めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

トラブルいっぱい!福島原発(9月2週)―安倍出戻り総理が世界に向かって「嘘」をつく-

東京電力福島原発はトラブルが多く、トラブル毎に記事にするは面倒なので、まとめて記事にしています。先週につづき(1)、今週(9月7日から9月14日)もしっかりトラブルが起こっています。

1.安倍度戻り総理は世界に向かって嘘をつく
 9月7日行われたオリンピックのプレゼンで安倍出戻り総理は福島第一原発について「the situation is under control.」(状況はコントロールされております。)と発言し(2)世界に向かって大嘘をつきました。福島の海では基準値を超える放射性セシウムに汚染されたお魚が今も見つかっています。(=^・^=)には「the situation is without control.」(状況はコントロール外)だと思うのですが・・。
 以下に福島県沖で取れたアイナメの放射性セシウム濃度の推移を示しますが、今も基準値の1kgあたり100ベクレルを超えたお魚が見つかってます。
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 ※厚生労働省の発表(3)を集計し作成
 図―1 福島県沖のアイナメの放射性セシウム濃度推移

 福島県産のアイナメについていてば、今年4月以降の検査でいっても、検査166件中、115件で放射性セシウムが見つかり、22件が基準超えでした。これに対しNHKは
 ①「(放射性物質は)いまでは殆どでなくなっています。」
 ②「(福島県の魚の)安全が確認できた」
などの嘘報道を流しています(4)。
 でも、フランスの週刊誌が以下のような風刺画を乗せたそうです(5)。
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 図―2 フランスの週刊誌が乗せた風刺画

これについて、在仏日本大使館は9月12日、「不適切な表現で、被災者の心情を傷つける」と同紙に抗議したそうですが、風刺がを載せたフランスの週刊誌の方は、「この風刺画にそのような意図はない。謝罪する理由はない」と述べたそうです(5)。(=^・^=)も当然だと思います。NHKの嘘報道に比べればかなり正確です。
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 ※(6)(7)をキャプチャー
 図ー3 「状況はコントロールされている」と発言する安倍総理と反発する福島の漁業関係者

2.野戦病院
 9月11日に東電の原子力部門のトップの相沢副社長の記者会見に臨み、急ごしらえで屋外に造られた電線や配水管など仮設の設備が残ることを受け、福島第一原発の状況を「野戦病院」と評しました(8)(9)。
 でも急ごしらえで設備を作らなかったら、福島第一原発の状況はもっと酷かったはずです。(=^・^=)は状況を考えれば仕方が無かったと思います。東電の相沢副社長は福島に駐在しているみたいですが(8)(9)、トップが福島に行ったくらいで解決できるほと福島第一原発の問題て簡単なんですかね?(=^・^=)は時間はかかりますができることを一つ一つ実行していく以外には方法はないと思います。
 原子力部門のトップが福島にいて、柏崎刈羽原発になにかあったらどうするんすかね?再稼働は無理ですね。

3.地下水が汚染される。
 福島第一原発の汚染水対策として、原子炉やタービン建屋に入る前の地下水を汲み上げて海に流し汚染水の発生量を抑えようとの計画(地下水バイパス)を国や東京電力は進めています。ところが地下水を汲み上げる井戸の上流にあるタンクから汚染水もれを起こしました。そこで東京電力は汚染水漏れを起こしたタンクの傍に井戸を掘り、放射性物質濃度を計測しています。
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(a)地下水バイパス用の井戸と汚水漏れ位置  (b)汚水か確認された井戸の位置
※(1)より引用
 図―3 地下水バイパス位置と汚水漏れ場所

 このうち「E-1」と呼ばれる井戸のトリチウム(概ね放射性の水として存在)の濃度が急上昇し、最新の測定は1リットルあたり約10万ベクレルにもなっています。
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 ※東京電力の発表(10)を集計し作成
 図―4 地下水井戸E-1のトリチウム濃度推移

東京電力は放射性物質で地下水が汚染されたことを認めたみたいです(6)。
 
4.放射性物質拡散
 図―4のE-2の井戸でも放射性物質濃度を測っています。以下にストロンチウム90等で代表されるトリチウムやセシウム以外の放射性物質が見つかっています。その推移を示します。
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  ※東京電力の発表(10)を集計し作成
 図―5 地下水井戸E-2の放射性物質濃度推移

 急激に下がっています。1週間程で検出限界以下になっています。放射性物質が無くなるわけないので、拡散してどこかにしているんと思います。この井戸で最初に放射性物質濃度を測ったのは9月4日ですのでタンクからの汚水漏れ発覚した8月19日(11)から16日後です。もし8月19日に測定していたらどれだけの値が出たかを考えると(=^・^=)は不安です。

5.汚水漏れのタンクの寿命は「保証」なし
 9月12日の「特定原子力施設監視・評価検討会汚染水対策検討ワーキンググループ」で東京電力は事故から1年の2012年3月ごろまでに設置した「フランジ型」タンクの耐用年数は発注時に仕様書で規定していなかったことを明らかにしました(12)。東京電力は「構成部材の耐久性などから5年の耐用年数があると判断している」としていますが、汚水漏れを起しているところを見ると、本当?て感じがします。
 これに対し、経産省資源エネルギー庁の新川氏は「現時点でタンクに財政処置を講じることはない」と言ってました(12)。タンクの寿命が5年としても、古い物は2年以上も経過しています。リプレースを計画しないと、そのうち設計寿命を超えたタンクで汚染水を保管なんてことになるんですかね。

6.汚水漏れの原因はわからず
 8月20日に300トンの汚水漏れが明らかになった福島第一原発のタンクは、解体されず汚染水漏れの原因調査をしていたのですが、原因を特定することに失敗しました(12)。今後は解体して原因を調べることになりました(12)。

7.除染の水、外洋に流出か
 福島第1原発の地上タンクから高濃度汚染水が漏れた問題で、東電は9月12日、原発港湾外側の海から約150メートルの距離で外洋に直接つながっている排水溝から、ストロンチウムなどトリチウムやセシウム以外の放射性物質が1リットル当たり220ベクレル検出されました(13)。
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  ※(8)を集計
 図―6 原発港湾外側の海から約150メートルの放射性物質濃度推移

以下に測定点の位置を示します。
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 ※Google Mapと(14)より作成
 図―7 高濃度の汚染水が確認された場所と汚水漏れタンク、排水溝位置

 これについて東京電力は「除染で出た水の一部が排水溝に流れた可能性がある。汚染水の海への流出は否定できない」と言ってるそうです。

8.陸側に放射性物質拡散
 8月12日に東電社員様が、8月19日は下請けさんが放射性物質で体が汚染される事故がおこました。東電は原因を
「工事等作業の放射性物質が飛散」
による可能性が高いと発表しました。8月19日はモニタリングポスト(放射線量の測定点)のうちMP-2の値が急上昇していたそうです(15)。
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※(15)(16)を引用
 図-8 MP2の放射線量と位置


この日は、双葉町のモニタリングポストでも空間線量が、午前8時の毎時1.09マイクロシーベルトから午後1時50分には毎時1.19マイクロシーベルトに上昇します(17)。MP-2の先には双葉町があります。
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 ※(16)(18)より作成
 図ー9 双葉町とMP-2の位置関係

 福島第一原発敷地外への放射性物質漏れは東電のデータでも確認されたみたいです。

9.1号機タービン建屋傍からも高濃度の汚染水
 福島第一原発の1号機タービン建屋の近くに井戸を掘って調べたら、1号機タービン直ぐに東側の1T-3から
  1リットル当たり8万ベクレルのトリチウムが
1T-3より少し生む側にいった1T-4から
  1リットル当たり2千700ベクレルのトリチウム

  1リットル当たり9千500ベクレルのその他の放射性物質
が見つかりました(19)。以下に1T-3、1T-4の位置を示します。
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 ※(19)とGoogle mapで作成
 図-10 1T-3、1T-4の位置

10.福島第一原発5,6号機の水処理装置から水漏れ
 東京電力の発表(20)によると、9月12日に福島第一原発5、号機の汚水処理装置から汚水がもれ、縦横3cm、深さ1cmの範囲で広がっているのが見つかりました。原因は不明ですが、漏れた汚染水から
 1リットル当たり4.2ベクレル
の放射性セシウムが見つかったそうです(20)。


11.また湯気がでる。
 7月18日、3号機原子炉建屋5階中央部近傍(機器貯蔵プール側)より、湯気が漂っているが見つかり、その後8月7日午前9時頃以降確認されなくなっていましたが、9月13日午前8時00分頃、再度、3号機原子炉建屋5階中央部近傍(機器貯蔵プール側)より湯気をカメラで確認されたそうです(21)。

12.汚染水はコントロールできていない。
 東京電力福島第一原発の放射能汚染水漏れ問題で、東電の山下和彦フェローは13日、「今の状態はコントロール出来ていないと我々は考えている」と述べたそうです(22)。これについて東電は、否定も肯定もしないようなコメントを発表しています(23)。東電も本音は「コントロールできていない」だったりして・・

<余談>
 9月12日に開催された「特定原子力施設監視・評価検討会汚染水対策検討ワーキンググループ」のネット中継の最後に、原子力規制委員会の更田委員が
「規制庁が発足してから1年たった。そろそろ人事移動があってもいい。俺は本当に頭が痛いよ」
なんて愚痴っている音声が流れてきました(12)。何に対して「頭が痛い」かは想像するしかありませんが、半ば公然と愚痴をこぼす程ですから相当に酷い状態だと思います。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(9月1週)―地下水バイパス破綻-
(2)Abe's assurance over Fukushima radioactive water comes under question- 毎日jp(毎日新聞)
(3)報道発表資料 |厚生労働省
(4)
(5)仏紙、五輪・汚染水記事に「フクシマ」風刺画 : 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
(6)映像|写真・映像ライブラリー|東京電力
(7)汚染水「コントロールされている」 首相発言の波紋 - YouTube
(8)福島のニュース 福島テレビ(9月13日放送) - YouTube
(9)第1原発は「野戦病院」 東電副社長、トラブル対処釈明(福島民友ニュース)
(10)報道配布資料|東京電力
(11)第6回特定原子力施設監視・評価検討会汚染水対策検討ワーキンググループ|会議|
(12)特定原子力施設監視・評価検討会汚染水対策検討ワーキンググループ|会議|原子力規制委員会
(13)除染の水、外洋に流出か 排水溝から放射性物質(福島民友ニュース)
(14)2013年9月12日福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(南放水口・排水路)(PDF 41.3KB)PDF
(15)2013年9月12日福島第一原子力発電所免震重要棟前ダスト濃度上昇および身体汚染者発生に関する原因と対策について(PDF 1.66MB)PDF
(16)福島第一原子力発電所の現況|東京電力
(17)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(8月5週)―陸へも放射性物質漏れ-
(18)福島県放射能測定マップ
(19)2013年9月13日福島第一原子力発電所1~4号機建屋周辺地下水の詳細分析結果(PDF 91.0KB)PDF
(20)2013年9月13日福島第一原子力発電所5・6号機 RO装置洗浄水槽からの水漏れについて(PDF 94.8KB
(21)東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について|東京電力
(22)汚染水「コントロールできているとは思わない」 東電幹部が認識 ― スポニチ Sponichi Annex 社会
(23)汚染水問題に関する当社関連報道について|東京電力
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  1. 2013/09/13(金) 21:59:02|
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