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めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

トラブルいっぱい!福島原発(7月1週)―福島第二原発からもネズミ-

 東京電力福島原発はトラブルが多く、トラブル毎に記事にするは面倒なので、まとめて記事にしています。先週につづき(1)、今週(6月29日から7月5日)もしっかりトラブルが起こっています。

1.放射性物質を着けて一般道路を走りました。
福島第一原発の敷地内で作業していた生コンクリート車が基準を超える汚染状態のまま、敷地外へ出ました(2)。生コンクリート車は6月29日13時26分に福島第一原発正門を出た後、14時34に戻るまで、1時間以上も放射性物質と一緒に外を走り続けたそうです。
 どうして見つかったかについて東京電力の発表はありませんが、汚染されたままの車が外にでればその事を見つけるのはよほど幸運と優秀な管理員の両方が揃わないと無理な気がします。東京電力は見つけてないけど、同じようなことが沢山あるような気がします。

2.福島第一原発で火事
7月2日午後0時48分頃、福島第一原子力発電所にある一般焼却施設付近に仮置していた段ボール類が燃えているのを下請けさんが見つけました。仮置きされていた段ボール類は約4m×約2m、高さ約1mの範囲で燃えたそうです(3)。
brg130705a.jpg
※東京電力(3)による。
 図―1 火を噴いた段ボール

3.タンクの底に穴
 6月15日に福島第一原発に設置してある汚水からセシウムとトリチウム(放射性の水)以外の放射性物質を取り除く多核種除去装置(ALPS)で使っているタンクから汚水漏れが見つかりました(4)。汚水の漏れたタンクを調べたら直径3mm程度の穴があいているのが見つかりました(5)。
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  ※東京電力の資料(5)による
 図―2 タンクの底に空いた穴(2.6mm削った所)

東京電力は工場で検査した時は水漏れはなかったとしていますが、(=^・^=)は製造時に空隙がすでにあり、使っているうちに表面が錆びるなどして汚水と空隙が繋がり、汚水漏れを起こしたような気がします。
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 図―3 (=^・^=)想像の原因

「穴」の空いていたのは溶接部ですが、原子力発電所では溶接した部分は放射線透過検査および超音波探傷検査等の非破壊検査を実施することになってる(6)みたいですが、検査したんですかね?

3.海の傍から汚染水
 先週(6月4週)に福島第一原発の傍の海から高濃度のトリチウム(放射性の水)やその他の放射性物質(半分はストロンチウム90と推定される)が見つかりました(1)。そこで、東京電力は福島第一原発で海か4~5メートルの所に井戸を掘り、地下水を調べました(6)~(9)。調べた地下水から1リットル当たり
  セシウム・トリチウム以外の放射性物質 4,300ベクレル
  トリチウム              43,000ベクレル
が見つかりました。以下に井戸の位置を示します。

(=^・^=)は海に漏れたと思っています。

4.福島第二発電所からもネズミ!
 福島第一原発では今年3月(10)と4月(11)に配電盤に侵入したネズミが見つかりましたが、今度は福島第二原発のガスタービン式の電源車の配電盤にネズミが侵入していました(12)。
brg130705d.jpg    brg130705e.jpg
  (a)ガスターピン電源車(配電盤は後ろ側の車にあり) (b)絶命したネズミ
 ※東京電力(13)による。
 図―4 ネズミが侵入した電源車と侵入したネズミ

前にネズミが見つかった時、東京電力は他にもネズミが見つかる可能性が否定できないとしていました(11)が、こんな予想は当たって欲しくないです。

5.油漏れ
 7月4日13時5分頃、福島第一原子力発電所6号機北側の雑固体廃棄物焼却建屋の建設エリアにおいて、25tクレーン車から油が漏れているのを下請けさんが見つけました。漏れた油は約2m×約1mに広がっています。油漏れはなかんか止まらず、バケツで受けているみたいです(13)。6月3週には汚水漏れが2件ありました(4)。そして今週は油漏れです。海に漏れないようにと思ったら、3項でかいたように漏れているみたいです。

6.ディーゼル電源が故障
 7月5日午前3時45分頃、福島第一原子力発電所5号機中央操作室において、東電社員様が2台ある非常用ディーゼル発電機のち1台で「待機状態に無いことを示すランプ」がついているのを見つけました(14)。最初から壊れていたりして

7.柏崎刈羽再稼働申請に地元がまった。
 東京電力は原子力規制委員会に再稼働申請するにあたり、地元の説明として柏崎刈羽原子力発電所のある、新潟県刈羽村村長、柏崎市長そして新潟県知事を訪ねましたが、あまり良い反応はありませんでした。
 柏崎市長は
  「大変遺憾だ。地元との信頼関係を損ないかねない」
と発言しています(15)。通常は地元自治体は雇用や固定資産税が入るので再稼働が多いのですが・・・。
柏崎刈羽原子力発電所は過去に放射能漏れ事故を起こし大変な風評被害を起こしています。柏崎市も大変な被害を受けましたが、賠償があったとの話は(=^・^=)は知りません。新潟県知事はもっと強行みたいです。
 ひょっとして、再稼働申請はだたのリップサービスで、電気料金再値上(16)げのためのアリバイ作りだったりして・・・

おまけ 高い放射線を放つ物体が15km南から見つかる
 東京電力によると、楢葉町の井出川河口付近で高い放射線を放出している小さな物体が見つかったそうです(。福島第1原発から約15キロ離れており、東電は2011年3月に同原発で水素爆発が起きた際、空中に飛散した原子炉建屋の構造物の一部の可能性もあるとみて調べているそうです(17)。以下に井出川と福島第一原発の位置関係を示します。
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 ※国土地理院の地図で作成
 図-5 高い放射線を放つ物体が見つかった出井川

物体の表面の放射線量を測ったら
  ①セシウム等の由来するγ線の強さ 1時間あたり105マイクロシーベルト
  ②ストロンチウム90等に由来するβ線の強さ 1時間あたり3400マイクロシーベルトだそうです。β線はγ線に比べ遠くに届きかず見つけるのが大変です。こんなものが15kmの範囲に広がっているとしたら、福島第一原発の周りはたとえ除染しても「地雷原」のままのような気がします。写真をだしていますが、見た目には普通の物体です。
brg130705g.jpg
図―6 高い放射線を放つ物体


<余談>
 東京電力は頑張っていると思います。でも「必要な結果」が出ていません!そこが福島第一原発事故の恐ろしさだと思います。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(6月4週)―汚水は海に漏れた?-
(2)福島第一原子力発電所構内からの汚染車両の退域について(PDF 79.0KB)
(3)福島第一原子力発電所一般焼却施設近傍における火災について|東京電力
(4)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(6月3週)―海の傍の地下水から高濃度の放射能-
(5)福島第一原子力発電所多核種除去設備(ALPS)バッチ処理タンク2A 点検状況(PDF 668KB)
(6)原子力発電所の溶接検査 (02-02-03-11) - ATOMICA -
(7)福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(PDF 11.3KB)PDF

(8)福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(その2)(PDF 13.2KB)
(9)福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(護岸地下水)(PDF 13.6KB)

(10)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(3月3週)―核燃料プール冷却停止-
(11)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(4月4週)―福島第一原発にネズミが2匹-
(12)福島第二原子力発電所空冷式ガスタービン発電機車(No.1)における小動物の侵入による充電器盤の故障について(PDF 54.6KB)
(13)福島第一原子力発電所雑固体廃棄物焼却建屋の工事現場における油漏れについて(続報)|東京電力
(14)東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について|東京電力
(15)時事ドットコム:東電社長、原発再稼働を説明=柏崎市長「信頼損ねる」-新潟・地元首長と会談
(16)めげ猫「タマ」の日記 参院選挙後は東電電気料金は再値上げ?
(17)放射性物質の調査について(PDF 70.5KB)
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  1. 2013/07/05(金) 21:34:15|
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