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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

若い女性が逃げて行く、2023年1-10月の福島

 10月中の福島県の人口動態が発表になったので(1)、各年1-10月の20代前半女性の社会減の割合を集計したら
 事故前(2010年1-10月)3%減
 今年(2023年1-10月) 5%減
で、事故前より増えています。福島は汚染されており当然の事です。
 福島は原発事故によって汚染されました。
事故から12年以上が過ぎて特異的に汚染されている福島 凡例
 ※1(2)(3)にて作成
 ※2 避難区域は(4)による
 図―1 特異的に汚染されている福島

 図に示す様にICRPが公衆の被ばく限度とする年1ミリシーベルト(5)を超えた地域が広がっています。事故から12年以上が経過しましたが、福島は汚染されたままです。
 既に除染は終っており(6)、今後は自然に放射線量が下がるのを待つしかありません。福島で放射線源はセシウム137です(7)。セシウム137は半分になるのに30年かかります。4分の1になるには60年、一桁下がるには100年がかかります(8)。若い方も含め、福島で暮らすことは一生涯に渡り放射能と暮らすことを意味します。
 以下に月別社会的増減を示します。
3,4月に動く福島の社会増減
 ※(1)を集計
 図-2 福島の社会的増減

 図に示す様に福島の人口移動は3、4月に集中しています。各年1-10月を集計ですればその年の傾向がつかめます。
 福島県の10月中の人口動態が発表になったので(1)、各年1-10月の年齢階層別の社会増減を集計してみました。
20代前半女性で顕著な福島の社会減
 ※(1)を各年1-10月の10ヵ月間で集計
 図―3 福島県の年齢階層別社会増減

 図に示す様に20代前半女性で顕著です。数値を記載すると、20代前半の社会減は
 男性   995人減
 女性 1,728人減
で(1)、男性に比べ多くの20代前半女性が福島から逃げ出しています。20歳前後は就職や大学進学といった新たな一歩を踏み出す時期です。福島の方は福島に残るか、去るかの選択を迫られる時でもあります。そして多くの若い女性が福島県外からのスタートを決断したようです。
 事故前から若い方の福島脱出はありました。以下に各年1-10月の福島県の20代前半の社会増減を示します。
男性に比べ多い福島の若い女性脱出
 ※(1)を各年1-10月の10ヵ月間で集計
 図-4 福島の20代前半の社会的増減

 図に示すように男性に比べ女性の社会減が大きくなっています。20代前半女性の1-10月の社会減は今年と事故前(2010年)であまり変わりありません。ただし、1月1日時点の20代前半女性の人口は
 事故前(2010年1月)47,011人
 今年(2022年1月) 30,192人
で35%減っています。そこで割合を算出しました。以下に示します。 
事故後に増えた福島の若い女性の脱出割合
 ※(1)を各年1-10月の半年間で集計
 図-5 福島の20代前半の社会的増減の割合

 図に示すように女性の脱出割合が増加しています。数値を記載すると男性では
 事故前(2009年1-10月)2%減
 今年(2023年1-10月) 3%減
で、1%の増加ですが、女性は
 事故前(2009年1-10月)3%減
 今年(2023年1-11月) 5%減
で、男性の倍の約2%増えています。事故後に福島からの若い女性の脱出が男性の倍のベースで加速しました。
 今から5年前の2018年11月に福島には43,488人の10代後半女性がいました。5年が経ち彼女達は20代前半になっています。今(2023年11月)の福島の20代前半女性は30,613人で(1)、残ったのは70%です。2018年10月時点で10代後半だった福島の女性のうち3割の方が、この5年間で福島から逃げ出しています。以下に福島の10代後半の方が5年後に残っている割合を示します。
 若い女性がより残らなくなった事故後の福島
※1(1)を集計
 ※2 日付けは10代後半時点
 図―6 福島の10代後半の方が5年後に残っている割合

 事故前から若い方の福島脱出はありました。事故前の2001年から2006年3月までの平均を取ると男性76%、女性74%で、男女に大きな差はありませんでした。それが近々の2017年8月~18年8月(10代後半時点)の1年間の平均では、男性77%、女性68%で、男性は増えていますが、女性は落ち込みました。事故後に福島の若い女性の逃げ出しています。
 福島の合計特殊出生率は1.27です(9)。一人の若い女性が福島を去ることをは、彼女が将来産むであろう1.27人の子どもも一緒に去って行くことを意味します。
 以下に各年11月~翌年10月までの1年間の福島での赤ちゃん誕生数を示します。
減少が続く福島の出生数
 ※(1)を各年11月~翌年10月までの1年間で集計
 図―7 福島の赤ちゃん誕生数

年々減り続けています。数値を記載すると
 事故前(2009年11月~10年10月)16,058人(男の子8,292人、女の子7,766人)
 近々1年(2022年11月~23年10月)9,106人(男の子4,695人、女の子4,411人)
で、事故前に43.3%の減で、1万人を切りました。
 福島からは若い女性が去ってき、子供が生まれなくなり、老人と男だけになります。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 福島の女性はお隣の宮城や茨城に比べても大変に綺麗です。
福島の綺麗な女性
 ※1(10)はを引用
 図―8 福島の綺麗な女性

 何処へ行っても歓迎されます。敢えて汚染されている福島に残ることはありません。これからも若い女性の福島流出は続きます。
 事故直前の2011年3月の人口は約202万人でした。それが今年10月に177万人まで減りました(1)。復興どころか福島は確実に衰えて行ます。福島の皆様は12年半の間、放射能を注意した生活を強いられて来ました。だれもが住みたいとは思わないはずです。
 福島では84万羽のブロイラーが飼育されています(11)。福島も鶏肉の産地です。福島の鶏肉は美味しいそうです(12)。福島県は福島産は「安全」だと広報しています(13)。でも福島県福島市のスーパーのチラシには福島産鶏肉はありません。
 他県産はあっても福島産鶏肉が無い福島県福島市のスーパーのチラシ
※(14)を引用
 図-9 福島産鶏肉が無い福島県福島市のスーパーのチラシ 

 (=^・^=)も福島県福島市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません
  
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)福島県の推計人口(令和5年11月1日現在) - 福島県ホームページ
(2)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(令和4年9月1日~10月21日測定) 令和5年03月10日
(3)第13回原子力規制委員会 | 原子力規制委員会資料1 帰還困難区域の放射線防護対策について(特定復興再生拠点区域外における土地活用関連)【PDF:440KB
(4)避難区域の変遷について-解説- - 福島県ホームページ
(5)ICRP勧告(1990年)による個人の線量限度の考え (09-04-01-08) - ATOMICA -
(6)除染情報サイト:環境省
(7)めげ猫「タマ」の日記 半減期でしか下がらない福島の放射線(2017年)
(8)半減期 - Wikipedia
(9)令和4年(2022)人口動態統計月報年計(概数)の概況|厚生労働省第9表  人口動態総覧(率),都道府県(特別区-指定都市再掲)別 [120KB]
(10)市場価格の半値ほど…高校に長蛇の列 シクラメン販売 福島 | 福島のニュース│TUF (1ページ)
(11)福島県畜産のすがた - 福島県ホームページ
(12)料理人からの熱い視線を集める伊達鶏!生産者のこだわりが調理で光る理由とは? | 逸品グルメ-IPPIN-
(13)福島県の食の安全の動画について - 福島県ホームページ
(14)イオン 福島店のチラシ・特売情報 | トクバイ
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  1. 2023/11/30(木) 19:42:03|
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