8月16日に福島県南会津町田島の観測点て放射線量が急上昇する現象がありました。また僅かですが、会津若松市の放射線量も上がりました。(=^・^=)は福島第一原発由来でないと説明できないと思います。福島第一原発は今も放射性物質をまき散らしていることになります。

(a)放射線量 (b)会津田島と会津若松の位置
※(1)を集計
図―1 南会津町田島、会津若松の放射線量と位置
福島県は「大雨が降り、
自然由来の放射性物質が降下したため」としてますが(2)、だったら大雨の度に上昇がみられていいはずです。以下に福島県南会津町田島のモニタリングポストの放射線量の推移を示します。

※(1)を集計
図―2 南会津町田島の放射線量推移
南会津町田島でも福島原発事故後に放射線量が上がり一時は毎時1マイクロシーベルとを超えました。でもその後は順調に下がり、2011年8月19日を最後に毎時0.1マイクロシーベルトを超えることが無くなりました。この状態は2013年6月15日まで1年10ヶ月継続しました。福島県の説明が正しければ豪雨の度に放射線量が上がらくはなりません。以下に福島県南会津町田島の月別の降雨量の推移を示します。

※気象庁のデータ(3)を推計
図―3 福島県南会津町田島の降水量の推移
2011年9月も大雨がふりましたが、毎時0.1マイクロシーベルトを超えるような放射線量の上昇は起こっていません。
以下に今年(2013年)6月から8月16日までの放射線量と毎時の降雨量を示します。

※(1)(3)にて作成
図―4 福島県南会津町田島の放射線量と1時間あたりの降雨量
1時間当たり20mmを超える雨は
①2013/6/15 15:00
②2013/7/23 8:00
③2013/8/6 15:00
④2013/8/16 15:00
の4回降っていますが、6月13日と8月16日は放射線量が上昇しましたが、7月23日と8月6日は放射線量の上昇がみられません。以下に当該日の雨量と放射線量の推移を示します。

(a) 6月15日 (b)7月23日

(c)8月6日 (d)8月16日
図―5 降雨があった日の雨量と放射線量(南会津町田島)
福島島第一原発側のアメダス観測点「浪江」の会津田島で大雨が降る8時間前から大雨が降るまでの間の風向き分布(10分毎)を示します。

(a)6月15日 (b)8月16日
※(2)より作成
図―6 放射線量が上がる場合の風向き分布

(a)7月23日 (b)8月6日
※(2)より作成
図―7 放射線量が上がらない場合の風向き分布
図―6、7を比較すると図―6では風下の中心は東側でその先には会津田島があります。一方、図ー7では南会津町田島をそれています。放射線量が上がるには、大雨の他に福島第一原発の風下になる必要があると思います。(=^・^=)は
「大雨が降り、
福島第一原発由来の放射性物質が降下したため」
と考える方が自然だと思います。大雨で急上昇する傾向は最近現れ始めたので、福島第一原発からの放射性物質拡散が再発したと思います。
<余談>
福島第一原発では3号機の屋上が湯気がでたり(4)、8月にはダストモニタの警報が鳴り、東電社員様の顔面が放射性物質で汚染される事件が起こりましたが、原因は不明です(5)。福島第一原発から放射性物質が漏れていると考えれば説明がつくと思います。海への放射性物質漏れは今も継続しています(5)。陸への放射性物質漏れがあっても不思議ではないと思います。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
福島県ホームページ - 組織別 - 空間線量モニタリング結果(2)
気象庁 | 過去の気象データ検索(3)
放射線量が一時急上昇 県「大雨で放射性物質降下」(福島民友ニュース)(4)
めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(7月4週)―いまだ続く海への汚水漏れ-(5)
めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(8月3週)―いまだ続く海への汚水漏れ-
スポンサーサイト
- 2013/08/18(日) 20:51:50|
- -
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0