めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島原発賠償3兆円突破―最後は電気代に上乗せ

東京電力の発表によると、2013年10月25日までの福島第一原発事故の賠償が3兆202億円となり3兆円を突破しました(1)。東京電力にはそんなお金はないので、原子力災害賠償支援機構が、銀行などからお金を借りて東電に支給しています。借りたお金は沖縄電力を除く電力会社が将来は分担して支払う仕組みです(2)。電力会社にもそんな余裕はないので、何時かは(=^・^=)の電気代にも上乗せされると思います。
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 ※(2)より引用
 図―1 福島第一原発賠償資金の流れ 

 だから福島第一原発事故の賠償が適切に行われているのか、支払が不足しているのか、あるいは過剰な支払いがあるのか(=^・^=)気になる所です。

 福島第一原発事故の賠償の総額は事故から2年7ヶ月以上もたった今も増え続けています。
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 ※(1)の毎週の発表を集計
 図―2 増え続けれる福島第一原発の賠償

しかし、その内訳は公表はあまりありませんでしたが、10月25日の原子力損害賠償紛争審査会(第36回)で、東京電力が実際に支払った損害賠償事例のうち、帰還困難区域少なくとも5年間は帰宅が困難で、帰還の見通しが全く立っていない「帰宅困難区域」について,原子力損害賠償紛争審査会であつかった実績が公表されました。4人世帯で9000万円、単身世帯で4510万円です。これには家財や住宅の補償も含まれています。
 表―1 帰宅困難区域の賠償平均額(実績)と想定
 ※住宅関連には、土地、建物、庭木や構造物(塀や駐車場?)を含む
 ※所得補償は36カ月分
 ※精神的損害は75ヶ月分(2017年5月まで)
 ※(3)を元に作成。
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 同時に想定値も含まれていますが、想定値より高い金額になっています。特に住宅関連は倍程度の金額になっています。4人家族でみると3年間の世帯年収が1090万ですので年間363万になりますから、帰宅困難区域の方うち原子力損害賠償紛争審査会に申し立てた方は、年収の11倍以上の住宅に住んでいる事になります。
 一方、生活の再建の為にはいつまでも仮設暮らしは無理ですので、住宅を新たに作る必要があります。住宅の平均価格(土地付注文住宅)は3600万なので(4)、その他の出費も考えれば4170万は妥当な金額とも思えます。住宅や家財の補償が終わっても、就労不能による損害賠償はこれかも続きます。避難指示解除準備区域や居住制限区域からの避難者には、月10万の精神的損害賠償が続きます。これからも原発賠償はどんどん増えていくと思います。

<余談>
原発事故賠償には、一部では過払いであると意見もあるようです。
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 ※(5)よりキャプチャー
 図―3 福島県の地元紙にのった雑誌広告

 東京電力は茨城・栃木の業者さんに「相当の期間」が過ぎたので、新規取引先の開拓や代替事業への転換などが「通常は可能と考えられる」と指摘」として、「風評被害」の補償を打ち切る動きがあります(6)。これに対し茨城県の橋本知事は答弁で「新たな取引先を開拓したり、代わりの事業を展開することは容易ではない。売り上げを確保しようと必死に取り組んできたにもかかわらず、現在も事故前の状況に戻らないのが実情と思われる」との見解を示しそうです(7)。どっちの考えが正しいかは(=^・^=)には分かりませんが、放置すれば賠償金額は止めどもなく膨らみ(=^・^=)の電気代は異常に高い物になると思います。
 また、精神的損害の賠償を「避難指示解除後1年」で打ち切ることに対して、
 ・「原発事故から2年7カ月が過ぎ、家屋の損傷やネズミなどの被害は想像以上。わずか1年では自宅を元通りにして帰還するための余裕がない」(福島県楢葉町町長)
 ・「住民は避難指示解除後1年で原発事故前の生活に戻ることができるのか。帰還宣言をいつ出していいのか判断できない」(福島県富岡町町長)
 ・「政府には他の避難市町村と差が出ないように強く求めるとともに、早期帰還者への追加的賠償や再除染の方針についても納得のいく説明を求める」(福島県楢葉町町長)(田村市の避難区域は2014年春に避難指示が解除される予定です(11))。
「福島県いわき市にある仮設住宅で年明け早々、車の窓ガラスが割られたり、ペンキをかけられる被害が相次いだ。高級外車やスポーツカーが狙われた」(8)なんてニュースがあります。仮設暮らしの福島原発難民の中には、「高級外車やスポーツカー」を持っている方がいらっしゃるみたいです。


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)賠償金のお支払い状況|東京電力
(2)めげ猫「タマ」の日記 福島原発補償は2兆4千億を超えた-これからも増え続け、いつかは(=^・^=)の電気代に上載せ
(3)原子力損害賠償紛争審査会(第36回) 配付資料:文部科学省
(4)警戒区域、避難指示区域等の見直しについて(METI/経済産業省)
(5)福島民報
(6)東京電力:風評被害の賠償打ち切り突然通知…事業主ら困惑- 毎日jp(毎日新聞)
(7)東京新聞:東電賠償 打ち切り通知は40業者 野菜農家や食品加工など:茨城(TOKYO Web)
(8)首長から不満相次ぐ 精神的賠償支払い期間で | 県内ニュース | 福島民報
(9)福島・田村市の都路地区、避難指示を来春解除へ :日本経済新聞
(10)避難先の街に落書き「被災者帰れ」 福島・いわき、東電賠償の有無で溝 特集・M9.0東日本大震災 福井のニュース :福井新聞
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  1. 2013/10/29(火) 20:34:23|
  2. -
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