食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。そこで、11月の食品中の放射性セシウムの検査結果をまとめてみました。お買いものの参考になればいいかなと思います。先月に続き今週もしっかり基準値超えが見つかっています(3)。
①検査数11,468件中292件の基準値超え(全体の2.5%)
②平均は、1キログラム当たり15.3ベクレル、最大は33,000ベクレル(福島県産イノシシ)。
③基準超の食品が、岩手、宮城、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、長野
で見つかっています。

※牛肉を除く
※単位については(4)を参照
図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(11月)
色分けは以下の通りです。
赤マーケットから基準値超えの食品が見つかったまたは基準超えの食品が出荷制限されていない県
橙出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
黄基準値超えの食品が見つかった県
1.基準越えでも出荷制限がない福島産「梅干」「馬肉」
現行の基準値である1キログラム当たり100ベクレルを超た福島県産の「梅干」「馬肉」には出荷制限がありません。100(Bq/kg)を超える大豆は、福島、宮城、岩手の各県で見つかっていますが、出荷制限されたには520(Bq/kg)の大豆を発見した福島県南相馬市のごく一部(旧石神村)だけです。福島県では「風評被害で県外からの教育旅行者が激減している」そうです(5)。でも、一泊して朝食にでた「梅干」が基準越となる可能性は否定できないと思います。だったら、風評被害でなく自己防衛だと(=^・^=)は思います。
2.終わりが見えない食品の放射性セシウム汚染
(=^・^=)が見ただけで、11月中に、イノシシ、マガモ、小豆、大豆、馬肉などでこれまで最高の放射性セシウムが見つかりました。その様子を以下にまとめます。
表―1 11月に最高値がでた食材

すべての食材を見たわけではありませんが、(=^・^=)が気づいただけでこれだけありました。以下に福島県南相馬市産大豆の放射性セシウム濃度の推移を示します。

<12月8日追記>
12月1週の食品の検査結果を以下にまとめたので良ければみてください。
めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(12月1週)-セシウム汚染隠し?福島県―参考したサイト様および引用いた過去の記事―
(1)
農林水産省/厚生労働省(食品中の放射性物質の検査結果)(2)
福島県ホームページ - 組織別 - 公表日ごとのモニタリング検査結果(3)
めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(10月)-東日本のほとんどの道県で基準超(4)
めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト(5)
本県の安全性訴え 県、関東の関係者招き | 県内ニュース | 福島民報
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- 2012/12/01(土) 20:17:31|
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