毎年、8月12日になると必ずニュースになることがあります。それはJALの墜落事故です。飛行機も原子力発電所と似たようなところがあると「猫」には思います。電車や自動車は、まったく機能が失われると止まるしかしかありません。止まればそれなりに安全が確保されます。でも、飛行機は機能停止に陥ると、墜落するしかありません。26年前の今日(8月12日)に、機体に亀裂が入り制御機能を失ったJAL123便が墜落しました。今日はお盆の帰省のピークです。飛行機で帰省するかたも多いと思います。そんな日に毎年、日航機事故のニュースが流れるので、8月12日は、事実上、航空輸送の安全を考える日なのかもしれません。
今日、テレビを見ていると、例年より日航機墜落事故のニュースは少な目のような気がしました。そこで、「猫」なりにネットを調べてみました。
1.まずは動画から
生還者のインタビュ―生き残った方がいらしたようです。
10 川上慶子さんのインタビュー 事故翌日、救急車から病院に移し変え時 30 川上慶子さんのインタビュー(8月19日)「前から煙が出てきたの」証言 ★この人を、尼崎中央病院で看護婦姿を見たとの噂を聞いたことがあります。ひょっとして、日本史上最大の航空機事故にであってから、19年後のJRに福知山線事故の前線に立ったかも知れません。
ボイスレコーダーの音声
JAL123 FLASH part 1JAL123 FLASH part 2★飛行機のコックピットには、ボイスレコーダーといってコックピット内の音を録音する装置が装備されています。あまり表にでることはないのですが、JAL123便ではなぜかリークされていました。
事故調査報告書および報告
日本航空123便の御巣鷹山墜落事故に係る航空事故調査報告書についての解説★事故調査報告書は、事実の認定を中心に書いていますが、可能性のある多くのことから報告書の事実を認定したかまったく記載がありませんでした(「猫」が読んだ限りでは)。でも説明書を見ると、その経緯が解る気がします。福島原発の事故報告は、是非ともこの二つを合わせたような報告書にしていただきと思います。
その後の日航機の事故
1997年6月8日 MD11機乱高下事故 死亡1名 負傷14名
2001年1月31日 駿河湾上空ニアミス事故 負傷100名
2005年8月12日 JALウェイズ58便エンジン爆発事故 負傷5名
☆
日航機事故 - Wikipediaによる。
JALはあの墜落以後も119人のけが人と一人の死者を出しています。
以下に、飛行機に100万回乗ったら、どれだけ死亡事故にあう(あった)かをまとめたサイトのデータ
転機します。
AirSafe.com
Critical Information for
the Traveling Publicによる。
この数字をみるとJALはANAに比べ6倍以上危険になります。ついでに1986年以降のANAの事故(負傷者が出たもの及び導体着陸事故)は、以下の通りです。
2002年1月21日 函館空港着陸失敗事故 負傷3名
2002年6月26日 地島オーバーラン事故 負傷1名
2007年3月13日 高知空港胴体着陸事故 死者・負傷者なし
☆
全日空機事故 - Wikipediaによる。
負傷者合計4名です。
おまけ
全日空機胴体着陸(DHC8-Q400) ★それでもJALは頑張っていると思います。26年間も墜落事故なしを継続する航空会社は、結構すくないと思います。そこにJALもANAも該当します。航空会社に顧客が最も望むのは「安全」です。企業である限り顧客の要求は最優先すると思います。
★電力会社も顧客の安全が最優先だと思います。顧客は電力の安定供給より発電所の事故で顧客が被害にあわないことを優先すると思います。でも、顧客のない所にしか原子力発電所を作らない電力会社があるとしたら・・
今回の地震、津波、顧客の近くにある原子力発電所は重大事故(IAEAにランキングされる事故)は起こしていません。
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- 2011/08/12(金) 22:33:58|
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