食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。4月2週中の食品中の放射性セシウムの検査結果をまとめてみました。お買いものの参考になればいいかなと思います。4月5週も続き先週に続きしっかり基準値超えが見つかっています(3)。
①検査数1,141件中40件の基準値超え(全体の3.5%)
②平均は、1キログラム当たり25.4ベクレル、最大7,700ベクレル(福島県産コシアブラ)。
③基準超の食品が、岩手、宮城、福島、栃木、群馬
で見つかっています。

※牛肉を除く
※単位については(4)を参照
図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2013年5月2週)
色分けは以下の通りです。
赤マーケットから基準値超えの食品が見つかった県
橙出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
黄基準値超えの食品が見つかった県
1.セシウム汚染隠し?福島県
福島県のHP(2)によると、福島県福島産のウコギから、基準値(100(Bq/kg))(5)の3倍近い、1キログラム当たり
280ベクレル
の放射性セシウムが見つかりました。でも、厚生労働省には報告した様子もなく厚生労働省の発表(1)にはありませんでした。もっとおどいたのは、発表は5月10日付ですが、採取日は5月1日と2日で、基準超えが見つかりながら1週間は放置していたと思います。もっと驚いたものは、福島市のHP(6)では、ウコギご飯を推奨していますが、基準を超えたセシウムが見つかったことは記載していません。

※福島県福島市のHPより(6)
図―2 ウコギご飯
これって、セシウム汚染隠し?
2.スクリーニングレベルを超えても検査されない福島県産米
福島県は米の全袋検査を宣言しています(7)。その手順によると、スクリーニングレベル(11キログラム当たり60ベクレル)を超えると、詳細な検査を実施し、基準値以下であることを確認することになっています(8)。福島県二本松市の米の全袋検査では、スクリーニングレベルを確実に上回る1キログラム当たり76ベクレル以上のお米が28袋も見つかっています。でも詳細な検査をしたのは、たった2袋です(1)。

※(9)より作成
図―3 福島県二本松市産の米の検査結果
残りの26袋は詳細な検査をせずに出荷されていたりして?(=^・^=)はとっても心配です。
<余談>
セシウム汚染食品が出ても発表しない。事前に公表した検査手順を行わない。食品中の放射性セシウムの検査を見ていると(=^・^=)は危険を感じ不安になります。結局、怪しげな産地は避けるしかないような気がします。これは風評被害でなく、正当な自己防衛だと(=^・^=)は思います。
―参考したサイト様および引用いた過去の記事―
(1)
農林水産省/厚生労働省(食品中の放射性物質の検査結果)(2)
福島県ホームページ - 組織別 - 公表日ごとのモニタリング検査結果(3)
めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(4月5週)-今年もセシウム汚染クマ登場-(4)
めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト(5)
食品中の放射性物質への対応|厚生労働省(6)
うこぎごはん - 福島市ホームページ(7)
24年産米のモニタリング検査 (事前出荷制限区域以外)フロー図(PDF)(8)
めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(12月)-デタラメな放射性セシウム検査は「福島産=汚物」にする。(9)
ふくしまの恵み安全対策協議会 放射性物質検査情報
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テーマ:どうでもいい報告 - ジャンル:日記
- 2013/05/11(土) 20:21:05|
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