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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

再び安値、福島のイチゴ(2024年1月)

 各年1月の福島産イチゴの東京中央卸売でのイチゴの1kg当たりの取引価格を(1)、全国平均と比較すると
 2022年  38円安
 2023年 197円安
と昨年はほぼ全国平均と同じなったのですが、今年は再び安値です。これは消費者が福島産イチゴの特性を正しく理解したためであり、当然の事です。
 福島の冬と春を代表する作物にイチゴがあります(2)。イチゴがくだものか野菜かは議論があると思いますが(3)、福島県は野菜に分類しています。
brg240224a.gif
 ※(4)を引用
 図―1 福島県の野菜の出荷額

 イチゴの出荷額は26億円で、キュウリ、トマトについで3位です。これは福島県が特産品と主張するアスパラガス(5)よりも多くなっています。イチゴは福島の農業にとって重要な作物です。
 以下に福島県のイチゴの生産量を示します。
伊達市がトップの福島のイチゴ生産
 ※(6)より作成
 図―2 福島のイチゴの生産量

 図に示す通り、伊達市がトップです。以下に示します。 
原発事故から13年を経て汚染されている福島 凡例
 ※1(7)(8)にて作成
 ※2 避難区域・旧避難区域は(9)による
 図―3 福島県伊達市


 図に示す様にICRPが平常時における一般の人が受ける線量限度とする年間1ミリシーベルト(10)を超えています。同市は特定避難勧奨地点が避難指示が出なかった市町村で唯一設定されました(11)。旧避難地域に隣接し、避難しなかった市町村のなかでは最も汚染が酷い場所です。福島のイチゴは今シーズンも含め10シーズン連続で、汚染された地を中心に栽培されています。福島のイチゴが11年連続で汚染された地で作られています。
 以下に伊達市産イチゴの検査結果を示します。
検査結果が出て来ない福島県伊達市産イチゴ
 ※(12)を引用
 図―4 伊達市産イチゴの検査結果

 図に示すように汚染がひどい最大産地の検査が出てきません。最大産地でも汚染がひどい伊達市産イチゴの検査を避けているようです。これで消費者の理解が得られるでしょうか?1月の東京中央卸売市場の取引価格が発表のなったので各年1月のイチゴの取引価格を集計しました。
再び安値となった福島産イチゴ2
 ※(1)を集計
 図―5 東京中央卸売市場での各年1月のイチゴの取引価格

 全国平均と福島産イチゴの価格差を見ると1月でみると、1キログラム当たりで
  2010年(事故前)18円高
  2012年(事故時)88円安
  2022年(昨年) 13円安
  2023年(今年)169円安
で、原発事故後の全国平均に比べ大幅に安くなりましたが、一時はほぼ回復しました。しかし、今年は再び価格差拡大です。消費者が福島産の特性を正しく理解すれば当然の事です。


<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 岸田政権はフクシマ産は「出荷前に徹底したモニタリング検査等を行い」と主張しています(13)。でも、汚染が酷い最大産地を検査していないのは図-4に示す通りです。フクシマ産を避けるのは福島の皆様も同じです。
 イチゴが福島の主要農作物であることは前述の通りです。福島県鏡石町あたりのイチゴはとても甘く、食感が特徴です(14)。福島県は福島産は「安全」だと広報しています(15)。でも、福島県鏡石町スーパーのチラシには福島産イチゴはありません。
他県産はあっても福島産イチゴが無い福島県鏡石町のスーパーのチラシ
 ※(25)を引用
 図―6 福島産イチゴが無い福島県鏡石町のスーパーのチラシ 

 (=^・^=)も福島県鏡石町の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)東京都中央卸売市場-統計情報検索「大分類:果実」⇒「中分類:いちご類」で検索
(2)果物 | JA全農福島
(3)いちごやメロンは野菜なの? 果物コラム
(4)第2章 福島県の産業 - 福島県ホームページ
(5)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(6)作物統計調査1> 市町村別データ>平成18年産市町村別データ>年次>2006年中の9-5⇒ 野菜(果実的野菜) ⇒福島県
(7)航空機モニタリングによる空間線量率の測定結果 | 原子力規制委員会福島県及びその近隣県における航空機モニタリング
(8)第13回原子力規制委員会 | 原子力規制委員会資料1 帰還困難区域の放射線防護対策について(特定復興再生拠点区域外における土地活用関連)【PDF:440KB
(9)避難区域の変遷について-解説- - 福島県ホームページ
(10)ICRP勧告(1990年)による個人の線量限度の考え (09-04-01-08) - ATOMICA -
(11)あの時の判断】元伊達市長・仁志田昇司氏 高線量の点に困惑 特定避難、地域実情合わず | 福島民報
(12)品目から探す | 福島県農林水産物・加工食品モニタリング情報⇒野菜⇒あ行⇒い⇒イチゴ、イチゴ施設および伊達市で検索
(13)復興庁FAQページ | 福島の食品は安全か?
(14)特産品 - すかがわ岩瀬 | JA夢みなみ
(15)福島県の食の安全の動画について - 福島県ホームページ
(16)鏡石店 – イオンスーパーセンター公式ウェブサイト
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  1. 2024/02/25(日) 19:39:47|
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