食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。そこで、2月1週の食品中の放射性セシウムの検査結果をまとめてみました。お買いものの参考になればいいかなと思います。先月に続き今週もしっかり基準値超えが見つかっています(3)。
①検査数1,065件中11件の基準値超え(全体の1%)
②平均は、1キログラム当たり7ベクレル、最大は510ベクレル(福島県産カレイ)。
③基準超の食品が福島
で見つかっています。

※牛肉を除く
※単位については(4)を参照
図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2月1週)
色分けは以下の通りです。
赤マーケットから基準値超えの食品が見つかった県
橙出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
黄基準値超えの食品が見つかった県
1.福島島県梅干しから基準超の放射性セシウム
福島県産の梅干しから基準値を超える1キログラム当たり170ベクレルの放射性セシウムが見つかりました。去年9月以降、
福島県で3回目
二本松市で2回目
です。
表―1 基準値を超えた福島県産梅干しのリスト

出荷制限はありません。再発しているので有効な対策も取ってないと思います。垂れ流し・・・・
2.福島県産ホウレンソウから53(Bqkg)の放射性セシウム-検査はたった1件だけ!
冬でも新鮮なホウレンソウをご主人様は食べたいみたいです((=^・^=)は肉食です)。そんなご主人様の望みをかなえるため農家の方は工夫をしています。ハウス栽培もありますが、畑に保温材を敷いてそこで野菜を育てます。

※読者提供
図―2 保温材に覆われた畑
でも、この保温材の放射性セシウムが付着し、ホウレンソウとコマツナなら放射性セシウムが見つかっています(5)。過去にこんな例があったので、福島県はさぞや丁寧な検査をしてると思いました。でも、今年(2013年)中の福島県によるハウス栽培を除くホウレンソウの結果はたった1件です。確かに基準値以下ですが、値は基準値の半分を超える1キログラム当たり53ベクレルです。検査を増やしたら基準値を超えるものがでるような気がして(=^・^=)は心配です。
<余談>
必要な検査はしない。基準を超えても出荷制限をしない。これでは、危険を感じ不安になります。結局、怪しげな産地は避けるしかないような気がします。これは風評被害でなく、正当な自己防衛だと(=^・^=)は思います。
―参考したサイト様および引用いた過去の記事―
(1)
農林水産省/厚生労働省(食品中の放射性物質の検査結果)(2)
福島県ホームページ - 組織別 - 公表日ごとのモニタリング検査結果(3)
めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(1月)-榛名湖のワカサギはなぜ居なくなった?-(4)
めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト(5)
めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(1月1、2週)-新年早々に無責任ぶりを発揮する放射性セシウム汚染地帯の行政-
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- 2013/02/09(土) 21:33:37|
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