食品中の放射性物質の検査結果を厚生労働省は発表しています(1)。また、厚労省以外の発表もあります(2)。5月週中の食品中の放射性セシウムの検査結果をまとめてみました。お買いものの参考になればいいかなと思います。6月2週も続き先週に続きしっかり基準値超えが見つかっています(3)。
①検査数1,794件中36件の基準値超え(全体の2%)
②平均は、1キログラム当たり12ベクレル、最大27,00ベクレル(福島県産イノシシ)。
③基準超の食品が、宮城、福島、群馬
で見つかっています。

※牛肉を除く
※単位については(4)を参照
※基準値は(5)を参照
※乾し椎茸は水戻し後の測定
図―1 食品中の放射性セシウム検査結果のまとめ(2013年6月2週)
色分けは以下の通りです。
赤マーケットから基準値超えの食品が見つかった県
橙出荷制限対象外の地域・品目から基準値超えの食品が見つかった県
黄基準値超えの食品が見つかった県

1.6万4千ベクレルの中で実施する福島県のセシウム検査は大丈夫?東京電力はミスったけど!
東京電力は地下水バイパスの水の放射性濃度の測定を間違えたと先週と今週に各1回の合計2回発表しています。原因は放射線量の高い福島第一原発で測定したためです(6)(7)。福島第一原発以外にも高い放射線のもとで、放射性物質濃度を測定しているところがあります。農業総合県センターの放射線量は今でも、1時間当たり0.8μSv/hです。
図―2 福島県農業総合センターの空間放射線量(8)。
厚生労働省のデータ(1)を過去1年で集計する福島県が実施しる食品中の放射性セシウム検査の大部分を福島農業センターで実施しています。

※厚生労働省の発表(1)を(=^・^=)が集計
※集計期間は2012年6月15日~13年6月14日
※上段;検査機関名、下段:検査数
図―3 福島県(市町村を含む)のセシウム検査での検査機関別シェア(2013年6月14日より過去1年分)
心配なので、消費地を検査結果と福島県の検査結果を比べてみました。2013年3月の福島県産原木シイタケの検査結果は
消費地 1キログラム当たり290ベクレル(検査数1)
福島県 1キログラム当たり最大で52、平均で19ベクレル(検査数6)
で、大きく違います。なを消費地の検査機関は国立医薬品食品衛生研究所食品部で、福島県は福島県農業総合センターです。
1キログラム当たり8000ベクレルのところで1000時間の作業をすると1000μシーベルトの被ばくをするそうです(9)。1時間に直すと0.1μシーベルトです。すなわち1μSv/hは8万ベクレルに相当します。福島県農業総合センターの放射線量は0.8μSv/hなので、6万4千ベクレルの汚染物質に囲まれた状態で放射性セシウム検査をしていることになります。相当に注意しなければ正確な値は得られないと思います。福島県は検査

※ 核種(Cs137,134、k-40等)とエネルギーは(=^・^=)が加筆
(a)設定画面 (b)結果画面
図―3 セシウム検査用のパソコン画面
そこにパソコン画面が映っていますが、設定の画面にも結果表示画面にも同じ位置で赤い点が映っています。パソコン画面の汚れです。公開するビデオを撮影するのに検査機用PC画面が汚れたまま撮影させるところを見ると、注意深く検査しているようには(=^・^=)には見えません。ついでにゆうと、このビデオで検査したモモからは1キログラム当たり50ベクレル程度の放射性セシウムが見つかっています(11)。セシウムあると結果画面にピークがでます(12)。

※(12)を引用
図ー4 放射性セシウムがある時の結果画面(スペクトル)
でもそのようなピークは福島県の発表したビデオからは読み取れません。(=^・^=)でもわかるくらいので一寸詳しい人が見ればすぐわかると思います。でも平気で公開しているところをみると必要なトレーニングをうけない素人同然の検査員だと思います。福島県の検査は、非常に劣悪な環境課でなにも注意しない素人同然の検査員が検査していと(=^・^=)には思いえます。
東京電力にはミスがあっても、見つける仕組みを用意していました。
①3つの検査機関(福島第一、第二原発、環境総合テクノス?)で同じものを検査します(6)。一つの検査機関が間違ても、他の二つと違う値がでるので、チェックできます。
②サンプルを複数用意して、検査します。1つのサンプルに異常があっても別のサンプルを測定し値が違えば異常は分かります(7)。
でも福島県の説明(10)にはこのような仕組みの説明はありません。
2.磐梯町のネマガリダケ
磐梯町のネマガリタケから基準を超える1キログラム当たり103ベクレルの放射性セシウムが見つかりました。でも福島県は
「有効数字2桁(上位から3桁目を四捨五入したもの)で記載」
とし1キログラム当たり100ベクレルと公表しています(13)。基準値以下とゆう理由で出荷制限の対象にはしないと思います。での、間違いなく基準を超えています。しかも去年より大幅に放射性セシウム濃度が上がっています。

図―5 福島県磐梯町産のネマガリダケの放射性セシウム濃度推移
福島県大玉村産のネマガリダケから2011年5月に現在の基準値を超える1キログラム当たり144ベクレルの放射性セシウムが見つかっています。でもその後の検査がありません。図―5にて貰えばわかる通り、現在の放射性セシウム濃度はもっと上がっている可能性があるとおもいます。怪しげなものは検査しない?(=^・^=)はそんな想像をします。
もっとも先週(6月6日)に基準超(120Bq/kg)が見つかった西会津町産の干しぜんまいは今も出荷制限がかけられていませんが!
<余談>
酷い環境で素人同然の検査員がする検査、怪しげな所の検査は避けるような検査データ、食品中の放射性セシウムの検査を見ていると(=^・^=)は危険を感じ不安になります。怪しげな産地は避けるしかないと思います。風評被害でなく正当な自己防衛です。
―参考したサイト様および引用いた過去の記事―
(1)
農林水産省/厚生労働省(食品中の放射性物質の検査結果)(2)
福島県ホームページ - 組織別 - 公表日ごとのモニタリング検査結果(3)
めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(6月1週)-軽井沢町の30%は基準超-(4)
めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト(5)
食品中の放射性物質への対応|厚生労働省(6)
福島第一原子力発電所におけるガンマ線放出核種分析の評価について(PDF 25.3KB)(7)
地下水バイパス一時貯留タンク測定結果および評価について(PDF 149KB)(8)
福島県農業総合センターの測定値 ≪ 各地の定時測定 ≪ 福島県放射能測定マップ(9)
よくあるご質問 | 広域処理情報サイト 【環境省】 -津波による災害廃棄物処理(がれき)を全国で-(10)
モニタリング検査に関する取組み | ふくしま新発売。(11)
めげ猫「タマ」の日記 福島県が公表した食品の「モニタリング検査映像(ビデオ)」はねつ造?(12)
放射性物質の分析について - 農林水産省(13)
H25. 6.14公表: 山菜・きのこ(H25. 6.11-13採取分)(PDF形式)
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テーマ:どうでもいい報告 - ジャンル:日記
- 2013/06/15(土) 20:49:46|
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ファティマ第三の預言とノアの大洪水について
ブログを見てもらえるとうれしいです。
h ttp://ameblo.jp/haru144
第二次大戦前にヨーロッパでオーロラが見られたように、
アメリカでオーロラが見られました。
ダニエル書を合算し、
未来に起こることを書き記しました。
エルサレムを基準にしています。
2018年 5月14日(月) 新世界
2018年 3月30日(金) ノアの大洪水
↑
この期間に第三次世界大戦が起きています。
↓
2014年 9月17日(水) 荒らすべき憎むべきものが
聖なる場所に立って神だと宣言する
2014年 9月10日(水) メシア断たれる
↑
この期間に世界恐慌が起きています。
↓
2013年 7月3日(水)メシヤなるひとりの君(天皇陛下)
御国の福音が宣べ伝えられる
2013年 5月15日(水) エルサレムを建て直せという命令が・・
天におられるわれらの父とキリスト、
死者復活と永遠のいのちを確信させるものです。
全てあらかじめ記されているものです。
これを、福音を信じる全ての方、
救いを待ち望む全ての方に述べ伝えてください。
- 2013/06/15(土) 20:56:33 |
- URL |
- マタイ24 #-
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マタイ24様
きわめて不愉快なコメントです。
このようなコメントは遠慮願います、、
貴殿のコメントに対する抗議の意味で削除はしません。
- 2013/06/15(土) 22:14:26 |
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- 管理人 #-
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