福島県および宮城県の2013年2月中の人口動態が県のホームページにアップされていたので、原発事故2年目の人口動態が揃いました。福島県では、原発事故後
2年連続で赤ちゃんの誕生は減っています。でも、宮城県ではそのような事はありません!

(a)福島県 (b)宮城県
※データは(1)(2)による。
※事故前1年は2010年3月~11年2月
事故後1年は2011年3月~12年2月
事故後2年は2012年3月~13年2月
図―1 福島県と宮城県の出生数の比較
福島県では原発事故前1年に比べ事故後2年目では15%も赤ちゃんの誕生数が減っています。宮城県も少し減っていますが、偶然に起こる確率が10%程度あり、統計的に差があるとは言えません。
以下に月別の推移を示します。

(a)福島県 (b)宮城県
※データは(1)(2)による
図―2 福島県、宮城県の出生数推移
3月に懐妊した赤ちゃんは1部が11月(早産など)から、多くが12月に生まれると思います。12月は宮城も郡山も大幅に赤ちゃんの誕生が減っています。12月に大幅に出産が減ってのは、地震のせいだと(=^・^=)は思っています。でも、わからないのはその後です宮城県では回復していますが、福島県は回復していません。
<余談>
なんで赤ちゃんが減ったのか(=^・^=)なりに理由を考えてみました。
①地震や津波のため?―同じように震災が襲った宮城県で回復しており、統計的な差はありません。でも、福島県には明確な差があります。
表―1 偶然に起こる確率の計算結果(宮城県)

表ー2 偶然に起こる確率の計算結果(福島県)

なお、計算方法は(3)によります。
②お母さんとなるべき女性が逃げた?
福島県では65%の赤ちゃんが25歳~35歳の女性から生まれていますのでこの層は福島県のお母さん候補だと思います(5)。この層の
原発事故前1年間の平均人数 107,391人
原発事故後2年目の平均人数 97,897人
で確かに9%程度減っています。でも赤ちゃんの誕生数は15%も減っています。
残りの6%の説明ができません。なおデータは(1)を集計したものです。
③エッチの意欲が衰えた?
福島原発事故で全員が避難した広野町でもラブホテルは再開しています(5)し、性器ヘルペスなんどの性感染症は減っていません(4)。完全には否定できませんがフクシマの方のエッチに対する意欲がお衰えているとも思えません。加えて言えば、
多量の放射線被ばくをした計画的避難区域では女の子に比べ男の子の赤ちゃんが減っています(6)。エッチを工夫しても、女の子を選択的に作るのは無理だと思います。何らかの生物学的な影響があったはずです。
「東京電力福島第1原発周辺の南北約30キロの範囲で、巻き貝の一種イボニシが全く見つからなかったこ」との報道がありました(7)。同じことが人間にも起こったりして・・・

※(8)を引用
付図 福島第一原発30km以内から姿を消した「イボニシ」
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
福島県ホームページ - 組織別 - 福島県の推計人口 (2)
宮城県/統計課/統計データ/住民基本台帳人口及び世帯数(月報)(3)
めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について(4)
めげ猫「タマ」の日記 福島県郡山市の赤ちゃんが減っている(2012年中)―14ヶ月連続2010年(福島原発事故前)割れ―(5)
ホテル ココナッツ(6)
めげ猫「タマ」の日記 男の子が4ヶ月連続で少ない福島県伊達市の赤ちゃん!(7)
河北新報 東北のニュース/福島原発周辺、巻き貝一種姿消す 国立環境研が原因調査へ(8)
イボニシ - Wikipedia
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- 2013/03/29(金) 21:13:52|
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