めげ猫「タマ」の日記

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トラブルいっぱい!福島原発(10月5週)―今週は湯気3回-

 東京電力福島原発はトラブルが多く、トラブル毎に記事にするは面倒なので、まとめて記事にしています。先週につづき(1)、今週(10月28日から11月1日)もしっかりトラブルが起こっています。

1.今週は「湯気」3回
 先週に続き、今週も福島第一原発3号機原子炉建屋5階中央部からの湯気が出ています。
  ①10月29日午前7時55分頃~16時頃(2)(3)
  ②10月30日午前7時53分頃~16時頃(3)(13)
  ③11月1日午前7時52分頃~(13)
近々では
 9月は13日、15日、17日,18日、26日
10月は1日、2日、5日、8日、10日、16日、18日、19日、20日、22日、29日,30日
11月は1日
に湯気が見つかっています(1)(2)(3)(13)。

2.漏えい検知器が誤動作
10月29日午後5時45分頃、1号機タービン建屋1階南側電気品室の漏えい検知器が水漏れ警報を出したのですが、漏えい検知器周辺の床面が乾いていたので、検知器の誤動作と東電は判断しました(3)。誤動作の原因について東電から発表はありません。

3.地下貯水槽の底が浮き上がる
 10月28日、福島第一原発の地下貯水槽のうちNo.1の天端中央を中心に12cm程度の浮き上がりが見つかりました。地下貯水槽周辺の地下水位の上昇に伴って、浮力が増加することにより浮き上がりが発生したものと東電は推定しています(4)。東京電力と安倍出戻り内閣はタービン建屋を囲む「凍土壁」を計画しています。 完成すれば中の水を抜くことになります。巨大な浮力が発生する筈です(5)。大丈夫ですかね?以下に、今回、浮き上がりが生じた地下貯水槽No1と凍土壁のおおよその大きさを示します。
brg131101a.gif
 ※(6)(7)とGoogle Mapから作成
 図―2 凍土壁と地下貯水槽No1のエリア

 凍土壁は浮き上がりが生じた地下貯水槽に比べてかなり巨大です。地下貯水槽No1とは比べ物にならない浮力が働くと(=^・^=)は思います。

3.外洋からセシウム
 今週も排水溝や排水溝南側の南放水口付近の海水から放射性物質が見つかりました。以下に、南排水口付近の海水の放射性セシウム濃度と位置を示します。
brg131101b.gif  brg131101c.gif
 (a)放射性セシウム濃度           (b)サンプリング位置
 ※1(a)図は (8)中の「福島第一原子力発電所構内H4エリア、Bエリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(南放水口・排水路)」を集計
 ※2(b)図は(9)に加筆
 図―3 南放水口付近の放射性セシウム濃度推移

 外洋でも、1リットル当たり5.5ベクレルの放射性セシウムが見つかっています。上流の排水溝でも高い濃度の放射性セシウムが見つかっています。
 brg131101d.gif  brg131101e.gif
 (a) セシウムと全ベータ            (b)全ベータと雨量
 ※1(8)の「福島第一原子力発電所構内H4エリア、Bエリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(南放水口・排水路)」と、気象庁のデータ(10)を集計
 ※2 全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質(11)
 図―4 排水溝C-2ポイントの放射性物質濃度

 全ベータに比べ、放射性セシウムの濃度が非常に低くなっています。でも外洋(南放水口付近)の海水からは全ベータは見つかっていません。海水の全ベータの検出限界値は1リットル当たり20ベクレル程度とセシウムに比べ高く、ないと言うより測定が荒く見つけられない可能性が高いと(=^・^=)は考えています。
 また、全ベータの濃度が大きく変動していますが、図―3(b)を見ると雨が降ったと同時か後に急に高くなり、その後は徐々に下がっていくパターンを示しています。(=^・^=)は福島第一原発の敷地の放射性物質が雨に溶けて排水口に流れ込んだためと考えていまず。
 以下にC-2の上流のB-2,B-3での放射性物質濃度の推移を示します。
brg131101g.gif  brg131101f.gif
  (a) B-2                B-3
※ データ元は図―3に同じ
 図―3 排水溝B-2,B-3の放射性物質濃度

 この上流にある地下水観測井戸E-1の放射性物質濃度は高いままです。
brg131101h.gif
 ※1(8)の「福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果(H4エリア周辺) 」を集計
 図―4 井戸E-1の放射性セシウム濃度推移
 概ね1リットル当たり20万ベクレル前後で推移しています。

<余談>
 原子力規制委員会は規制委は東電が再稼働に向けて申請した柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)の安全審査を当面凍結するみたいです(12)。福島がこれだけトラぶっては無理のなことだと思います。
  


―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(10月4週)―4週も汚水漏れ-
(2)2013年10月29日東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について 【午後3時現在】
(3)2013年10月30日
東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について 【午後3時現在】

(4)2013年10月28日東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について 【午後3時現在】
(5)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発の凍土壁は税金の無駄遣い?
(6)2013年8月20日(いわき市漁協説明会資料)汚染水の現状と現在の対策について(PDF 625KB)PDF
(7)2013年4月17日社長会見配布資料(PDF 1.37MB)
(8)報道配布資料|東京電力
(9)めげ猫「タマ」の日記 トラブルいっぱい!福島原発(10月3週)―井戸から40万、排水溝から3万4千ベクレル/lの全ベータ-
(10)気象庁 | 過去の気象データ検索
(11)めげ猫「タマ」の日記 全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質
(12)規制委:柏崎刈羽の安全審査、当面凍結…東電社長と面談- 毎日jp(毎日新聞)
(13)2013年11月1日東北地方太平洋沖地震による当社原子力発電所への影響について
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  1. 2013/11/01(金) 21:02:11|
  2. -
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