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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

Q51.除染土の再利用は「安全」ですか?

Q>除染土の再利用は「安全」ですか?
A>いいえ、被覆がとれれば放射能がむき出しになります。
 福島は原発事故によって汚染されました。
事故から12年以上が過ぎて特異的に汚染されている福島 凡例
 ※1(2)(3)にて作成
 ※2 避難区域は(4)による
 図―1 特異的に汚染されている福島

 図に示す様にICRPが公衆の被ばく限度とする年1ミリシーベルト(5)を超えた地域が広がっています。さらに避難地域も残っています(3)。事故14年目ですが、福島は汚染されたままです。
 そこで「除染」が行われました(6)。でも、汚染が解消しなかった事は図に示す通りです。除染に伴い人工放射能を含む除染廃棄物が発生します。これらの除染土は福島県内に設置さらた「中間貯蔵施設」に運ばれ保管されます(7)。だだし、福島県外に最終処分場を造り2045年3月12日までに県外最終処分すると法律で定められています(8)。中間貯蔵施設に運び込まれた除染廃棄物の量は累計で1,375万立方メートルです(9)。これは東京ドームの容量124万立方メートル(10)の10倍以上です。
 これだけの除染土を福島県外に移すの大変と考えた自公政権は、1キログラム当たり8,000ベクレル以下の除染廃棄物(除染土)の再利用を言い出しました(1)。での、放射能汚染物で再利用していいのは1キログラム当たり100ベクレルです。同8,000ベクレルは廃棄物として安全に処理すための基準です(11)。これについて自公政権は「覆土等の遮へい、飛散・流出の防止、記録の作成・保管等の適切な管理の下で、再生資材を限定的に利用することとしています。」と、覆土で被覆すれば「安全」かのような主張をしています。
覆土で被覆すれば「安全」と主張する自公政権
 ※(1)を引用
 図-2 覆土で被覆すれば「安全」と主張する自公政権

 中間貯蔵施設内で再利用の実証実験が行われています(12)。
中間貯蔵施設内、道路盛土の実証実験
 ※(12)を引用
 図-3 中間貯蔵施設内、道路盛土の実証実験

 図に示す様に、道路の盛土を想定しています。でも、被覆前にはむき出しで除染土が積まれます。
むき出しの除染土
 ※(12)を引用
 図-4 むき出しのまま積まれた除染土

 この時は、放射線は遮蔽されていません。近づけば被ばくします。地震・水害が起これば、崩れたり流れ出したりします。また、強風による飛散も考えられます。
 セシウム137は30年で半分、100年で10分の1になります(13)。1キログラム当たり8,000ベクレルの汚染土壌は100年後に同800ベクレルになります。さらに30年で半分になるので130年後に同400ベクレル、同様に考えて160年後に同200ベクレル、190年後に再利用可能な同100ベクレルとなります。再利用で除染土を閉じ込めた構造物は190年間にわたり、除染土を隔離し続けなければなりません。
 高速道路で30年を過ぎると老朽化が進みリニューアル工事が必要になります(14)。190年間で6回の工事が必要です。
 1月1日の能登半島地震では、多くの道路が崩壊しました(15)。
 能登半島地震で崩れた「のと里山海道」
※(16)をキャプチャー
 図-5 能登半島地震で崩れた「のと里山海道」

 自然災害は常に起こります。福島県の東北道沿線では
  2011年の東日本大震災(17)
  2019年の豪雨(18)
  2020年の豪雨(19)
  2022年の 福島県沖地震(17)
等、僅か13年間で4回の大災害が起きています。190年間ならどれだけ起こるかわかりません。
 自公政権は除染土を覆土すれば安全に再利用できるとしていますが(1)、
  ①除染土を積み上げないと覆土ができず工事初期には除染土がむき出しになります。
  ②リニューアル工事で、覆土が剥ぎ取られる可能性があります。
  ③災害なので、覆土が崩れることがありえます。
との事由から、除染土の再利用は「安全」とは言えません。


<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 福島に対する疑問を「めげ猫「タマ」の日記 福島Q&A 」にまとめました(20)。よかったら他のQ&Aも見て下さい。事故から13年も経つとベクレルとシーベルトとかの単位がどのようなものか報じられる事は無くなったと思います。めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト(21)で説明していますので、よかったら見てください。
 除染土の再利用を「安全」と言うのは無理です。自公政権はそれでも「安全」を主張します(1)。自公政権は「安全」とは言えない物を「安全」と平然と言います。自公政権は福島産は安全と言っています。でも、福島の皆様は信用していません。
 福島県を代表する食材にお米があります(23)。福島県郡山市は福島最大のお米の産地です(24)。同市のお米は「あさか舞」といって美味しいお米です(25)。福島県は福島産は「安全」だと広報しています(26)。でも、福島県郡山市のスーパーのチラシには福島産米はありません。
北海道産はあっても福島産米が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ
 ※(27)を引用
 図-6 福島産米が無い福島県郡山市のスーパーのチラシ 


 (=^・^=)も福島県郡山市の皆さまを見習い「フクシマ産」はたべません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)除去土壌の再生利用について|中間貯蔵施設情報サイト:環境省
(2)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会福島県及びその近隣県における航空機モニタリング(令和4年9月1日~10月21日測定) 令和5年03月10日
(3)第13回原子力規制委員会 | 原子力規制委員会資料1 帰還困難区域の放射線防護対策について(特定復興再生拠点区域外における土地活用関連)【PDF:440KB
(4)避難区域の変遷について-解説- - 福島県ホームページ
(5)ICRP勧告(1990年)による個人の線量限度の考え (09-04-01-08) - ATOMICA -
(6)除染情報サイト:環境省
(7)除染で取り除いた土壌等の処理の流れ|除去土壌等の管理|除染情報サイト:環境省
(8)【中間貯蔵施設】たった22年しかない(10月17日) | 福島民報
(9)除去土壌等の輸送について|中間貯蔵施設情報サイト:環境省中間貯蔵施設への搬入量の推移
(10)東京ドーム (単位) - Wikipedia
(11)100Bq/kg と 8000Bq/kg の二つの基準の違いについて 環境省
(12)中間貯蔵施設における道路盛土実証事業|除去土壌の再生利用について|中間貯蔵施設情報サイト:環境省
(13)半減期 - Wikipedia
(14)なぜ工事が必要?|NEXCO西日本
(15)能登半島地震 (2024年) - Wikipedia
(16)【能登半島地震】波打ち、亀裂が走った自動車道「のと里山海道」 - YouTube
(17)東北自動車道 - Wikipedia
(18)令和元年東日本台風 - Wikipedia
(19)7月28日からの大雨で東北道などが通行止めに、山形県内のJRでも運休発生 - トラベル Watch
(20)めげ猫「タマ」の日記 福島Q&A 
(21)めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト
(22)復興庁FAQページ | 福島の食品は安全か?
(23)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(24)>福島県[郡山市]の農作物 | 水稲 夏秋きゅうり にんにく いんげん | 雑穀類, いも類, 米, 麦類, 野菜, 果物 | 生産/収穫/作付面積 | 福島県と日本の中の順位 | 市町村 | ジャパンクロップス
(25)福島県郡山産米 あさか舞 - 郡山市公式ホームページ
(26)福島県の食の安全の動画について - 福島県ホームページ
(27)イトーヨーカドー 郡山店 | 福島県 郡山市
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  1. 2024/02/02(金) 19:42:36|
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