2012年中の福島県と宮城県の人口動態(1)が発表になったので、比較してみました。福島県の2013年1月中の死者数は2,528人で、福島原発事故前の2011年1月の死者数より、282人(13%)増えています。過去3ヶ月をまとめと
原発事故前(2010年11月から11年1月) 6,580
直近3ヶ月(2012年11月から13年1月) 5,323
で24%も死者数が増えています。でも福島県の人口は減っています。宮城県ではこのような事はありません!
福島県の1月中の人口動態が発表になったので、原発事故前の値と比較してみました。

図―1 福島県の2010年(事故前年)と12年の死亡率の比較(1)
2012年11月くらいから死者数が急増しているように見えます。この間、
震災直前の2011年2月末 約202万人
2013年1月末 約196万人
で人口は減っています(1)。

図―2 福島県の人口の推移
宮城県は福島県以上に津波や震災の被害を受けたと思います。そこで宮城県についても集計してみました。

図―3 宮城県の2010年(事故前年)と12年の死亡率の比較(2)
まだ(2013年2月27日現在)1月中の発表がないので11月、12月をまとめと
原発事故前(2010年11月、12月) 3,821
直近3ヶ月(2012年11月、12月) 3,782
で死者数は減っています。
福島県で死亡者数が直近3ヶ月の死亡者数が増加しています。でも宮城県では起こっていません。
<余談>
こんなことがなぜ起こるか、(=^・^=)なりに原因を推定してみました。
①福島県で偶然に起こる確率の計算は(3)に従い実施しました。結果は以下の通り、殆ど0です。
表―1 福島県での危険率(偶然に起こる確率)の計算結果

②去年との比較
以下に、2010年、2011年、2012年の3月より11ヶ月間(福島県)または10ヶ月間(宮城県)の年換算の死亡率の比較を示します。

※データは(1)(2)よる。
※震災犠牲者は除く、震災犠牲者の数は(4)による。
図―4 各年の死亡率の比較
宮城県では殆ど変動がありません。一方、福島県では2010年3月からにくらべ2011年、2012年は上昇していますが、2012年は2011年に比べ下がっています。このことから推定して
原因は福島に有って、宮城には少ないもので、しかも2011年に比べ12年は下がったものです。こんなもの(=^・^=)には一つしか思いつきません。
以下に避難区域外で原発事故後1年間の積算線量がもっともっと高かった福島県伊達市((=^・^=)の集計)、福島県の1,2番目の都市(人口で)の郡山市、いわき市および宮城県の原発事故後1年間の積算線量と直近2、3ヶ月(2012年11月、12月または/および2013年1月)の死亡者増加率(対2010年11月、12月、1月)を示しまず。

※1 積算線量は(5)による。
※2 死亡者数は福島県(1)および宮城県(2)のデータによる。
図―5 死亡者数の増加率と積算線量
数値表を以下に示します。
表―2 死亡者数の増加率と積算線量

※注記は図―5に同じ
積算線量に比例して死亡者数(最近3ヶ月)が上がっているように見えますが、以下の点を注意してください。基本は可能性を提示するための図です。
①伊達市は人口が少なく、その分の統計誤差が大きくなっています。たとえば(=^・^=)の計算では伊達市の郡山市に統計的な差があるとは言えませんでした。ただし、伊達市や郡山市の死亡者数が増えたことには統計的な差がありまあす。
②都市の選び方の妥当性があるかは全く分かりません。
単位については(6)を参照ください。伊達市、郡山市、いわき市の位置を以下に示します。

※(7)(8)(8)より作成
図―6 伊達市、郡山市、いわき市の位置と放射性セシウムの量
今後も(=^・^=)は注視し、また結果をブログでご報告したいと思います。
-参考させて頂いたサイト様および引用した過去の記事-
(1)
福島県ホームページ(2)
統計データ/宮城県推計人口(月報) - 宮城県公式ウェブサイト(3)
めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について(4)
めげ猫「タマ」の日記 福島県では、12%も死亡率が上がった。-この1年-(5)
http://mikenekotama.web.fc2.com/atomic/data/radio23Apr2012.pdf(6)
めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト"めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト(7)
平成23年9月12日. 文部科学省による福島県西部の. 航空機モニタリングの測定(8)
警戒区域 計画的避難区域 マップ | 東日本大震災 | 福島民報(9)
みんゆうNet 政府の「特定避難勧奨地点」指定状況
スポンサーサイト
- 2013/02/27(水) 21:19:08|
- -
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2
「あ」様
> お前日本語大丈夫か?
コメントありがとうございます。貴殿の感情的なコメントは(=^・^=)の誇りです。貴殿は(=^・^=)の記事に反発されいろいろな欠陥を探したと思います。でも見つめられなかった!それがコメントの結果だと理解します。貴殿のおかげで(=^・^=)は自信をつけました。
①データ引用の正確性
②使用したロジックの正当性と結論の妥当性について
自信をつけさせていただいてありがとう。
- 2013/06/21(金) 21:04:23 |
- URL |
- mekenekotama #-
- [ 編集 ]