めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

原発再稼働は損か得か?

 衆議院選挙の争点の一つに原発をどうするかがあるみたいです。でも、どの候補も原発が再稼働しないとどれだけ余分にお金が必要なのか?再稼働したらどれだけお金がかかるか(事故の発生確率と後始末費用の掛け算になると思います)を説明してくれません。この二つの数字が分からいとどっちがいいか判定できません。仕方がないので、(=^・^=)なりに計算してみました。
 計算結果は、
  ①原発を再稼働しないと余計にかかる費用 年間1.5兆円
  ②原発事故処理にかかる費用       年間4.6兆円(0.1(事故数/年)×46兆(事故1回の費用)
です。かなりアバウトな計算で相当な誤差があると思いますが、(=^・^=)の計算結果では、原発は再稼働しない方が得との結果になりました。計算方法は以下の通りです。


1.原発を再稼働しないと余分にかかるお金は年間1.5兆円
 関西電力は原発が再稼働ができずコストが上がったので、年間2844億円のお金が不足するので電気料金の値上げを申請しています(1)。前の記事(2)の表から、関西電力の原子発電所の出力の合計と敦賀原子力発電所から受電している分(3)を足し算すると
 関西電力の原子力発容量 730万kW
になります。日本全体では
 日本の原子力発電容量  4662万kW
になります。
 単純に比例計算すると
  1.46兆円(0.2844兆円×4662万kW÷730万kW)
です。


2.原発事故1回の処理費用は46兆円
 福島原発事故の処理にかかる費用を(=^・^=)は23兆円と見積もっています(4)。ただし福島原発事故では漏れた放射性セシウムのうち陸に上がったのは12分の1です(5)。これは事故時にはおおむね陸から海に風が吹いていたからです。でも海岸にある原発では陸に向かう放射性セシウムも海に向かうものを同じ割合だと思います。福島原発事故の6倍[(1/2)÷(1/12)]のセシウム汚染を引き起こすと思います。処理費用がセシウム汚染量に比例するとすると原発事故1機あたりの平均的な費用は
  23×6倍÷3機(事故は1,2,3号機で起きたとして)=46兆円
になります。

3.1年間の平均負担額は4.6兆円
 (=^・^=)の試算では原発事故は10年に1機の割合で起きます(2)。原発1機当たりの費用が46兆円なので年間に直せば
   4.6兆円(46兆円÷10年)
になります。

<余談>
 この見積もりは二つご批判があると思います。
 ①福島原発事故後、電力会社や国は原発の安全性の向上を図り、前に比べかなり安全になった。
 ②処理費用の見積もりが現状の計画をベースにしておりもっと膨らむ可能性が高いのに考慮されていない。
の二つです。
 原発と航空機には共通点があるとおもいます。
  ①きわめて巨大で複雑なシステムであること。
  ②事故の影響が多きので、きわめて高い安全性が要求されている。
です。航空業界関係者(航空会社、航空機メーカー、国あるいは空港管理者etc)は安全性向上のため日々、努力を重ねていると思います。この結果、事故率は年々低下していると思います。
brg121209a.gif
付図―1 欧米製のジェット旅客機の就航年と百万飛行当たりの事故率

事故率のデータは(6)に、各機種の就航年はネットより検索して調べましたが参照数がおおいので参照先は省略しました。もし必要であれば書き込みをお願いします。
 だた下がったと言てっても数分の1程度だと思います。たとえば
  1980年代に就航した飛行機の平均 100万回の飛行当たり0.48回
  1990年代に就航した飛行機の平均 100万回の飛行当たり0.15回
で3倍程度の向上しかありません。安全性が向上したとしても、感覚的ですが原発も同じだと思います。3倍程度の安全性の向上しても
 原発事故処理にかかる費用は年間1.5兆円(0.033(事故数/年)×46兆(事故1回の費用)
です。
  原発を再稼働しないと余計にかかる費用 年間1.5兆円
と同じです。
10年で事故率を3分の1以下にした航空業界関係者の努力は称賛すべきものですが・・
 計画通りにいかないプロジェクトが多々あります。たとえば福島空港の利用者は当初計画の4分の1です(7)。建設工事では工期が大幅に遅れたり、建設費が膨らんだりするのはよくあることだと思います。上越新幹線は1971年に着工し、当初の計画では5年後の1976年に開通するはずでしたが、大宮開業が11年後の1982年、上野開業が14年後の1985年、そして東京開業が20年後の1991年です。東京開業までみれば工期は当初の4倍の20年です(8)(9)。一方、建設費は当初の見積もりは4,800億円ですが、実際には大宮―新潟間だけで17,000億円かかっています(10)。当初の見込みの3倍以上です。
 原発も同じだと(=^・^=)は思います。当然、安全は向上すると思いますが、処理費用ももっと膨らむと思います。ある程度は相殺されて年間4.6兆円に近い値になるような気もします。
 B737の事故率は100万飛行当たり0.12です(6)。1日5回飛行すると(AIR-DOは12機を保有し(11、時刻表(12)を見ると毎日31往復(62便)の飛行がありほぼ平均5回飛行)、墜落するまでに
  45万年(100万÷0.12÷5回÷365日)
かかる計算になります。(=^・^=)は原発にもジェット旅客機並みの安全性が最低でも欲しいと思いますが無理だと思います。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)プレスリリース -電気料金の値上げについて- [関西電力]
(2)めげ猫「タマ」の日記 原発事故は10年に1回?
(3)敦賀発電所 - Wikipedia
(4)めげ猫「タマ」の日記 福島原発事故の後始末費用は23兆円?
(5)めげ猫「タマ」の日記 福島を襲った放射線セシウムは広島原爆10個分!でも全体の12分の1
(6)Fatal Plane Crash Rate for Selected Airliner Models
(7)福島空港 - Wikipedia
(8)上越新幹線 - Wikipedia
(9)http://www.fujii7.info/toki-exp/joetsushinkansen/history/history01.html
(10)http://www.fujii7.info/toki-exp/joetsushinkansen/history/history02.html
(11)AIRDO - Wikipedia
(12)時刻表/ AIRDO
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  1. 2012/12/09(日) 20:12:55|
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