昨日(11月18日)に、福島県県民健康管理調査の第9回検討委員会が開催されました(1)。そこにの資料に県民向けのパンフレットとして「影響は確認されてません」なんで記載がありました(2)。福島県県民健康管理調査では47万人以上の方のデータを得ています(2)。また、福島県内ばら撒かれた放射性セシウムの量は広島原爆10個分です(3)。一方、放射線の許容値を定める重要な基礎情報なったのは、広島や長崎の原爆生存者で検診対象にしたのはたった2万人です(4)。福島の状況を詳しく調べれれば、新しい知見が出てくると思いまうが、福島県県民健康管理調査にはその様子が全く見えません。
第9回の福島県県民健康調査の検討委員会の資料に、新しく「外部被ばく実効線量推計結果のお知らせ」なる資料が出ていました(2)。この7ページに、「男性の一時的不妊が起こることがあります」との記述がありました。

※赤線部は(=^・^=)が追記
図―1 福島県県民健康調査第9回資料の抜粋
そして女性の不妊についてはまったく記述がありませんでした。被ばく線量と比較すれば直ぐにわかるような気がするのですが。ひょっとしたら女性の被ばくについてはあまり明確なデータがなかったりして、なんて思いました。
(=^・^=)が調べた限りでは、福島県では赤ちゃんが大幅に減っています(5)。

※1 (5)を引用
※2 お母さん候補のデータは9月まで
図―2 福島県のお母さん候補(25~34歳の女性)月別の増減と出生数(対前年同月比)
また、福島県飯館村では、去年の12月以降は男の子が殆ど生まれていません。以下に性比(女の赤ちゃん100に対する男の子の数)(6)と積算線量をグラフにしてみました。

※1 放射線量のデータは(1)を(=^・^=)が集計
※2 性比は2011年12月生まれ以降の福島県(7)のデータを集計
なんだか、被ばく線量が多くなると男の赤ちゃんが減っているような気がします。詳細データは以下の通りです。

<余談>
福島県県民健康調査では各個人の放射線量と健康状態を同時に入手できます。それを比較すれば放射線の影響なのか無関係なのか容易に説明できます。データは47万人分もあります。たとえば、甲状腺の異常と被ばく線量を同時に集計すればいいだけです。でも、していません(少なくとも公表していません)。(=^・^=)は福島県の意図を感じます。福島県はビデオをねつ造したり(8)、セシウム汚染隠しをしている(9)と思います。だったら、県民の健康だって・・・
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
福島県ホームページ - 組織別 - 県民健康管理調査検討委員会(2)
資料2 県民健康管理調査「基本調査」の実施状況について <PDFファイル3.03MB>(3)
めげ猫「タマ」の日記 福島を襲った放射線セシウムは広島原爆10個分!でも全体の12分の1(4)
原爆被爆生存者における放射線影響 (09-02-07-08) - ATOMICA -(5)
めげ猫「タマ」の日記 福島県の赤ちゃんが減っている(2012年9月末集計)―放射線のため?―(6)
性比 - Wikipedia(7)
福島県ホームページ - 組織別 - 福島県の推計人口
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- 2012/11/19(月) 21:22:11|
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