたので(1)見たたら、8月中に双葉町で生まれたか赤ちゃんは男の子1人、女の子が3人で女の子が多く生まれています。これではよくわからないので、2016年以降を集計すると
男の子 95人
女の子 133人
でした。このような事が偶然に起こる確率を計算したら統計的な差があるとされる5%を下回る(2)1.2%でした。通常は男の子が多く生まれるので(3)、異常な事態です。放射線影響研究所は広島や長崎で遺伝的影響が無かったことの根拠に、生まれて来る赤ちゃんの男女の比率(出生性比)(3)に異常がなかったことをあげています(4)。広島や長崎で見つからなかった事が福島では起こっています。広島や長崎のデータを元に福島は「安全」との主張は非科学的です。
福島は原発事故の放射能汚染により避難地域が設定されました(5)。以下に示します。
※1(6)(7)にて作成
※2 避難区域・旧避難区域は(5)による
図-1 原発事故から12年半を経ても汚染されている福島
図に示す様に、原発事故では東部の一部が避難地域になりました。また、事故から12年以上ですが、ICRPが公衆の被ばく限度とする年1ミリシーベルト(8)を超えた地域が広がっています。事故からまもなく11年ですが福島は汚染されています。
福島県双葉町は図に示す様に全域に避難指示がでました(5)。同町の11歳の少女が甲状腺に100ミリシーベルト程度の被曝(ひばく)をした可能性があると試算されていなど(9)、事故直後の被ばくは酷かったと推定されます。
福島県の8月中の人口動態が発表されたので見たたら、8月中に双葉町で生まれたか赤ちゃんは男の子1人、女の子が3人で女の子が多く生まれています。これではよくわからないので、各年の出生数を集計してみました。

※1(1)を通年ので集計
※2 2023年は8月まで
図―2 双葉町の赤ちゃん誕生数
図に示すように2016年以降は女の子が多く生まれています。2016年以降を集計すると
男の子 95人
女の子 133人
で女の子が多く生まれています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら、統計的な差があるとされる5%(3)を下回る1.2%でした。以下に偶然に起こる確率の計算結果を示します。
表―1 偶然に起こる確率の計算結果(双葉町)
※ 計算方法な=^_^=の過去の記事(10)による。

同町は20km圏内にあり、事故翌日の3月12日には避難指示が出ています(5)。福島県全体から見れば住民が多く被ばくした町と推定されます。同町の大部分は福島県内に避難しています(11)。また、避難区域への一時立ち入りが認められています(12)。被ばくの影響は積算線量(浴びた放射線の総量)が重要です(11)。双葉町民の積算線量は日々、増え続けています。
被ばくの影響は積算線量が重要です(13)。放射線量は低下したとしても、図―1に示す様に福島は汚染されています。福島の皆様の積算線量は日々、増え続けています。事故直後に現れなかった事が、数年後に現れても不思議はありません。
福島の女性はお隣の宮城や茨城に比べても大変に綺麗です。

※(14)をキャプチャー
図―3 福島の綺麗な女性
でも、喜んでばかりもいられないようです。ABCCは1947年にアメリカ政府で設立された研究機関で、広島や長崎に投下さえた原爆の影響について調査しました。その後1972年に日米共同の「放射線影響研究所」に改組され(15)、現在も続いています(4)。放射線影響研究所は我が国において放射線影響に関し最も実績のある研究機関です。そこが広島・長崎の原爆投下では遺伝的影響がないとしています。その根拠の一つに生まれて来る赤ちゃんの男女比(出生性比)に異常がなかったことあげています(4)(16)。
長崎や広島では見つからなかった事が福島では見つかっています。広島や長崎の結果を元に福島は「安全」とする説明は「非科学的」です。福島の方の23.5%が遺伝的影響を心配しています(17)。
<余談>
図表が小さいとご不満の方は、画像をクリックしてください。
放射線影響研究所は広島や長崎の原爆投下では遺伝的影響がない根拠に、自然死産の増加が無かったこともあげています(4)。以下に福島の事故前後の自然死産率の推移を示します。
以下に福島の事故前後の自然死産率の推移を示します。

※(18)を集計
図―4 福島県の自然死産率の推移
事故後に懐妊した赤ちゃんが生まれるであろう2012年以降に自然死産率は全国平均の1.5倍に跳ね上がっています。このような増加が偶然に起こる確率を計算したら1.3%(19)なので、偶然とは思えません。
(=^・^=)は不安なので
「買わない」「食べない」「出かけない」の「フクシマ3原則」
を決めています。でも、これって(=^・^=)だけではないようようです。
福島を代表する食材にナメコがあります。福島県の会津地方が主要な産地です(20)。福島のナメコはぬめりが強くしっかりした歯ごたえが特徴です(21)。福島県は福島産は安全だと広報しています(22)。でも、福島県会津地方のスーパーのチラシには福島産ナメコはありません。

(23)を引用
図‐5 福島産ナメコが無い福島県会津地方のスーパーのチラシ
―参考にさせて頂いたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
福島県の推計人口(令和5年9月1日現在) - 福島県ホームページ(2)
有意水準とは - 統計学用語 Weblio辞書(3)
出生性比(4)
原爆被爆者の子供における放射線の遺伝的影響 ? 公益財団法人 放射線影響研究所 RERF(5)
避難区域の変遷について-解説- - 福島県ホームページ(6)
航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会⇒
福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(令和3年8月31日~10月25日測定) 令和4年03月04日(7)
第13回原子力規制委員会 | 原子力規制委員会⇒
資料1 帰還困難区域の放射線防護対策について(特定復興再生拠点区域外における土地活用関連)【PDF:440KB(8)
ICRP勧告(1990年)による個人の線量限度の考え (09-04-01-08) - ATOMICA -(9)
11歳少女が甲状腺に100ミリシーベルト被曝か 福島事故後、公表せず :日本経済新聞(10)
めげ猫「タマ」の日記 福島Q&A Q18.統計的な差ってなんですか?(11)
避難状況| 双葉町公式ホームページ(12)
一時立入のお知らせ(町民向け)| 双葉町公式ホームページ(13)
放射線の健康への影響は積算線量が決める | 原子力災害専門家グループ | 東電福島原発・放射能関連情報 | 首相官邸ホームページ(14)
「緊急時避難準備区域」解除から12年 広野町が「復興創生の日」制定〈福島県〉:ニュース - FTV 福島テレビ(15)
原爆傷害調査委員会 - Wikipedia(16)
全文 - 放射線影響研究所(17)
第48回「県民健康調査」検討委員会(令和5年7月20日)の議事録について - 福島県ホームページ⇒
資料3 令和3年度「こころの健康度・生活習慣に関する調査」結果報告 [PDFファイル/1.84MB](18)
保健福祉部関係の統計情報データベース(過去倉庫) - 福島県ホームページ⇒福島県人口動態統計確定数
(19)
めげ猫「タマ」の日記 福島の自然死産率は全国平均の1.5倍(20)
ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ(21)
なめこ ふくしまプライド。(22)
福島県の食の安全の動画について - 福島県ホームページ(23)
>MEGAドン・キホーテUNY 会津若松店の店舗情報・WEBチラシ|驚安の殿堂 ドン・キホーテ
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- 2023/10/03(火) 19:44:07|
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