2012年中の福島県と宮城県の人口動態が発表になったので、比較してみました。福島県では原発事故前年の2010年に比べ、2012年の死亡率が上がっています。上がり方は交通事故リスクの16倍です。

★1 人口及び死者数は(1)(2)よる。
図―1 福島県および宮城県での2010年(事故前年)と12年の死亡率の比較
福島県では2012年は10年に比べ変動していますが、宮城県はそれほどではありません。
福島県の
①交通事故死亡率 人口10万人当4.4人(4)
②2010年(福島原発事故前)の死亡率 人口10万人当たり1121人
③2012年(今年)の死亡率 人口10万人当たり1193人
④2012年と2011年の死亡率の差 人口10万人当たり72人
です。交通事故の死亡者の16倍(72÷4.4)の死者が増えています。
こんなことがなぜ起こるのか?
偶然?―こんなことが偶然に起こる確率は60億分の1程度でとても偶然とは思えません。
震災の影響?―もっとひどい被害を受けた宮城県では震災犠牲者を除けば変動が殆どありません。震災から少したってからの集計です。
避難生活によるストレス?―原発事故直後1年間の福島県の死亡率は人口10万人当たり1229人(震災犠牲者を除く)です(4)。ストレスならより長期になる2012年の方が高くならないと
なんてことになりました。(=^・^=)には原因が一つしか思いつきません。
<余談>
福島県で偶然に起こる確率の計算は(5)に従い実施しました。結果は以下の通りです。
表―1 福島県での危険率(偶然に起こる確率)の計算結果

-参考させて頂いたサイト様および引用した過去の記事-
(1)
福島県ホームページ(2)
統計データ/宮城県推計人口(月報) - 宮城県公式ウェブサイト(3)
都道府県別交通事故死者数の状況(4)
めげ猫「タマ」の日記 福島県では、12%も死亡率が上がった。-この1年-(5)
めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
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- 2013/02/01(金) 20:53:23|
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グラフタイトルに「図―1 福島県および宮城県での2010年(事故前年)と12年の死亡率の比較」とあるのに、グラフ内には2010年と2011年を比較しています。
グラフ内の2011年は2012年の間違いでしょうか?
- 2013/02/02(土) 10:22:17 |
- URL |
- 避難者 #roo7EyaE
- [ 編集 ]
避難者 様
めげ猫「タマ」です。ご指摘ありがとうございます。早々に修正しました。
> グラフタイトルに「図―1 福島県および宮城県での2010年(事故前年)と12年の死亡率の比較」とあるのに、グラフ内には2010年と2011年を比較しています。
> グラフ内の2011年は2012年の間違いでしょうか?
- 2013/02/02(土) 12:36:28 |
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