今日(2013年6月5日)に福島県県民健康管理調査検討委員会が開催されまた(1)。
18万4千人を検査したら12人が甲状腺癌
が見つかりました。福島県の言い訳を前提にしても(=^・^=)なりに偶然に起こる確率を計算したら、0.25%でした。福島県の説明は破綻しています。
Usteramの中継があったので(2)ので見ていたら、18歳以下の方を対象にした検査で、
2011年度に1次検査した人から7人
2012年度に1次検査した人から5人
の合計12人に甲状腺検査で「癌」が見つかったそうです。甲状腺癌の発生率は
子供(14歳以下)で100万人あたり年間5から10人
成人で100万人あたり年間15人
です(3)。2011年度の検査対象者は40,764人なので、100万あたり
172(7÷40,764×100万)
で異常な高率です。でも、福島県の方は
①癌が見つかるようになるのに4年位かかる
②機器も良くなって、以前より見つかりやすい
③比較するものがない
と説明し、異常なデータであることを認めませんでした。
「成人の発生率と同じ」
とも言っています。そこで、
①検査精度がよいので4年後に見つかる癌が見つかる。
②発生率は成人と同じとする
として、7人以上から甲状腺検査で癌が見つかる確率を計算したら1.3%でした。福島県の怪しげな説明を信じても偶然に起こるとは思えません。以下に計算表を示します。計算方法は(4)によります。
表―1 偶然に起こる確率の計算結果
※計算方法は(4)による。
※甲状腺癌発生率は4年分として10万分の6としました。

<余談>
ライブ中継を見る限り、福島県はさすがに異常ではないとはしていません。でも要因調査を積極的に解析しようとする姿勢はありません。(=^・^=)は福島県はモニタリングポストの周りだけを一生懸命除染しているみたいです(5)。(=^・^=)には同じように見えます。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
福島県ホームページ - 組織別 - 県民健康管理調査検討委員会(2)
USTREAM: IWJ_FUKUSHIMA1: 【IWJ中継市民チャンネル 福島Ch1】 岩上安身率いるIWJ(Independent Web Journal)に賛同し集まった中継市民が、全国各地で起こるデモ・シンポジウム・イベント等を配信します。. 市民...(3)
ガンの自然発生(4)
めげ猫「タマ」の日記 あと一人甲状腺癌がでれば福島県の説明は瓦解する―福島健康県民調査―(5)
めげ猫「タマ」の日記 移転してもまだ線量の高いモニタリングポスト(放射線線量測定点)を除染する福島県
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- 2013/06/05(水) 20:25:16|
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