今日(8/1)、岩手県で牛の出荷が禁止になったとニュースが流れていました。生産県でちゃんと検査していれば、今回のセシュウム牛肉騒動は起こらなかったと思います。ところが、セシュウム牛肉が最初に見つかったの生産地の福島県でなく消費地の東京都です。言い方を変えると、福島県の検査から漏れ、東京で見つかったことになります。ちゃんと、生産地の福島、栃木、岩手などで検査ができるか心配になりました。そこで、各生産地別に、生産地が発表したセシュウム濃度と、消費地で検査結果を比べて、まとめてみました。すくなくとも、栃木県、福島県、岩手県、群馬県ではまともに検査できているとは思えません。

最悪なのが栃木県です。栃木県の栃木産の牛肉のセシュウムを検査していますが、その値は検出限界以下(ほとんど0)でした。しかし、栃木県以外で、すべて基準値の以上でした。それぞれの平均は、表の通りです。
次にひどいのが福島県です。福島県ではほとんどが検出限界以下で、詳しく書くと
検出限界以下 52件
検出限界~基準値未満 8件
基準値以上 0件
です。一方、東京都など消費地の検査では
検出限界以下 27件
検出限界~基準値未満 177件
基準値以上 31件
でとても同じものを検査しているように見えません。
岩手でも同じようなものでした。栃木、福島、岩手はあまりに消費地での検査とはまったく違う値が出ています。では、消費地との検査がおかしいのか?山形県、新潟県、茨城県では、消費値の検査より高い値が出ています。消費地の値がたぶん平均的な測定だと思います。栃木県、福島県、岩手県はちゃんと検査できているか心配です。全頭検査をするってニューズが流れていますが、全頭検査の結果は正しいものになるのでしょうか?もっと心配なのは、他の食品も正しく測定されているのでしょうか?
私のご主人はなぜか「かんぴょう巻」が大すきです。でも、「かんぴょう」は栃木県でしか測定されていません。ご主人様には、今年はかんぴょう巻を我慢して言おうかな!これから、お米のシーズンです。もうすぐ検査が始まります。大丈夫かな!
なを、データは
なお、セシュウム濃度のデータは
厚生労働省(食品中の放射性物質の検査結果)で調べました。
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- 2011/08/01(月) 21:51:47|
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