めげ猫「タマ」の日記

一寸気になったどうでもいい事を記事に

福島原発事故総費用10兆円が確定―でもまだ増える―

 2月5日に福島県の2014年度の福島県の予算案が発表になりました(1)。総額は1兆7145億円で、このうち復興関連の予算が8,705億円です。これまでの累計で4兆0620億円になりました。他に国の放射対策予算の1兆9772億年、東電の支払った賠償(2014年1月末まで)3兆3951億円、福島原発事故に伴う東電の特別損失の1兆2689億円、さらに国が東電に出した補助金470億円を加えると10兆7502億円ですが、福島県予算中の環境回復費用の合計7,385億円は国の除染予算で出されているので、これを差し引くと、
 10兆0107億円
で、10兆円突破が確定しました。以下に、福島県の予算額の推移を示しますが、20111年に倍増したあと一向ににへる気配がありません。このまま支出は増え続けると思います。
brg140206a.gif
 ※(2)で作成
 図―1 福島県予算の推移

 福島原発の復興ににはいくつかのルートでお金が出ていると思います。
①復興費用
復興交付金(3)などで手当てされた復興費用ですが、福島県の発表をみると原発事故によって起こったり、酷くなった事への対策に多くが使われています。福島県は13の重点項目を挙げていあすが、その1項目目が「人口減少・高齢化対策」です。福島原発事故後に若い女性の流出が続きほっておけば男だらけ男社会になってしまいます(4)。さらには、1人の女性が生涯に出産する子ども数の推計値である合計特殊出生率も大幅に下がっています(5)。これから出産適齢期を迎える若い女性が逃げて行き、しかも残った女性も子供を産まなくなっては福島県民は別にして、福島県には未来はありません。そこで「人口減少・高齢化対策」として
・出生数の回復
・人口の県外流出の抑制
などを挙げています。他の項目も見たのですが、福島県の復興に関連した項目が多くなっています。福島県は2012年度予算以降は「震災・原子力災害対応分」を明示しています。図―1を見てわかる通り、2011年では当初の予算額に比べ補正後の予算が急増しています。これは福島原発事故の対応が大部分だと思います。この増分も「震災・原子力災害対応分」とみなすことができます(3)。この費用は
 2011年度 15,492億円
 2012年度 7,255億円
 2013年度  9,168億円
 2014年度  8,705億円
で、合計4兆0620億円です。この費用のうち、環境回復費用は国の放射線対策関連の予算から支払われています(6)。この費用は
 2011年度  706億円
 2012年度 2,812億円
 2013年度 2,600億円
 2014年度 2,455億円
で(3)、合計で8,573億円です。

②放射線対策費
 福島県の他に国も放射線対策を行っています。この費用は
 2011年度 2,459億円(7)
 2012年度 4,513億円(7)
 2013年度 6,200億円(7)
 2014年度 6,600億円(8)
で、合計1兆9772億円です。ただし福島県の環境回復費用も含まれることに注意してください。

③東電への国の補助金
 国は東電に470億円の補助金を直接出しています(9)。

④原発事故賠償費用
 東電が窓口となって支払った原発事故賠償は2014年1月30日時点で3兆3951億円です(10)。なお、このお金は東電は直接には1円も負担していません。国の機関(原子力損害賠償支援機構)が必要に応じて東電に渡しています(11)。

⑤福島原発の安定化等
 福島第一原発1から4号機の損失や安定化させる費用のうち東電分は特別損失して決算毎に発表しています。以下にその額を示しまます。
 2010年度 9,204億円(13)―11年3月11日は2010年度―
 2011年度 2,871億円(13)
 2012年度  402億円(14)
 2013年度  212億円(15)―2013年12月末まで―
で合計で1兆2689億円です。

以上の①から⑤を合計すると10兆7502億円ですが、福島県の環境回復費用の7,395億円はダブっているので、福島第一原発事故の総費用は(=^・^=)が気づいただけで
 10兆0107億円
で10兆円を突破しました。

<余談>
まずわ長くなってすいません。お金の流れが分かり難く、説明が長くなってしましました。以下に福島県と宮城県の予算額の推移を示します。
brg140206b.gif
 ※(2)、(15)、(16)、(17)より作成
 図―2 宮城県と福島県の予算の比較

 宮城県の予算は着実に減っています。あと2,3年で平常規模に戻る気がします。でも、福島県の予算は減る気配がありません。しばらくは莫大な予算を使い続けると思います。このまま行ったら総額いくらになるか(=^・^=)には想像でいません。福島県の今年の税収は2000億円程度です(1)。2013年度の東電の利益見込み額は670億円です(18)。ただしここには除染費用も賠償費用も含まれていません。このお金は、東電と福島県だけでは負担できないと思います。いつかは(=^・^=)の電気代か税金に化けるような気がします。
 
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)福島県ホームページ - 組織別 - 当初予算
(2)福島県ホームページ - 組織別 - 予算
(3)福島県ホームページ - 組織別 - 復興交付金
(4)めげ猫「タマ」の日記 「東京ガールズコレクション」福島県郡山市で開催―その訳は?-
(5)めげ猫「タマ」の日記 福島県の合計特殊出生率がダウン―福島原発事故の影響、福島テレビ!―
(6)福島県の除染対策について
(7)除染、汚染廃棄物処理関係予算について [PDF:116KB]
(8)[PDF]平成26年度 予算概算決定概要 - 復興庁
(9)原発「凍土壁」国が全額負担、14年度中完成へ : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
(10)賠償金のお支払い状況|東京電力
(11)めげ猫「タマ」の日記 福島原発補償は2兆4千億を超えた-これからも増え続け、いつかは(=^・^=)の電気代に上載せ
(12)2012年5月14日 特別損益の計上に関するお知らせ PDF版(PDF:138KB)
(13)2013年4月30日 特別損益の計上及び業績予想との差異に関するお知らせ PDF版(PDF:139KB)
(14)2013年1月31日 特別損益の計上に関するお知らせ PDF版(PDF:127KB)
(15)予算編成の考え方 - 宮城県
(16)平成25年度宮城県当初予算案の概要
(17)河北新報 東北のニュース/宮城県新年度予算案方針 一般会計1兆4500億円
(15)「通期業績予想の修正に関するお知らせ」についてはこちらをご覧ください。

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テーマ:どうでもいい報告 - ジャンル:日記

  1. 2014/02/06(木) 20:28:35|
  2. -
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

200兆円

最高予想額200兆円。
100年後迄に石棺が出来たとしての予想です。廃炉なんざあ、考えても無理。
 40年で廃炉!?チャンチャラ可笑しい。1~3号機のプールの燃料取りだしに、下手すりゃあこの位掛かる。
 そうかぁ!そんで経産省は40年って描いたんだ。その後「もうこれ以上出来ないから、石棺ね」って言って、シラを切る。そのこりゃあ、もう当事者は地獄の釜の中。
  1. 2014/02/07(金) 13:10:35 |
  2. URL |
  3. hotaka43 #mWyI0ZzU
  4. [ 編集 ]

年間3兆超えの増加分の燃料費が100年続いたら300兆ですね。


金額の事言い出すなら事故っても4年でペイするから動かせって話になりはしません?
  1. 2014/08/01(金) 18:08:13 |
  2. URL |
  3. #-
  4. [ 編集 ]

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