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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

住民が戻らない川俣町山木屋(2023年12月)


 2017年3月31日に福島原発事故で避難指示が出ていた避難指示が解除された川俣町山木屋(1)の居住者は
  事故時(2011年3月) 1,154人
  今月(2023年12月)   330人(事故時の28.6%)
で、住民が戻りません。
 福島県川俣町は阿武隈高地の北部に位置する山村です。福島事故で放射能が飛んで来て町は汚染されました。
事故から12年以上過ぎて汚染されている福島  凡例 
 ※1(3)(4)にて作成
 ※2 旧避難区域は(5)による。
 図―1 福島県川俣町

 図に示す様にICRPが公衆の被ばく限度とする年1ミリシーベルト(6)を超えた地域が広がっています。事故から11年目近くになりますが、福島も汚染されています。
 事故後5年間(2011年3月から2016年2月)に生まれた赤ちゃんは
 男の子 141人
 女の子 182人
で女の子が多く生まれています。偶然に起こる確率を(=^・^=)なりに計算すると統計的に差があるとされる5%を下回る2.3%でした(7)。
 通常は男の子が多く生まれるので(8)異常な事態です。福島の女性はお隣の宮城や茨城に比べても大変に綺麗です。
福島の綺麗な女性
 ※(9)をキャプチャー
 図―2 福島の綺麗な女性

でも喜んでばかりはいられないようです。放射性影響研究所は広島や長崎で遺伝的な影響が無かった根拠の一つに生まれて来る赤ちゃんの男女比(出生性比)に異常がなかったことをあげています(10)。さらには福島事故で設定された避難区域の全てないし大部分が「計画的避難区域」だったのは川俣町の他に飯舘村、葛尾村がありますが、どちらも川俣町と同じように事故後に女の子が多く生まれています(11)。広島や長崎で起きて無い事が福島では起きているようです。ヒロシマやナガサキで起きていない事が「フクシマ」でおきました。広島や長崎のデータを持ってきて福島は「安全」と言うのは非科学的です。それでも、自公政権は「安全」であるとして(12)2017年3月31日に川俣町山木屋の避難指示を解除しました(1)(5)。 
 以下に川俣町山木屋の帰還者・避難者数を示します。
住民が戻らなくなった川俣町山木屋
 ※1(2)を集計
 ※2 事故時の人口は避難者+避難修了者+死亡者で(2)を集計
 図―3 川俣町山木屋の帰還・避難者数

 図に示しように住民が戻りません。数値を記載すると
  事故時(2011年3月) 1,259人
  2019年11月 355人(ピーク)
  2023年12月 330人(事故時の28.6%)
で(2)、住民が戻りません。
 もっと戻らにのは子供です。以下に15歳未満の子ども(多分全員が避難中(15))人数を示します。
減少する山木屋の子供
 ※(2)を集計
 図―4 川俣町山木屋の15歳未満の人口(含む避難者)

 図に示す通りどんどん減っています。町内在住の15歳以下の子供は
  2017年4月1日 30人(避難指示解除翌日)
  2023年3月1日  0人
です。避難指示解除から6年で山木屋から子供が消えました。そして2018年4月に再開した小学校(14)は、6年生5人が19年3月に卒業し、児童が「0」になりました(16)。山木屋にある学校に中学生が昨年度は8人いました(17)。この中で山木屋の小学校からそのまま中学校に進んだ生徒はいません。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
同じ避難区域でもお隣の飯舘村は巨額の費用をかけて住民の呼び戻しを図っています(18)。でも、川俣町山木屋ではこのような積極策がとれません。山木屋の皆さんは東京電力から精神的賠償として850万が支払われましたが、山木屋以外の川俣町民は12万円です(19)。いわゆる「賠償格差」です。とくに自主避難された方は面白くないと思います。同じ川俣町からの避難者でも、山木屋とそれ以外では大きく違います。山木屋だけの優遇策を実施したら多くの町民の不満が増します。でも、山木屋の58歳の女性が避難生活で精神的に追い詰められ、うつ状態になり、自殺したと事例を裁判所が認定しました(20)。山木屋は強制避難であり、避難によるストレスは大きかったともいます。山木屋に住民が戻らない理由に放射能への恐れがあると思います。事故から12年半ですが、福島の皆様は放射能を恐れています。
 福島を代表するくだものにブドウがあります(21)。12月の出荷に向け冷蔵保存されました(22)。福島のブドウは一粒ひとづぶ、力強い甘さが特徴です(23)。福島県は福島産は「安全」と広報しています(24)。でも、福島県鏡石町のスーパーのチラシには福島産ブドウはありません。
他県産はあっても福島産ブドウが無い福島県鏡石町のスーパーのチラシ
 ※(25)を引用
 図-5 福島産ブドウが無い福島県鏡石町のスーパーのチラシ 

 (=^・^=)も福島県鏡石町の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)川俣町 - Wikipedia
(2)山木屋地区の居住の状況 - 川俣町公式ホームページ(過去分を含む)
(3)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(令和4年9月1日~10月21日測定) 令和5年03月10日
(4)第13回原子力規制委員会 | 原子力規制委員会資料1 帰還困難区域の放射線防護対策について(特定復興再生拠点区域外における土地活用関連)【PDF:440KB
(5)避難区域の変遷について-解説- - 福島県ホームページ
(6)ICRP勧告(1990年)による個人の線量限度の考え (09-04-01-08) - ATOMICA -
(7)めげ猫「タマ」の日記 福島・川俣町山木屋、学校再開、子供の帰還は「0」
(8)出生性比
(9)>卒業証書を自分たちの手で 地元伝統の紙すきに挑戦 最後の卒業生となる高校生<福島・いわき市>:ニュース - FTV 福島テレビ
(10)原爆被爆者の子供における放射線の遺伝的影響 ? 公益財団法人 放射線影響研究所 RERF
(11)めげ猫「タマ」の日記 女の子が多く生まれる福島県田村市(2021年前半)
(12)国連報告者、福島事故の帰還で日本を批判  :日本経済新聞
(13)めげ猫「タマ」の日記 福島・川俣町山木屋、学校再開、子供の帰還は「0」
(14)「小学校」存続へ正念場 川俣・山木屋、粘り強く郷土愛育む授業:東日本大震災7年7カ月特集:福島民友新聞社 みんゆうNet
(15)めげ猫「タマ」の日記 避難指示解除2年、10人なった川俣町山木屋の子ども
(16)児童・生徒数 - 川俣町公式ホームページ
(17)児童・生徒数 - 川俣町公式ホームページ
(18)公民館に11億円!飯館村の村民があきれるハコモノ復興計画 | 話題 | カナロコ by 神奈川新聞
(19)原発】【福島】10分で分かる原発賠償の全容|月刊 政経東北|note
(20)原発避難で自殺、東電に4900万円賠償命令 福島地裁 (写真=共同) :日本経済新聞
(21)くだもの図鑑 – くだもの消費拡大委員会
(22)トピックス | JAふくしま未来
(23)くだもの図鑑 – くだもの消費拡大委員会
(24)福島県の食の安全の動画について - 福島県ホームページ
(25)鏡石店 – イオンスーパーセンター公式ウェブサイト
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  1. 2023/12/10(日) 19:44:35|
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