原子力規制委員会が、原発が事故ったら放射線が拡散し、緊急に避難しなければならない区域のシュミレーション範囲を公表しました(1)。どの程度の精度があるのか、実際とはどのくらい違うのか(=^・^=)なりに興味があったので、福島の放射性物質分布と比較してみました。

※(1)(2)のデータより(=^・^=)が編集
図―1 福島の放射性物質分布と原子力規制委員会のシュミレーションの比較
結構、あってると思います。ただし、実際に避難した範囲はこれより広くなっていますし、方向も少しだけずれています。でも、これは以下の理由で正しいと思います。
①シュミレーションは、1週間で100mSvを超えるような緊急に避難しなければならない区域を研鑽した。福島では計画的避難区域のように年間20mSvの被爆が予想される区域も避難区域に指定されました。避難区域は最初は、いたら即危険な地域をしているのがいいと思いますが、最終的には長期に滞在したら危険が及ぶ区域も指定する必要があると思います。このような地域を含めれば、シュミレーションより広くなるのは当たり前です。
②福島の放射性物質ばら撒きは2011年3月11日以降の数日で起こっています。でも、次の原発事故はいつこるか分かりません。だから年間の平均で計算するのがただっしと思います。すると風向きの分布も変わるのので方向が少し違うのが正しい計算です。
福島と比較して、どの程度の違いが生じる可能性があるか考えれば、おおよその汚染範囲あるいは自分の住むところの汚染可能性が(=^・^=)にはわかるような気がします。お近く(80km以内)に原発があるなら是非とも、規制庁のHP(1)にアクセスし、拡散範囲を確認することをお勧めします。以下に柏崎刈羽原発の拡散予測を示します。

図―2 柏崎刈羽原発の放射性物質拡散予測
これをみると、柏崎刈羽原発が事故ったら、新潟県の南半分は人が住めなくなるような気がします。
-参考にしたサイト様-
(1)
拡散シミュレーションの試算結果【PDF:11MB】(2)
[PDF] 文部科学省による福島県西部の 航空機モニタリングの測定結果について(3)
asahi.com(朝日新聞社):20キロ圏外に「計画的避難区域」 葛尾や浪江・飯舘 - 東日本大震災
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- 2012/10/24(水) 21:15:29|
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