東京電力のHPに福島原発事故の2013年2月までの補償金の支払い実績をの載せていました(1)。2年で約2兆円、年1兆円です。この費用相当に長い期間に渡って支払づつけなくてはなりません。そして、原則は電気代に上乗せです。
以下に月別の支払い実績を示しますが、過去1年間を見る限り一直線に増えています。

図ー1 東京電力の補償金支払い実績
いつまで続きそうです。福島原発事故の補償費用は東京電力は直接には1円も負担しません。窓口になっているだけです。一時的に銀行からお金をかり、東京電力にわたしますが、銀行からの借金は電気料金に上乗せしてい返済することになっています。その仕組みを以下の図に示します。
※(2)より引用
図―2 福島第一原発事故の補償金支払いの仕組み
東京電力は補償の状況は
①土地建物等の不動産の補償は始めていない(3)。
②被ばくや避難によって発生した費用や、原発事故で失った収入を対象とする(4)(5)。
のようです。避難で発生した費用や、原発事故で失った収入を実績ベースで保障しています。将来に対する保証はありません。だから原発事故の被害無くならい限り延々と補償が続きます。なお除染費用などの原発事故の為に発生した費用は対象外みたいです。
東京電力は支払先の内訳を出しています(1)
自主避難者向け 総額 3.378億円
会社や自営の方 総額 9,295億円
個人(自主以外?)総額 5,097億円
仮払 総額 1,497億円
合計 19,248億円
です。会社や自営の方に対する支払額が多いみたいです。たとえば会津鉄道では、
「減収の原因が東京電力福島第一原子力発電所の事故による風評被害であることから、損害賠償を行い41,126千円の賠償金を受け」
たそうで、将来分は請求していません(6)。福島原発事故の影響で収入減が続く限り、毎年賠償を支払うことになると思います。ではいつ放射線がなくなるか、以下に(=^・^=)なりに見積もった結果を示します(7)。

図―3 福島市の空間放射線線量と積算線量の見積もり
20年たっても福島市では平常値の4倍の毎時0.16マイクロシーベルトです。20年たっても福島県の放射線量は高いままです。当然、補償が必要です。
<余談>
利益が上がらないのは福島原発事故で人が減った為だと主張したら、福島の人口が回復できない以上、保障は永遠に必要になります。福島原発事故の補償は泥沼だと(=^・^=)は思います。でも、フクシマの方はそれだけだの被害を受けたのは事実であり、補償するのが当然です。年1兆円のお金がしばらく必要である以上、問題を先送りせずきっちと手当すべきです。でも、安倍出戻り総理はなにもしません。(=^・^=)の想像ですが、そんなことをしたら原発がきわめて高価なエネルギーと思われ、再稼働ができなることを恐れていたり・・・
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
福島復興本社における賠償・除染・復興推進に関する取り組み状況(278KB)(2)
めげ猫「タマ」の日記 福島原発補償-国民負担が2兆円越え!(3)
原子力損害賠償債権の消滅時効に関する弊社の考え方について (99.1KB) (4)
本賠償のご請求に関してよくいただくご質問(個人の方々)(5)
本賠償のご請求に関してよくいただくご質問(法人・個人事業主の方々)(6)
EDINETにて提出者EDINETコード:E04141で検索
(7)
めげ猫「タマ」の日記 原発事故から2年間の福島市の積算線量は17.8mSv
スポンサーサイト
- 2013/03/21(木) 22:02:56|
- -
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0