めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島第一原発汚染水(1月5週)―外洋からセシウム-

  福島第一原発の1月3週(1日27日から2月2日)の状況をまとめてみました。先週に続き高濃度の汚染水が見つかっています(1)。
 ①外洋2カ所などがらストロンチウム90由来(2)の全ベータやセシウム
 ②海岸近くの井戸から1リットル当たり300万ベクレルの全ベータ
 ③トリチウム(放射性の水(3))が上昇中
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 ※1 東京電力の発表(4)(6)を元に作成
 ※2 値は1リットル当たりのベクレル数
 図―1 1月5週発表分の最高値

1.外洋から放射性物質
 東京電力の発表によると、港湾外側の2カ所の海水から、ストロンチウム90に由

来する全ベータなどの放射性物質が見つかりました。海水1リットル当たりで
 北側の5、6号機放水口北側(1月13日採取)
    全ベータ 11ベクレル
 南側の南放水口付近(1月13日採取)
    全ベータ 15ベクレル
です(6)。以下に南側の南放水口付近の海水の放射性物質濃度の推移を示します。
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 ※1(6)(7)より作成
 ※2 NDは検査出限界未満を示す。
 図―2 南側放水口付近の海水の放射性物質濃度推移

 これまでなかった放射性セシウムやストロンチウム90由来の全ベータが見つるようになりました。
 
2.海岸の井戸から300万ベクレルの全ベータ(新記録)
 海岸の近くに掘られたNo1-16井戸から1リットル当たり300万ベクレル全ベータに汚染された汚染水が見つかっています。新記録です。1月20日に310万ベクレルを記録しましたがそのままです(7)(8)(9)
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※(7)(8)(9)より作成
 図ー3 No1-16井戸の全ベータ推移

どんどん上昇している感じです。図―1を見てわかる通り、この井戸は海の傍にあります。そのうち、海に流れ出しような(あるいは今も流れだしているかも)気がします。先週から外洋で全ベータが見つかるようになっています。
 上昇しているのはこの井戸だけではありません。南側のNo1-14井戸も全ベータ濃度やトリチウム濃度が上がっています。
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※(7)(8)(9)より作成
 図ー4 No1-14井戸の放射性物質濃度推移

1月29日にNo1-16井戸の傍にNo1-16(p)が完成しました。ここも全ベータ濃度が急上昇しました。以下に1リットル当たりのNo1-16(p)井戸の値を示します。
 1月29日 検査出限界未満
 1月30日 170万ベクレル
で、たった1日で急上昇です。

3.トリチウム濃度が上昇中
 トリチウムは放射性水素で実態としては放射性の「水」として存在します。これについて東京電力は1リットル当たり6万ベクレルまで問題ないとしています(3)。(=^・^=)の計算ではエネルギーはセシウム137の30分の1程度ですし、殆どが水ですので、摂取しても体の外に直ぐに出るとしています。
 一方、トリチウムは放射性セシウムやストロンチウム90と異なり、DNAに取り込まれる危険があり、シーベルトで測った同じ被ばく線量でも影響が大きいとの意見もあります(10)(11)。(=^・^=)はどっちが分かりませんが、とりあえずトリチウムの濃度が上昇している井戸水があるので報告します。
 福島第一原発では今年(2013年)8月に汚染水タンクから300トン程の汚染水漏れが発覚しました(12)。そこで、汚水漏れを起こしたタンクの傍に井戸を掘って地下水の放射性物質濃度を監視しています(13)、その井戸の3つのE-3でトリチウムの濃度がじわじわ上昇しています。以下にトリチウム濃度が上がった井戸と最高濃度を示します。
 E-3井戸では、これまでの最高の1リットル当たり2500ベクレルのトリチウムが見つかりまいた。1月17日に1リットル当たり2800ベクレルのトリチウムが見つかりましたが、高止まりって感じです。
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※(13)を集計
 図ー4 E-3井戸のトリチウム濃度推移

 この井戸の海側(下流)には地下水バイパス用の井戸があります。地下水バイパスは、福島第一原発の汚染水対策として原子炉建屋に侵入する前の地下水を事前に汲み上げ汚染水の発生を抑えようとするものです(14)が、山側(上流)で汚染水漏れが起こり事実上破たんしてます(15)。
 海岸側の井戸No0-2は1リットル当たり7,000ベクレル、No0-4井戸は1リットル当たり15,000ベクレルのトリチウムが見つかりました(7)(8)(9)。以下にこれまでの推移を示します。
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(a)No0-4井戸          (b)No0-4井戸
 ※ (7)(8)(9)より作成
 図 No0-2,No0-4井戸のトリチウム濃度の推移

 どちらも急上昇中って感じです。


<余談>
 東京電力は昨年(2012年)7月22日に福島第一原発から今も海へ汚染水漏れが継続していることを発表しました(15)。それから半年近く経って、東電様が実施した対策に効果があったか(=^・^=)なりに気になるところです。汚染水対策の最終目的は、魚などの海に棲む生物の汚染を減らすことだと思います。福島第一原発付近では海流は北から南に流れています(16)。そこで福島第一原発の直ぐ南にある福島県富岡町のウスメバルの放射性セシウム濃度の推移を調べてみました。
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 (a)ウスメバルの放射性セシウム濃度      (b)富岡町の位置
 ※1(a)は(17)より作成、(b)(18)より転載
 ※2 NDは検出限界未満を示す
 図―6 富岡町産ウスメバルの放射性セシウム濃度の推移と位置
 
(=^・^=)のみた感じは下がっていません。


―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発汚染水(1月3週)―海岸近くの井戸から310万ベクレル-
(2)めげ猫「タマ」の日記 全ベータはストロンチウム90由来の放射性物質
(3)めげ猫「タマ」の日記 トリチウムは放射性水素
(4)報道配布資料|東京電力
(5)福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果
(6)(5)の「1.海水(港湾外近傍)」の2月2日付発表(2月2日に閲覧)
(7)2014年1月31日タービン建屋東側における地下水および海水中の放射性物質濃度の状況等について(PDF 1.14MB
(8)(5)の「3.地下水(1~4号機護岸)」の2月2日付発表(2月2日に閲覧)
(9)(4)の「福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果」
(10)めげ猫「タマ」の日記 女の子が多い福井県おおい町の子供達
(11)めげ猫「タマ」の日記 トリチウムの放出量が多いほど男の子が少なくなる福井県
(12)第3回特定原子力施設監視・評価検討会汚染水対策検討ワーキンググループ|会議|中の「資料1H4タンクエリアにおける漏えいについて」
(13)(4)中の「福島第一原子力発電所構内H4エリアのタンクにおける水漏れに関するサンプリング結果 (H4エリア周辺)」を集計東京電力]【PDF:2.0MB】」
(14)めげ猫「タマ」の日記 福島第一原発汚染水(12月2週)―180万ベクレル-
(15)地下水バイパスの取り組みについて~汚染水を増やさないために~|東京電力
(16)気象庁 | 東北周辺海域のデータ 旬平均海流
(17)報道発表資料 |厚生労働省
(18)めげ猫「タマ」の日記 食品中の放射性セシウム検査のまとめ(2013年11月)―スクリーニングレベルを超えても知らんぷり?ー
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  1. 2014/02/02(日) 21:07:51|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
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コメント

ウスメバル

 魚の汚染状は下がるどころか、完全に上がって行ってますよ。平均値ライン引いたら右肩上がりです。
 それにしても井戸酷いですね!もうドンドンヤバくなってる、、。
  1. 2014/02/03(月) 01:50:28 |
  2. URL |
  3. hotaka43 #mWyI0ZzU
  4. [ 編集 ]

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