食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。そこで、11月2週の食品中の放射性セシウムの検査結果をまとめてみました。お買いものの参考になればいいかなと思います。先週に続き今週もしっかり基準値超えが見つかっています(3)。
①検査数2,907件中27件の基準値超え(全体の1%)
②平均は、1キログラム当たり7.6ベクレル、最大は560ベクレル(群馬県産ハイイロシメジ)。
③基準超の食品が、岩手、宮城、福島、栃木、千葉
で見つかっています。

※牛肉を除く
※単位については(4)を参照
図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(11月2週)
色分けは以下の通りです。
橙出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
黄基準値超えの食品が見つかった県
1.南相馬・新田川のイワナから1万1400ベクレル-でも出荷制限されていない
環境省は16日、南相馬市の新田川で採取したイワナから、国が定める一般食品の基準値(1キロ当たり100ベクレル)の100倍を超える1キロ当たり1万1400ベクレルを検出したと発表しました(5)。でも、出荷制限がされていません(1)。この他にも、ウグイから620(Bq/kg)、オイカワから440(Bq/kg)、アユから740(Bq/kg)、そしてヨシノボリからは460(Bq/kg)の放射性セシウムが見つかっています。検査され、出荷制限されたのはアユだけでした。これって、検査漏れで済まされるんですかね?
2.放射性セシウム濃度が下がらない!―大豆―
福島県南相馬市の大豆から基準値(100Bq/kg)を超える110(Bq/kg)の放射性セシウムが見つかりました。そこで推移をまとめてみました。

<余談>
食品中の放射性セシウム検査を見ていると、危険を感じ不安になります。結局、怪しげな産地は避けるしかないような気がします。これは風評被害でなく、正当な自己防衛だと(=^・^=)は思います。
―参考したサイト様および引用いた過去の記事―
(1)
農林水産省/厚生労働省(食品中の放射性物質の検査結果)(2)
福島県ホームページ - 組織別 - 公表日ごとのモニタリング検査結果(3)
めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(11月1週)-福島・馬肉、茨城・タラが基準超え(4)
めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト(5)
環境省 報道発表資料-平成24年11月16日-平成24年度水生生物放射性物質モニタリング調査結果(春期調査)(お知らせ)(6)
美里の農場は「管理適正」 馬肉のセシウム検出で | 県内ニュース | 福島民報(7)
馬肉 - Wikipedia
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- 2012/11/17(土) 20:39:01|
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