6月5日に東京電力福島第一発電所の汚水タンクから、汚水漏れがありました。東京電力は
「(タンクの)継ぎ目部の増し締めにより漏えいが停止しない」
と発表しています(1)が、NHKは
「タンクの継ぎ目のボルトを
締めたうえ、汚染水の一部を別のタンクに移した結果、漏えいは、およそ4時間半後に止まりました。」
と報道しています(2)。まるで、「タンクの継ぎ目のボルトを締め」が汚水漏れ防止に効果があったみたいです。

※NHKのHP(2)を(=^・^=)が
図―1 「ボルト締め直しで、水漏れがとまる」と嘘報道を流すNHK
6月5日に福島第1原発の地下貯水槽から放射性物質に汚染された水を移していた地上タンク1基から水漏れがありました(1)

※東京電力の資料(3)より作成
図―2 水漏れを起こしたタンクと水漏れ箇所
2013年4月に福島第一原発で貯水槽から汚水がもれました。そこで東京電力は急遽、福島第一原発内に汚水タンクを増設し、汚水を移すことにしました(3)。新しいタンクは5月には完成し、5月18日より汚水の移し替えがはじまりました(5)。ところが、6月5日にそのタンクの継ぎ目から「汚水漏れ」があるのを下請けんさんが見つけました(1)。タンクは円筒状で容量約500トン。鋼鉄製の板をボルトや溶接でつなぎ合わせているので、ボルトを締め直したが、汚水漏れは止まらず、結局は汚染水を別なタンクを移してやっと水漏れがとまりました(1)(6)。だから、ボルトの締め直しは水漏れを停止する効果はなかったのです。でもNHKは「ボルトの締め直し」も、水漏れ停止に効果があったかのように
「ボルトを締め直し 汚染水一部を別のタンクへ⇒水漏れ止まる」
に嘘報道をしています。(=^・^=)には、ボルトの締め直しで汚水漏れが止まると判断した東電のミスを曖昧にする報道だと思います。
「最初はボルトを締めなおして汚水漏れを止めようとしたが止まらず、別のタンクに汚水を移した。」
が正しい報道です。それなりに報道されていたので、報道各社のHPを見たのですが、NHKのような報道はなく「締め直したが、汚染水漏れが続いたため、汚染水を別なタンクに移送した。」(6)のような報道が多い気がしました。
NHKはこれまでも数々の嘘報道を繰り返しています(7)~(13)。
<余談>
この報道は6月5日の19時台の番組でも流れていました。受信料と称し金銭を巻き上げ、嘘報道を繰り返すNHKに存在意義はないと思います。もうすぐ参議院選挙ですNHKの廃止を訴える候補者がいたら(=^・^=)は投票します。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
G6エリアタンク(鋼製円筒型タンク)フランジ部からの漏えいについて(PDF 212KB)(2)
福島第一原発 汚染水タンクで水漏れ NHKニュース(3)
東京電力 写真・動画集| G6エリアタンク(鋼製円筒型タンク)フランジ部からの漏えいについて(4)
社長会見配布資料(PDF 1.37MB)(5)
地下貯水槽の移送状況について(PDF 16.6KB)(6)
移送先タンク汚染水漏れ 第一原発で壁面のつなぎ目 | 県内ニュース | 福島民報(7)
めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道-岡山は福島と並ぶモモの産地、生産量は3割(8)
めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道 -ロボットがいるから原発は大丈夫―(9)
めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道?-福島第一原発の新装置は放射性物質が除去できる。-(10)
めげ猫「タマ」の日記 福島原発の嘘報道を繰り返すNHK!―福島第一原発独占取材は東電のPR?―(11)
めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道―福島第一原発貯水槽汚水漏れは3重の層を破った―(12)
めげ猫「タマ」の日記 NHK嘘報道―福島第一原発で漏れた水は1万ベクレル/cc、でも実際は29万ベクレル/cc(13)
めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道-双葉町の住民は7,000人、でも実際は6,256人
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- 2013/06/06(木) 19:12:26|
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