福島県二本松市や本宮市のシイタケ農家36人が、2012年7月に福島第1原発事故に伴う賠償金として2億3千万円を請求しました(1)。(=^・^=)なりに計算したら
シイタケ1キログラム当たり1、674円
になりました。、販売経費が11.5%かかるので、卸売単価に直すと
シイタケ1キログラム当たりの販売単価は1、892円(約2千円)
です。かなりの高級シイタケです。
JAみちのく安達は、福島県二本松市、本宮市、大玉村を管轄しています(3)。その管内でシイタケを栽培している農家36人が2012年7月に福島第1原発事故に伴う賠償金として2億3千万円を請求しました(1)。二本松市や本宮市のある福島県北部のシイタケのシーズンは10月から翌年の3月みたいですので(4)、2011年10月からの1シーズン分の補償額だと思います。この辺りのシイタケの出荷量(2009年)は
二本松市 93.1トン
本宮市 44.3トン
大玉村 -
合計 137.4トン
です(5)。1キログラム当たりの補償単価を計算すると
約1、674円(2億3千円÷(137.4トン×1000(1トンは1000kg))
です。さらに、農協さんや卸売市場に合わせて11.5%の手数料が必要みたいです(6)。すると販売単価は1キログラム当たり
1,892円(約二千円、1,674÷(1-0.115))
です。
福島県産のシイタケの価格は1キログラム当たり1,012円(2)みたいです。二本松市や本宮市のシイタケは平均価格の倍近くする高級品みたいです。
東京電力はこれまでに半額を支払ったそうです。一方、農家さんは「2年経過して生活のやりくりが限界にきている。またも裏切られた」などと支払い遅れに怒りの声をぶつけり、「放射能汚染で過去、現在、未来全てを奪われてしまった。遅延することは断じて許されない」などと断たりしているそうです(1)。
<余談>
東京電力の農家や自営業者さん向けの賠償基準をみると、農家の場合は減収分と余計にかかった費用(廃棄費用や検査費用)は対象になりますが、放射能で汚染された原木は直接補償されません。でも減価償却分を生産費から除外する形で補償されると思います。
―参考にしたサイト様―
(1)
未払い分、4月内に支払い 安達の原木シイタケ賠償(福島民友ニュース)(2)
特用林産関係統計書 1 福島県における生産・流通状況(3)
みちのく安達について - JAみちのく安達-食と農を結ぶJAづくり 福島県二本松市・本宮市・大玉村の農業協同組合(4)
ベジフルカレンダー - JA伊達みらいのホームページ(5)
特用林産関係統計書2 福島県における市町村別生産量の推移(6)
青果市場手数料の仕組み | 野菜日記(農健クラブ)(6)
原子力損害に対する賠償について|東京電力(7)
借り上げ住宅に風俗拠点 避難者装い新潟で家賃詐取容疑 本県の3人逮捕 | 県内ニュース | 福島民報
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テーマ:どうでもいい報告 - ジャンル:日記
- 2013/04/14(日) 21:27:43|
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