東京電力福島原発はトラブルが多く、トラブル毎に記事にするは面倒なので、週毎にまとめて記事にしています。12月3周に続き(1)、今回は年末年始(12年12月22日~13年1月4日)で纏めたのですが、しっかりトラブルが起こっています。福島原発トラブルはあまりニュースになりませが・・
1.水漏れ
12月25日午前11時4分頃、5・6号機低レベル滞留水タンク周辺のサンプリング配管の出口からの水漏れを東電社員様が見つけました。サンプリング弁を増し締めし、水漏れを止めました。漏れた水は、1m×1mの範囲で砂利に染み込んでいしまいました。放射性セシウムなどのガンマ線放射能濃度は1リットル430ベクレルで。飲料水の基準値(10Bq/kg)の40倍以上です。もれた水は最大で約10リットル程度と東京電力は見積もっています

※東京電力のデータ(3)(4)より作成
図―1 水漏れ箇所と緩んでいた弁
2.淡水化装置(RO)からも水漏れ
淡水化装置(RO)からの水漏れは、12月10日の起こったばかりですが(5)、12月26日にも水漏れをおこしました。
12月26日午前10時10分頃、淡水化装置(逆浸透膜式)3のジャバラハウス内で、凍結防止用のシートの手直し作業していた下請けさんが作業に配管のガス抜きようの部分を壊し、水が漏れが起こりました。漏れた水は約1m×約5m×深さ約1~2mmの範囲で広がりました。漏れた水から、禁漁水の基準値の89倍の1リットルあたり890ベクレルの放射性セシウムが見つかりました(6)(7)。

図―2 壊れたガス抜き(ベント)管
なお、淡水化装置の詳細は
めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発の淡水化装置についてを見てください。
3.リングバッチ(局所の線量計)
放射線が均一であればいいのですが、局所的に高い場所があるかもしれません。そうした作業をするかたは、手とか足に局所での放射線量を着けるのですが、福島原発では着けいてない時期があったそうです(9)。これに対し「管理はできている」とゆうだけで、着けているとは言いませんでした。
<余談>
福島第一原子力発電所はガタガタ?
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(12月3週)―ロボットがまた故障-(2)
東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について【午後4時現在】平成24年12月25日(3)
東京電力 写真・動画集| 福島第一原子力発電所5・6号機低レベル滞留水タンク周辺における水漏れについて(4)
福島第一原子力発電所5・6号機低レベル滞留水タンク周辺における水漏れについて(PDF 99.4KB)(5)
めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(12月2週)―水漏れ!-(6)
東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について【午後3時現在】平成24年12月26日(7)
福島第一原子力発電所淡水化装置(RO3)からの水の漏えいについて(PDF 73.5KB)(8)
東京電力 写真・動画集| 福島第一原子力発電所 淡水化装置(RO3)からの水の漏えいについて(9)
東日本大震災:福島第1原発事故 作業員、手足被ばく測定せず 事故後2〜3カ月、東電「胸部で線量管理」- 毎日jp(毎日新聞)(10)
映像|写真・映像ライブラリー|東京電力
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- 2013/01/04(金) 20:36:23|
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