めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

トラブルいっぱい!福島原発(3月3週)―核燃料プール冷却停止-

東京電力福島原発はトラブルが多く、トラブル毎に記事にするは面倒なので、まとめて記事にしています。先週につづき(1)、今週(3月16日~3月22日)もしっかりトラブルが起こっています。大きなトラブル以外はあまりニュースになりませが・・

1.核燃料プールの冷却停止
 すでにニュースで取り上げられているので、いまさらですが、ネズミみたいな小動物が配電盤の中に入り込み、停電が発生し核燃料プールの冷却が約1日半止まりました。このため、核燃料プールの温度が多きもので5℃上昇しました。(=^・^=)なりに整理するとこんな感じです。
 ①福島第一原発には外部から、福島原子力線、大熊線(1L、2L、3L、4L)および夜の森(1L,2L)の合計7本の送電線が敷かれています(2)。
 ②事故った配電盤は本来大熊線3Lに繋がっていますが、メンテナンスのため大熊線4Lにつなげていました(2)。
 ③事故った配電盤にネズミみたいな小動物が侵入し、「電撃」を受ける。ショートが発生したと思われる(東京電力はまだ確定していないとしています)。(3)(4)
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 図-1 配電盤に侵入し「電撃」を食らうネズミ(5)を引用

 ④大熊線3Lに繋がっている、1,3,4号機および共用核燃料プールの冷却装置が停止(3)(4)
 ⑤復旧に1日半かかり、燃料プールの温度が5℃上昇(3)
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 図―2 福島第一原発停電事故の概要(東京電力提供データにて作成)

幾つかの疑問があります。
 ①福島第一原発には7本の電線がありますが、福島第一原発の原子炉は6機です。1本余っています。余った電線を使っていれば同じ事が起こっても、ここまで「停電」が広がらなかったと思います。
 ②ネズミなどの小動物が停電を起こすことは知られています(5)(6)。特に関東電気安全保安協会は
   近年、電気機器および絶縁電線の高品質化が図られてきたにもかかわらず、「ネズミなど小動物の侵入による波及事故発生」はいっこうに減少していません。
とまで記載しています(6)。ネズミ等の小動物による停電は想定しなければばらない事です。でも、東京電力の石崎芳行副社長(福島復興本社代表)は21日、県庁で記者会見し、この事故について
 「想像力を働かせて対応することができなかった」
と発言したそうです(7)。
 ③福島第一原発近くの
 「富岡町から大熊町にかけ、手入れができなくなった田畑はススキやセイタカアワダチソウが生い茂」
 っているそうです(8)。
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 図―3 福島第一原発付近の雑草と福島第一原発のけが人を運ぶ救急車(9)をキャプチャ

セイタカアワダチソウは
「平成に入る頃には、その領域に生息していたモグラやネズミが駆除されてきたことによって希少化」
したそうです(10)。セイタカアワダチソウはネズミなどの小動物と密接な関連があります。
 セイタカアワダチソウを見ればネズミが想像され、ネズミが想像できれば「停電」を思い浮かべることが可能なはずです。でも、東京電力は
 「想像力を働かせて対応することができなかった」
と言っています。すくなくとも、想像力の働かない電力会社に原発を運転させるのは危険だと(=^・^=)は思います。

2.あるはずのレールが見つからない
 関西電力によると原子炉は事故が起きても被害を拡大させないよう、「五重の壁」で閉じ込めているそうです(11)。
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 ※関西電力のデータ(11)を編集
 図-4 五重の壁
五重の壁を突破し、危険なデブリ(溶け落ちた核燃料)に到達し、取り除くまでは福島原発事故は収束しません。その為には、少しでも壁の内側に入り調査をする必要があると思います。
東京電力によると、福島第一原発2号機の原子炉圧力容器の下側に通じるレールが、原子炉格納容器内にあるそうです(12)。
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 (1)原子炉内の位置  (2)レールの詳細構造
 図-5 2号機のレール

 そこで、原子炉格納容器に空いた穴(ペネ)から、TVカメラを入れ、レールを伝ってカメラを原子炉格納容器の下に送り、画像の撮影を試みました(12)。作業員は普通の人が1年間に浴びても良いとされる1ミリシーベルトんの倍の2ミリシーベルトもの被爆をこの1回の作業だけで被爆しました(12)。でも、レールを見つけることができず、TVカメラを原子圧力容器の下に送ることができませんでした。
 レールが地震なので外れてしまった可能性も否定できないと思います。廃炉までどれだけかかるか分かりまりませんが、原子炉格納容器より内側もボロボロの可能性があると思います。
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図―5 撮影した2号機原子炉格納容器内部

3.2号機の温度計の上昇は継続中
 福島第一原発2号機の圧力容器下部の温度が3月に入って上昇中です。以下に温度と注水量の推移を示します。
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  (a)温度の推移                 (b)温度計の位置
 ※東京電力のデータ(13)グラフ化
 図―5 福島第一原発2号機温度と注水量の推移 

 特に注水量は減っていないようです。

<余談>
福島第一原子力発電所は毎週のようにトラブルがあるみたいです。こんな東電に事故ったら大変なことになる原発を運転させていいんですかね?他の電力会社は大丈夫?(=^・^=)の思い込みかな!


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(3月2週)―真っ黒ビデオに東電逆切れ?-
(2)資料第1-2-3号 - 原子力委員会
(3)福島第一原子力発電所における電源設備の不具合について(PDF 22.7KB
(4)仮設3/4号M/C(A)他の電源停止事象について(PDF 1.56MB)
(5)小動物侵入による停電事故 - 北陸電気保安協会
(6)FILE NO.05 ネズミの事故は“人災” | 現場の記録から | 広報誌「電気と保安」より | 電気のお役立ち情報 | 関東電気保安協会
(7)県民不安顧みなかった 第一原発冷却トラブルで石崎東電副社長が謝罪 | 県内ニュース | 福島民報
(8)ルポ・Jヴィレッジから福島第一原発へ : 今を読む:社会 : Biz活 : ジョブサーチ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
(9)ニコ生 福島第一原子力発電所​の内部取材! 1 - YouTube
(10)セイタカアワダチソウ - Wikipedia
(11)五重の壁で閉じ込めます [関西電力]
(12)2号機PCV内部調査の結果について(PDF 98.3KB)
(13))プラント関連パラメータ(水位、圧力、温度など)|東京電力
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  1. 2013/03/22(金) 21:01:47|
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