福島県が福島県沖の海から、ベータ線を出す放射性物質が
海水1リットル当たり、0・02~0・23ベクレル
見つかったと発表したそうです(1)。そこで(=^・^=)なりにベータ線を出す放射性物質ってなにか調べてみました。(=^・^=)の結論は
①半分はストロンチウム90
②残りはストロンチウム90から生まれたイットリウム90
でした。
東京電力の発表によりと、全β(ベータ)すなわちベータ線を出す放射性物質の約半分はストロンチウム90だそうです(2)。

※(2)抜粋
図―1 全β(ベータ)とストロンチウム90濃度の相関
①ストロンチウム90のうち半分は約29年で、イットリウム90に変化しますが、こと時にベータ線と呼ばれる放射線を出します。
②イットリウム90は不安定で、約64時間で別の物質に変化しますが、この時もベータ線をだします(3)。
イットリウム90はストロンチウム90に比べ寿命(半減期)が短いので生まれると直ぐに別の物質に変化しますので、ストロンチウム90があると、同じ数だけのイットリウム90由来の放射線がでます。
ベクレルとは1秒間に出る放射線の数を表します(4)。ストロンチウム90が毎秒100個の放射線を出すとすると、毎秒100個のイットリウム90が生まれ、直ぐ(半分は概ね64時間以内に)に100個の放射性物質がでますので、半分がイットリウム90由来になります。
概ね全βの半分はストロンチウム90から出てくるもので、残りの半分は、ストロンチウム90由来のイットリウム90から出てくる放射線です。
<余談>
福島県は「今年度の測定値の範囲内で、特別な影響は考えにくい」としているそうですが(1)、福島県沖ではカルシウムたっぷりのシラス漁がおこなわれています(5)。

(a)シラスのカルシウム含有量 (b)シラスの操業範囲
※(6)より転載
図ー2 シラスのカルシウム含有量と10月11日よりのシラス漁操業範囲
「放射性ストロンチウムは生体内ではカルシウムと同じような挙動をとる」そうです(6)。シラスのカルシウムに混じって、ストロンチウム90が入ってないか(=^・^=)は心配です。この件は別の機会に記事にしたいと思います。
―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)
「影響考えにくい」汚染水漏れで県、海水調査結果公表 | 東日本大震災 | 福島民報(2)
2013年10月4日タービン建屋東側における地下水および海水中の放射性物質濃度の状況等について(PDF 885KB)PDF (3)
ストロンチウム90 - Wikipedia(4)
めげ猫「タマ」の日記 ベクレルとシーベルト(5)
シラス漁、初の試験操業 相馬双葉漁協 14日に出荷 | 県内ニュース | 福島民報(6)
めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(10月2週)―今年(2013年)もセシウム汚染米(7)
ストロンチウム - Wikipedia
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- 2013/10/13(日) 20:51:56|
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