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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

郷土の料理は残せない―福島原発難民―

 福島県の避難者が郷土(あぶくま)料理を残そうと交流会を開いたそうです(1)。でも、(=^・^=)は残せないと思います。郷土料理はどこでも作れるものでなく、土地の気候・風土を前提にしたものなので、土地が変われば作れなくなりと思います。
 同じ福島県でも場所によって気候・風土が大きく違います。これを端的に表しているのがお米の乾し方だと思います。お米は収穫後に乾燥させます。その一つのやり方に、「自然乾燥」と「機械乾燥」があります(2)。「天然乾燥」のやり方が福島県内でも大きく違います。
brg130121a.jpgbrg130121b.jpg
 ※(3)(4)を(=^・^=)が編集 
 図―1 福島県内でのお米の天然乾燥の差

 写真で見る限り、会津地方では「はざかけ」と呼ばれる手法が使われているのに対し中通りでは「かげぼし」と呼ばれる方法が使われているみたいです。福島県は、西から浜通り、中通り、会津に分けられます(5)。そして大きく気候が違います。
brg130121c.gif
※(6)より(=^・^=)が作成

 図―2 福島県各地の2012年の相対湿度推移
これに合わせ、お米の乾燥方法も変えていると思います。
 交流会に「凍み餅」が出たそうです(1)。作り方を調べたら、浜通りの葛尾村(かつらおむら)と会津の会津坂下町では材料や作り方に違いがあります(7)。(=^・^=)が作り方を見た限り、それぞれの気候・風土にあった材料や作り方を選んでいるような気がします。郷土料理は他所ではつくれないと思います。

<余談>
最初に引用した記事のタイトルは
 「あぶくまの料理後世に 5市町村の会員が交流会」
です。原発難民は帰還をあきらめたと(=^・^=)は思います。でも、帰還しなければ郷土の気候・風土にあった郷土料理は作れません。もし、近くの原発が事故を起こし避難したら二度と郷土料理は作れないし食べれないことを覚悟する必要があると思います。たとえレシピを残しても・・・


―参考にしたサイト様―
(1)あぶくまの料理後世に 5市町村の会員が交流会 | 県内ニュース | 福島民報
(2)稲編【18】乾燥・調製|みんなの農業広場
(3)伯爵様のデジタルフォトdiary: 2012年10月アーカイブ
(4)天日干し: 我が心のふるさと
(5)福島県ホームページ - 組織別 - 気候
(6)気象庁 | 過去の気象データ検索
(7)凍み餅の作り方
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  1. 2013/01/21(月) 20:09:43|
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