10月3日開催された第2回帰還に向けた安全・安心対策に関する検討チームの検討会の資料(2)、福島県の農林水産業に支払払われた賠償金は2013年8月30日までの集計で4,719億円の記載がありました。でも福島県の農林水産業の原発事故前の2010年の生産額は1,476億円(2)です。原発事故から2年半なのに生産額の3年分以上の補償が支払われています。しかも支払われたのは請求額の86%で、請求額は5,508億円です。いったいどこからこんな数字が出てくるのですかね?

※(1)より抜粋
図―1 福島県農林水産業の賠償請求額と支払額
でも、2013年の農林水産業が全滅したわけではありません。主力の米なんどはほとんど出荷額が減っていません。

(a)グラフ (b)数表
※(3)より引用
図―2 福島県農業出荷額の2010年と2011年の比較
実際の損害額はもっとすくないと思います。
福島原発事故による賠償金はウナギのぼりで、3兆円に迫る勢いです。

※(4)より引用
図―3 増え続ける福島第一原発の賠償額
でも不可解なところもあります。たとえば、福島県二本松市や本宮市のシイタケ農家が、2012年7月に福島第1原発事故に伴う賠償金として2億3千万円を請求しましたが、(=^・^=)なりに計算すると、1kg当たり2000円になります。一方、福島県のシイタケの販売単価は1kg当たり1000円程度でほぼ倍です(5)。
<余談>
東京電力は福島原発事故の賠償金を直接には1円も支払いません。現在の仕組みでは、将来はは(=^・^=)を含む日本に住む方(沖縄を除く)の電気代に上乗せです(6)。だから東電は賠償金の支払にあたっては確り確認してほしいと思います。でもそんな事は期待できない見いです。東電は東電から賠償金計約3400万円をだまし取られていますし、(=^・^=)の集計では、風評被害などの事業主の損害は4.053億円程度ですが、それに対し東電は1兆3881億円も支払っています(4)。このな事をされては、(=^・^=)の将来の電気代が不安です。東電は破綻させるべきです。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
第2回帰還に向けた安全・安心対策に関する検討チーム|会議|原子力規制委員会の参考1福島復興再生基本方針【PDF:4.0MB】別ウインドウで開きます
(2)
福島県ホームページ - 組織別 - 福島県市町村民経済計算 報告書第2部 統計表(PDF形式:467KB) 第1章 市町村内総生産(Excel形式:513KB)
(3)
めげ猫「タマ」の日記 2011年の福島県産「米」完売?(=^・^=)は買ったつもりないけど(4)
めげ猫「タマ」の日記 福島原発補償金サギ3400万円-これって氷山の一角(5)
めげ猫「タマ」の日記 二本松・本宮市産のシイタケは高級品―福島原発事故補償単価は平均価格の倍近いキロ当たり2千円―(6)
めげ猫「タマ」の日記 福島原発事故の補償支払額が2兆円突破―最後は電気料金の上乗せに!
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テーマ:どうでもいい報告 - ジャンル:日記
- 2013/10/03(木) 22:22:37|
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